【感想・ネタバレ】るろうに剣心―明治剣客浪漫譚― モノクロ版 23のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

斎藤さんの闘いぶりが鮮やか…強すぎます。

そしていよいよ始まった縁と剣心の闘い。
いやー、アツいですね!アツい!!(ご…語彙が…)
薫殿逃げて!超逃げて!
目次、いつも剣心だったのに薫殿になっててなんだか不吉ですね…

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2021年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

薫が、自分が死んだら剣心が苦しむから、剣心のために自分は死ねない、と言うシーンがあります。
「愛する人のために死ぬ」ということが何かと美化されてもてはやされる昨今(いつの世も?)ですが、「愛する人のために死ぬなんてしない」と言いきるヒロイン、素敵だと思います。
「毒親」問題なんかでもよく言われますが、「~ために」と「~せいで」は紙一重。ケーキを我慢するとか、全力疾走するとか、会社ひとつ潰しちゃうとか、くらいなら良いかもしれないけど、死ぬという取り返しのつかないことは、誰かのためにすることではないし、ましてやさせられることでもない。
死というのはいつでも「神様の思し召し」。なぜ、どうして、なんのために、ということは人間には計り知れない。そうやって人間はなんとかやってきたんじゃないんでしょうか。

■追憶編
・剣心が維新志士(長州藩)の影の人斬りをやっていたころ。若冠15才。ばさばさ斬ってる。新しい時代のためと信じて。
・あるとき、人斬り現場を女に見られる。失神しちゃったのでとりあえず連れて帰る。女ができたのかと周りにからかわれ否定するも、なんとなくそのままに居つく女。
・名前は巴。無表情な美女。帰る場所もないらしい。日記をつけている。なんとなく剣心も心許してく。人斬りとしては、最近剣筋が鈍くなってきたと噂される。
・元治元年。池田屋事件とか禁門の変とかで長州藩ピンチ。人斬り抜刀斎も次の動きが決まるまで田舎に隠れ住む。怪しまれないよう、巴と夫婦のふりをせよと命じられるが、いつからか愛し合っていたふたり、形だけでなく本当に夫婦になる。
・長州藩内での裏切りで命を狙われる抜刀斎。これに、巴の敵討ちが絡んでいた。巴は自分の許嫁を殺した男の敵討ちをしたくて長州藩内の裏切り一味と手を組んでいた。許嫁を殺した男とは抜刀斎。皮肉なものです。
・でも剣心を愛しちゃった巴、仲間には嘘の報告をしたりするが、巴自身が既に剣心の弱点となってしまっている。人質状態の巴を助けに、全力で賊と戦う剣心。いろんな敵からのトラップなどあって、最後の最後、剣心を助けるために躍り出てきた巴を剣心自身が謝って斬ってしまう。
・これをきっかけに、暗殺家業は志々雄真実に引き継ぎ、剣心は最前線で剣を振るう遊撃戦士となる。

■決戦前の十日間
・という剣心の身の上話を聞いたみんな。夜のガールズトークにて、恵は、私が巴の立場でも同じことをする、剣さんのために死ねるわと言う。それに対して薫は、私は、私が死んだら剣心は自分を責めて苦しむから、私は絶対に死なないという。ここ好きです。
・弥彦。憧れの剣心の強さは、剣術の強さだけじゃなく、死ぬよりも辛い心の痛みに耐えて生きてきた強さなのだと知る。自分も本当の意味で強くなって、目に映る泣いている人たちを守りたいと語る。ここも好きです。そして薫からついに神谷活心流の奥義を教わる。
・縁との戦いを止められるとしたらそれは巴の言葉だけ、という恵の一言を聞いて、巴の日記帳があればもしかして…と考えた薫。京都にいる操に手紙をだし、届けてくれるよう頼む。操、蒼紫と共に出発。
・恵には、会津に戻って医者をしてくれという声がかかっている。恵や弥彦を見て、自分も身の振り方考えなきゃなあと思う左之助。
・剣心と薫。時代は変わって、人も変わっていくけど、それでも私は剣心とずっと一緒に居たい、とつい告白。ここも好きです。剣心、京都戦から帰ってきたとき「ただいま」と言ったけど、その言葉を言ったのは流浪人になってから初めてのことだったでござるよ、という返事。いい感じ。
・斎藤&張。志々雄が東京湾攻め混みに使おうとした軍艦の入手元が、縁が上海でトップにたつマフィア集団絡みであるということで、縁戦に絡んでくる感じ。

■縁以外の雑魚戦
決闘の日来る。正直この辺は飛ばし読み。
・弥彦が場を任されて命懸けで戦う。勝つ。
・左之助もなんやかやで勝つ。もうハラハラしないくらい強い。傷は負うけど。
・斎藤が出て来て、相変わらずクールだけど結果的には助っ人、圧勝。作者裏話にもあったが、「斎藤一を前にするとどんな敵キャラも弱くなってしまう」。
・剣心も戦う。勝つけど手負い。

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2015年09月17日

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