【感想・ネタバレ】砂時計 1のレビュー

あらすじ

植草杏、12歳。両親の離婚を機に母親の実家・島根に越してきた。田舎独特の雰囲気をなれなれしくプライバシーが無いと感じた杏。だが、近所に住む大悟と知り合い、徐々に自分の居場所を見つけるのだった。しかし、彼女を支える母親が仕事中に倒れて…!?現在、過去、未来をつなぐ恋の物語、第1巻!!

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杏さんの成長譚

12歳時と14歳時のエピソード、それぞれが身に沁みました。
故郷を出たかったというか母親、結婚生活では夫が事業に失敗し、結局、娘と実家に戻ることに。その母にも心身ともに忍び寄るものがあり、悲しい結末が。
中学生となり、近所で友人となった男の子との交友もだいぶ進展していて……母の死と共に止まっていた生理が復活するのも象徴的でした。
この作品はちゃんと本を買って読みたいです。

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2023年11月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の杏ちゃんがリアルな子なので、好きです。
こういう、バランスの悪い女の子、現実にいますよね。
いい子を演じてるつもりはないけど、
人を傷つけたくないし、自分も傷つきたくない。
そんな性格なんですよ。めちゃくちゃ共感するなあ…

あとはラブストーリーとしてもいいですね。
これはなかなか少女漫画らしい展開もあるし、
面白いと思います。絵もとっつきやすい絵ですし。
重い話なんですが、私はそこまで重く感じませんでした。

最後のハッピーエンドも、
キラキラした純粋なハッピーエンドではありませんが、
すごく良い終わり方だったと思います。

いい漫画だな~と思いました^^

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2011年04月23日

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出会い

母親に連れられて引っ越した先で女の子が出会った大切な人たちとの日々を描くお話の第一巻。

主人公の植草杏は東京に住んでいたが父親の借金が原因で両親が離婚し母親の地元である島根に引っ越した。
12歳の杏にとってそこはプライバシーのないなれなれしい空気になじめずにいたが、出会った同い年の男の子である北村大悟と仲良くなる。
一方母親は離婚や出戻りで心が不安定になっていた。
その母親を助けたい一心で杏は子供の小遣い程度でいいので大悟と一緒にバイトを始める。
働き場所は立派なお屋敷でキリキリ働く杏が出会ったのはその家の住人のつき月島藤だった。
大悟だけでなく藤とも親交を深める杏だったが母親が自ら命を絶ってしまう。
その後中学に進学した3人はなんともいえない距離感で仲良くなる
杏と大悟はお互い思いあっているが彼と同じ部活の女子の妨害があってなかなか近づけないことも。
しかし中二のサマーキャンプで思わぬハプニングから付き合うことになった。
雨降って地固まる的な二人を何とも言えない表情で藤は見ているのだった。

東京から田舎に引っ越してきて不安な中出会った相手に惹かれていくヒロインの気持ちにとても共感した。
母親の田舎が嫌いで出戻ってきたことに対するモヤモヤとした気持ちもとても共感できた。
これから3人の関係がどうなっていくのか楽しみ。

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2021年09月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3度目(もっとある?)の読み直し。自分が生きるについて考え直したいときに読んでる気がする。何度も読んでいるのに、初めて感情移入して深く共感した言葉が多かった。一年計砂時計を見て「こうやってみると1年って意外と長いのねえ」と言ったお母さんの1日の早さの感覚。「がんばって!」と言われて「うん」と返すまでの少しの間。生きづらさを感じるお母さんへの共感だけでなく、杏やおばあちゃんなど、自分が追い詰めたと後悔する周りの人達の気持ちも昔よりわかるようになった。
ただの胸キュン少女漫画じゃなくて、人の複雑な心の内を細かく描写している漫画。
ただ、出会ったばかりの杏に「ずっと一緒におっちゃるけん」と約束する大悟や、すぐにそれを絵馬に書いて祈る杏の行動はさすがに展開が早すぎる(ここだけ漫画っぽい)と感じたけれど、体も成長していく多感な時期特有の恋愛感情や、生理への戸惑いなどがリアルで、私もその頃からこういう恋愛ができたら楽しかっただろうなぁと、少し羨ましくなってしまった。

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2016年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

王道ですね。
これは傑作品です!

昼ドラにはよかったですが、映画がいまいち…。
でもやっぱり原作が一番ですよ。

私が好きな場面は10巻の大悟目線のストーリー。
現実になりそうなリアルな作品が多いですね、芦原さんは。

あと絵が素敵です。
四季折々の姿や背景が漫画で表現されています。

ストーリー的に少し暗めですが、誰もが抱える闇を
主人公の過去に乗せて表現しています。
小説でもきっとヒットしただろうなーと思いますね。

読んでみたいけど…どうなの?と思っているあなた!
読んでみたらいいじゃないの!

*依己*

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2011年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

無料アプリ。もう過去に何度読んだかわからないけど、その度に暗い重い気持ちになった気がする。その頃にちょうど僕等がいたも同時に読んでいて、なんで漫画を読んでこんなにズーンってなってるんだろうって思ったな。
主人公の杏は12歳の冬、親の離婚で母親の実家の島根で暮らす事になる。杏の母親弱すぎるんだよな。12歳の子供がお母さんに頑張ってって普通に言うよね。そんな事すらも気を使わせないといけないなんて杏がかわいそう。でもずっと村を出たかったのに、出戻らないといけないっていうのも辛いものがあるんだろうな。そしてこの頃から大悟がいい事言うのよ。大事に想っとった気持ちを消そうとすんなって若い頃の私にも響いた。
母親が死んで1年半、14歳の夏キャンプ。柔道部の女の子が印象的。嵐の中の宝探しは壮絶だったけど、血だらけのオチと初めてのキスが可愛らしかった。

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2018年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全10巻のマンガの1巻目。
両親が離婚した12歳のヒロインさんがお母さんの実家がある島根県に来て、この地で好きな人&ともだちを作っていきます。
いかにも少女マンガちっくな絵柄だけど、程よいテンポでギャグが混じってたりして気軽に読める感じかな。
結局お母さんは自殺しちゃって、内容的にはヘビーなんだけどね。
めそめそして誰かが助けてくれるのを待っているようなヒロインじゃないのが好印象。

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2012年08月20日

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