あらすじ
妖×人間の禁断愛、激売れ・待望の12巻!
実沙緒は100年に1度生まれる「仙果の娘」。その血肉は妖に不老不死を与え、花嫁に迎えれば一族に繁栄をもたらすという。
実沙緒を愛し、守ろうとする天狗の長、匡とついに結ばれ、匡は至上の力を得る。匡は無敵の存在となり、他の一族は、なりを潜めたかに思えた。
が、かつて謀反を起こし行方不明となっていた匡の兄・祥が、再び天狗の郷に姿を現す。祥は匡に匹敵するほどの力を得ており、他の一族や郷の者を手なずけ、妖の世界を乱世状態へ巻き込んでゆく。
幼い頃、匡と実沙緒が恋に堕ちなければ、匡は兄・祥を押しのけて当主の座を望むこともなく、実沙緒は祥の嫁になるはずだった…実沙緒を巡る兄弟の哀しい運命が今また、複雑に絡み始める…!
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Posted by ブクログ
相模とあやめの夫婦の絆が最高すぎた。あんなにクールな相模から愛してるなんて言葉が出てくるとは思わなかったからすごいドキッとした。2人ともお互いの立場をわきまえた上での愛で素敵。泣ける。伯耆の心の闇と前鬼の刺青とピアスの秘密。伯耆の動きはまさかだった。前鬼の暴走してるけど理性が残ってるところ、匡に抑え込まれて涙流してるシーン泣けた。いつのまにか八大大好きだから誰も死なないで帰ってきてって思っちゃう。
Posted by ブクログ
祥との戦争が始まりました。
元八大天狗の一人だったからか、内部事情に詳しい祥。人の弱みにつけこむという、いやらしい戦い方をします。
そんななか、相模とあやめに感動。相手に危機が迫っていると分かっているのに、当主を守ることを優先した相模と、相模より実沙緒を守ることを優先したあやめ。匡と実沙緒の関係とはちょっと違いますが、自分の立場も考えた上での行動はすばらしいです。
前鬼の入れ墨にも理由があったことが分かりました。実は匡と互角の力を持っていたんですね。。。
前鬼のピンチに匡が苦渋の選択をするのかと思いましたが、最後は前鬼を助けれて、よかった。
八大天狗の中で、一番のお気に入りだったんで、死んでしまったらどうしようって思ってました。
伯耆も最初の方で様子がおかしいと思ったら、案の定祥の側に付いてしまいましたが、実は彼には彼の考えがあったということで、最後のどんでん返しには納得です。
やっぱり、八大天狗の中に裏切りものがいるのは悲しいですから。
そろそろ匡VS祥の戦いは最後になりそうですけど、どう決着をつけるのか、楽しみです。
伯耆と前鬼の過去
いつも主人に尽くしている2人の過去に深い闇があったというのが意外でしたが、またしてもそれを救っていたのが匡だったというのが良いお話です。