あらすじ
隠の世から遠ざけるため、旭日は森羅万象を用い壬晴の記憶を消去していた。10年前の記憶を取り戻した壬晴は揺らぎなき決意とともに隠の王となる。それは切り裂かれた半身ともいえる存在を取り戻すことでもあった。分たれた二つの魂、再会の時が、今。
(C)Yuhki Kamatani/SQUARE ENIX
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たしかアニメが先に終わったので
漫画とアニメの終わり方、死ぬ人が違うけど
アニメの終わり方もよかったし
漫画の終わり方もよかったです。
でもやっぱり最後ちょっと寂しい気持ちになりました…。けど、
久々にみて、やっぱり面白い作品だなぁと思いました。
一時期、黒猫を飼ったら宵風ってつけよう!って考えてたなぁw
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最終巻。
涙。泣けた…。
壬晴の選んだ、森羅万象の最期。
虹一としじまの選んだ未来。
そして、ようやく再び呼べたあの人の名前。
改めて寂しくもなったけれど、思い出せて良かった。
お話が進むほど読みごたえも出てきて、このラストに満足。
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最終回。
また最後に宵風に会えてよかった。
死ぬことは辛いけれど、忘れるのはそれ以上にきっと寂しいね。
虹一と雷鳴の別れのときのセリフが、二人らしいなあと思いました(´`*
最後の、壬晴の楽しそうな姿を見て、笑顔になる雷鳴のシーンが、何度も何度も思い出されます。
雷鳴もあのとき選んで、そうして、よかったと思えてよかった。
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虹一としじまは森羅万象で人間になって人間として死んでいくんだと勝手に予想してた…盛大にはずれた…雷鳴ーーーッ!!ら…らら…雷鳴ーーーッ!ウワーッ
帷が生きててよかったよ…
宵風も戻ってきてほしかったよ…
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良い終わり方でしたー!最初の頃に比べたら壬晴くんの強くなったことを凄く感じました。そうして取り戻したのが宵風の記憶というところが嬉しかったです。大好きな人を亡くしてしまった悲しい気持ちも好きな人の記憶なんですね。う〜ん、私がそんな立場になったらそう思えるかな。そうだと良いです。
帷先生は終盤はほぼ瀕死だったから印象が薄くなってしまいましたね。瀕死になったからこそ壬晴くんがあれほど揺さぶられた訳ですけれども。
虹一としじまの不死者コンビもお気に入りです。虹一と雷鳴の関係も気になってました。この二人は両思いじゃなかったかな〜。ファンブックにもそんな事は書いてありませんでしたし。不死者であまりにも長い間生きてきた事と元は梟だと思えば、そうなんですけどね〜。そこを越える気持ちがあったのかと。
これで終わりなのは寂しいけれど、アニメは観ていないのでそのうち観てみたいと思います。
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ずっと一巻から追いかけていた作品でした。途中メインキャラたる宵風がいなくなったのは衝撃的だったけどそれはこの物語の中枢を担っていてなくてはならないものでした。雪見の葛藤や宵風の痛烈な願いは、どれもかれもなくてはならないもので、それは隠の王に必要なものだったと思わせるような、説得力と感動と優しさをくれる素敵な作品でした。素敵、って言葉が本当に似合うものだとも思います。いろんな視点や優しさと温かさと、痛みと切な思いや願いをくれた作品でした。作者の鎌谷悠希さん、たくさんの気持ちや考えを教えてくれてありがとうございました!
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ずっとずっと待ち望んでた隠の王、最終巻です。
虹一としじまの願い、あの人の野望、帳先生や雷鳴の決意、それぞれみんなが望む未来に囲まれて、壬晴はどんな選択をするのか。どんな結末になるのか、全く想像がつかなくて読むのすごいどきどきしました。
正直、壬晴が森羅万象を使って宵風が生き返って、虹一たちもみんなが死ぬまで一緒にいて、みんなが死ぬときに死のうっていうこおに決めて、宵風は雪見とあの部屋にまた住んで。そんな風に終わってくれたらいいなって思ってたんです。むちゃくちゃですけど。
だって本当に宵風が消えてしまってから悲しくて、もっともっとみんなと笑いながら不器用でも生きるって楽しいなってたくさん感じてほしかった。
でもやっぱり、それは彼らの信念とか決意は無視してる形で、私個人のエゴなんですよね、実際そういう終わり方だったら少しがっかりしちゃうなって思う。
素晴らしい最終巻だった。
言葉ではいい表せない。自分の文章力では伝えられないけれどもうほんとうに隠の王読んでてよかったって思いました。
宵風を思い出してくれてありがとう、
宵風を、壬晴や雪見のもとへ返してくれてありがとう。
壬晴と宵風は不思議な関係ですよね。恋人という感じでもないし、友人というには愛が深すぎる。私は二人は双子か、鏡に映った自分みたいな関係な感じがします。
以前言いかけて、結局いえなかった「ただいま」「おかえり」をやっと言えた宵風と雪見。このシーン、すごく好きです。涙腺壊れた。ドアの前で宵風を見送る壬晴の晴れ晴れとした慈愛み満ちた笑顔。宵風の根幹には、雪見とあの部屋があるんだなあって思って、切ないのと同時にほっこりしました。不器用にだけどお互い家族並みに大切に思ってる二人が再会できて、雪見が「宵風」を思い出してくれて、よかった、本当によかったー
それから壬晴の選択。森羅万象は使わないって、決めたのすごいなあって思います。他人の命の采配が自分の手にあるって、ものすごく恐ろしいことで、死なないようにすることができるのにあえて森羅の誘いを断った壬晴。しかも自分のために、自分の意志で。ずっといままで周囲の人の意見にゆらゆら揺れてた、無関心でいようと努めてた壬晴が・・・。成長したなあ、っていうか、より強く優しくなってくれたなあって思いました。
変わる人もいれば変わらない人もいて、例えば風魔小太郎や一季さんのことも無理やりいい人とかにしないところが、好きです。
一季さん、この漫画で最強なのでは・・・。
とにかく隠の王、最終巻発売おめでとうございます。鎌谷先生、おつかれさまでした。切なくて、でもあったかくて、もやもや考えさせられるところもクスっと笑える小ネタも満載の隠の王大好きでした。いやこれからもずっと大好きです。人生のバイブルにします。笑
背表紙と、表紙カバーの折ったところ?と目次ページが素敵ですね。壬晴が手を振る先には、宵風がにっこり笑って立っていると信じています。
Posted by ブクログ
最終巻。よかったなー。っていつも思う。
いろんな人の固定化してしまった強い願い、思いとを元の形に自然に返すことはできないけれど、森羅万象という過ぎた力をみんなでどうするか必至に考えていった感じ。
物語の中で悪者役としてしか存在できなかった人もほんとはどうにかなればよかったとも思う。
彼の目的達成のための努力が全部全部溝に捨てられたのは惜しい。
あの世界は元に戻ったようで戻っていない。誰もが痛みを抱えて再度歩きはじめた。
…でも帷先生は愛されてるな。いままでの苦労で既に対価を払っているのかな。
禁術のバランスは結構悪かったけど、萬天の秘術も素敵だったよね。これが秘術っていったのは相澤だったかな。確かの層なのかもしれない。
ある意味で忍術はもう技術に追い抜かされてしまうようなところも書いているのかなっとも。忍道部は科学部のコンテストにでざるを得なかったわけですしね。
Posted by ブクログ
鎌谷さんキャラクターの表情の描き方が上手すぎてもう…!!雷鳴の泣き顔とか壬晴の笑顔とかすごいぐっときます。しかし、話の内容的に、あれほどひっぱんたんだからもう少し宵風のシーンを増やしてほしかったです。何のためにあそこまで闘ったの!