あらすじ
実沙緒(みさお)――おまえは仙果(せんか)の娘
その身を手に入れた妖(あやかし)の一族には、栄華と繁栄がもたらされる
そしてこの身はおまえの血を、おまえの身体(からだ)を贄(にえ)として喰(く)らい尽くすことを定められた妖
それでも…おまえを手放せない
おまえを愛することを……止められない
たとえこの身が罪の炎に焼かれようとも――
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何回読んでもドキドキ。
とうとう一線を越えた2人。これ以上、無闇にみさおを危険に晒したくないキョウと、一度愛されるという行為を知ってしまった為にもっと愛されたいと思うミサオ。お互いの気持ちもありますが、葛藤するキョウが辛い。
Posted by ブクログ
どうやら抱かれても実沙緒は何も変わらないらしい。今まで通り他の妖に狙われる事も変わらないらしい。え?って感じだった。やっぱり杞憂だったのかな。赤飯持ってきた小銀ちゃん震えてて可愛かった。実沙緒を抱きたくても我慢してる匡が見ていて辛い。のに、触れられなくて寂しくなっちゃう実沙緒。気持ちはわかる。実沙緒を狙って周りの人間が傷つけられ憔悴しきってしまう実沙緒。頼光の前でわざと悪人のフリをして実沙緒は何も悪くないという匡がイケメンすぎて。最後に匡のお父さん登場。全然似てない。お母さんが美形なのかな。後半に三つ子の番外編が。兄弟愛って感じでウルッとした。数巻前にあった、豊前と前鬼の話がチラッと垣間見れたようで良かった。
また一難
匡と実沙緒が結ばれて、最強の力を得て、万事うまく行くのかと思いきや、そうではないんですね。そして次なる新キャラお父様がまた波乱を呼びそうでハラハラします。
Posted by ブクログ
実沙緒と結ばれたことで、強大な力を手にして、頼光の術を解いた匡。
一番の妖が生まれたことが日本中に広まって、妖弧の使い魔の小銀ちゃんが返信したちっちゃな忠信が赤飯持ってきたりと、ちょっとお喜びモードに。
でも、結ばれたあとも実沙緒の力が変わってないことで、実沙緒が妖から狙われることは変わらずのため、妖が人間に取り憑いて、トラブルを起こし始めます。実沙緒は自分が原因であるということで、頼光の手を一瞬取ろうとしますが、あんなに守ってもらいながら、今更人間側に付こうとするなんて、何考えているんでしょ。こんな覚悟もなかったのかとイライラしました。
一方、匡は男前度が上がりました。実沙緒のことも考えるけど、一族のことも考える。実沙緒と何度もしたいはずなのに、ぐっとこらえてたりして、かっこいいです。
最後に匡のパパが出てきましたが、この件の黒幕って、やっぱり祥ですかね。
次巻に期待です。