【感想・ネタバレ】夏目友人帳 8巻のレビュー

妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。

妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!

祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。

幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。

名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読み直しも8冊目。
8巻はまるで友達と仲良く、がテーマと言わんばかりの話ばかり。夏目文化祭に参加、田沼があやかしに取りつかれる、最後は、夏目が藤原家に来るきっかけの話の3テーマでした。
にゃんこ先生が前回ケガしてからさらに存在感が増して、人間として非力な夏目とそれを守るにゃんこ先生が繰り返し描かれてます。あと、とうとう田沼とたきちゃんがちゃんと出会って、妖怪関係仲間がはっきりチームになりました。
今回の感動シーンは、「おれ何もできなかったよ、一人ではなんにもできなかった」「ひととはそういうものだろう」でした。

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2020年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第二十七話 夏目、文化祭に参加する
怪我は寝て治す先生。文化祭でイカの干物って出すところあるの?
スルメを持参したのかな(笑)。

第二十八・二十九話 映すもの
田沼にとりついた妖のために鏡の欠片を集める。

「それは話す必要がないことだからなのだろう。
 優しさからのことだろう。
 ――わかっていても
 やはり
 話してくれないとわからない。
 大切なことが
 わからないまま――
 隣にいるのに
 わからないまま」

頑張っただろうに楽勝だったって言っちゃう先生萌える。

第三十・三十一話 帰る場所
藤原家に来る直前に知り合った妖が夏目を追ってくる。
身を守る術も知らずにあんなのと遭遇してたら、妖嫌いになっていてもしかたないな。

藤原夫妻視点の番外編読んでみたい。
夏目はいつか夫妻に本当のことを話せるのかな。

特別編・ちょび徒然帳
「今日も平和であります
 鳥の巣を愛で
 椿を楽しむ

 人の子は可愛らしいが好きにはなれぬ
 表情のある生物はどうも苦手であります」

「――人の子は苦手であります
 小さなことで
 怒ったり
 笑ったり
 うつむいたり

 みっともなく

 孤高で高貴な私の目も
 つられてゆらりと
 揺れる気がするのであります」

0
2012年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わりました(〃ノωノ)

『帰る場所』。。良かった…
目がうるうるしました(´;ω;`)ウゥゥ

上手く言葉に言えないくらい。。とっても良いお話でした(〃ω〃)
夏目に「良かったね!と言いたいです♪
藤原さん夫婦優しすぎる。。素敵でした!!


他の。。田沼くんのお話や文化祭のお話も凄くよかったです♡
これからの夏目の成長がもっと楽しみになりました★★

こういう友情のお話大好きです。。


ずっと見ていたい漫画ですね(#^.^#)
読み続けて良かったです♡

ちょびひげのお話もよかった~♪

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2012年08月09日

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