あらすじ
通りがかりの丑嶋に、借金の取り立てを受けるハメになった板橋は、たまたま一緒にいた小堀に金を借り、一時しのぎに成功する。だが板橋は、まだ丑嶋に50万もの借金があり、10日で5万の利息返済にも追われる身。そんな板橋に、丑嶋は「10万円をやるから、マンションを借りるための名義を貸せ」と要求して…
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10日で5割の超高利貸し闇金融『カウカウファイナンス』の社長・丑嶋を主人公に、債務者(奴隷くん)と彼らにまつわる様々な人間模様を描いた作品。闇金をテーマにしていることからもわかるように、読んでいると心がざわざわするエピソードがたくさん。辛いのに目が離せない!ページを繰る指が止まらない!という恐ろしい漫画です。この漫画の恐いところは、自分がいつ漫画内の登場人物と同じ目に遭うかわからないところ。借金なんかないし、ましてや闇金なんて~と思いつつも、もしかしたら……という気持ちにさせられてしまう。身近でリアルな恐怖を感じられる漫画なのです。
丑嶋社長はいかつい大男ですが、うさぎを大切に飼っているという、ちょっと可愛いところも。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
借金できる制度 その仕組み利用してどんな手使ってもお金を得る人って、漫画だけの話じゃなかった。これ発行されてから後コロナで給付金沢山貰って逮捕されてる人達でてる。
必要なところには中々でず、貰える人は沢山貰う…どうなってるんだろう。これ。
これは!
もうかなり前の作品になるのですが、とりわけこの巻の内容はいつの時代にも通用する話じゃないでしょうか。自堕落、意志の弱さ、ギャンブル依存症などと揶揄するのは簡単ですが、誰にでもある心の脆弱さをストレートに表現したキャラクター描写と、そこにも希望はあるという作者の目線がとても感動的なエピソードです。数あるウシジマ君の物語の中でベスト3に入ります。
Posted by ブクログ
あらためて傑作だなぁと思う。異常にリアルで陰惨な暗いトーンが素晴らしい。
サラリーマンの3大不良債権、家・子供・女房を持たない男板橋君の自堕落な人生観と巻き込まれていく主人公の小掘くんがなんとも惨めです。
絵は今一と思ってたのだが、援交の女の子が「電話の人?」って聞くときの足のねじり方なんて絶品です。これって文章では書けないわけで画の力なんでしょう。うまい絵ではないんでしょうが画力は人間観察の結果なのでやはり鋭いものがあるのでした。
サラリーマンのストレスに共感
会社の人間関係でここまで裏切られるとつらい。家族も大変だろうけど、サラリーマン小堀のストレスに超共感。ここまで他人にはめられるとどうしようもないかもしれないが、ちょっと道を踏み外すと一寸先は闇だと思わせられる。
Posted by ブクログ
サラリーマン編は今までで一番共感できる。小堀夫妻は必死だし一生懸命な「普通な人」だと思う。でも人は追い詰められた時、「普通」じゃ足りないのかもしれない。『鈴木先生』の言葉を思い出した。
119話がめっちゃ救われる。努力って結果ださないと評価されにくいけど、人は見てはいるんだよね。でも取り返しつかないくらい何か起きてからじゃないと、思っててもわざわざそれを発信しようとはなかなかしない。できるだけ自分は伝えるようにしよう・・・と思った。
Posted by ブクログ
グチョオスカーッ 金のない週末は辛すぎる サラリーマンの3大不良債権、家・子供・女房を持たない男の集いの場 心付け3千円 ギラリカフェ 俺から9万円分の優越感を得られて感謝してもらいたいね。こっちは9万円分の劣等感を押しつけられたんだ‼︎ 土建屋の社長 事業主 搾取する側になれって… 創業計画書 連帯保証人 小堀豊 埼玉県蕨市 コイツにとって、親友の値段は10万円。俺よりも390万円も安っぽい野郎だ。 誰かに必要とされたい… 冬の公園 弱音は死んでから吐けばイイ Gスポット ポルチオ 失神 テレアポのバイト 立ちんぼ 蛭谷 它貫たぬき 長シャリ=蕎麦