【感想・ネタバレ】オールラウンダー廻(19)のレビュー

あらすじ

全日本アマチュア修斗ライト級決勝戦。共にダメージを負うメグルとタカシ。一歩も譲らない二人の戦いも最終ラウンドを迎える。支えてくれたジムの指導者や仲間たちが見守る中、頂点に立つのはどちらだ。立ち技だけではなく寝技や柔術、レスリングの的確な描写はプロの格闘家もうならせる本作もついに完結です。番外編2本を収録した最終巻。1~18巻と揃えてあなたのお手元に是非。

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MMAを愛する人たちへ

格闘マンガ。群像劇であり、青春小説のような読後感を味わえる。

世界観の核となるのは格闘技“修斗”である。
初代タイガーマスクである佐山聡が提唱し確立した、
日本生まれの「実在の」総合格闘技であり、それを統括する団体、イベントの総称が修斗である。
修斗はライセンスによってカテゴライズされ、クラスAのプロフェッショナル修斗世界王者を頂点に、B、Cそしてアマチュアが存在する。

本作品はアマチュアシューターである主人公の廻が、プロの登竜門である全日本選手権へと至る過程で、
登場人物のそれぞれのバックボーンと格闘技に対するスタンス、人物像を描きながら物語を進めていく。

格闘技を知らない人は一風変わった青春群像劇として楽しむことが出来る。
格闘技オタクは“打投極”の回転の如く展開される物語を、“よくぞここまで描いた!”と唸りながら味わえる一作。

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2020年02月26日

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