あらすじ
加藤と英梨々の和解を経て(詳しくはGirls Side2参照)、ようやくゲーム制作に専念できると合宿へ向かう倫也たち。だが、そこに英梨々・詩羽のOG2名、そして"ラスボス"までもがやってきて……!?
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「ラブコメが好き! でも、よくある展開じゃ物足りない…」とお悩みの皆様に読んでほしい一冊です。
本作は、名手・丸戸史明が手がける“ヒロイン育成”ラブコメ。
王道を踏襲しつつも、その枠に収まらない新しさが詰まっています。
物語の始まりは、まさにラブコメの定番。桜の舞い散る通学路で運命の出会い——のはずが、相手は全く印象に残らない“冴えない”クラスメート。 しかし、主人公は決意します。「ならば、俺がお前をメインヒロインにしてやる!」と。ここから始まるのは、単なる恋愛物語ではなく、“ヒロインをプロデュースする”という斬新な視点のラブコメです。
特におすすめしたいのは、丸戸節とも称される、女性キャラクターの心理描写の巧みさ。ツンデレ、幼なじみ、クール系…個性豊かなヒロインたちが、それぞれの魅力を存分に発揮しながらも、どこかリアルな感情を持ち合わせているのが本作の魅力。会話のテンポも心地よく、時に軽妙、時に切なく、読者を引き込んで離しません。
また、文章が柔らかくて読みやすいため、読書初心者にもぴったり。
ラブコメの新境地を開拓した本作、ぜひ手に取ってみてください!
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Posted by ブクログ
紅坂朱音にシナリオのことでボロクソに言われる詩羽先輩のシーンは本当に苦しかった。
倫也の詩羽√を見ても先輩はちっとも喜んだ態度を見せないが、最後の最後でシナリオライターとして復活し、陰では詩羽√の自分で悶えている、最高にめんどくさい、でも最高に可愛い気高い女性が霞ヶ丘詩羽なのだと分かりました。
苦しみからの解放。今回も良かったです。
劇場版にも欲しかった
詩葉先輩が紅坂朱音にボロクソに言われて泣きまくったけど、結局紅坂朱音を黙らせるシナリオを書くまでに覚醒するこの巻は大好き。マジでアニメか劇場版でこのシーンをやって欲しかったなと思う。
Posted by ブクログ
前半は合宿。
そこにまさかの紅い人がやってきて…
後半は挫折したうたはをシナリオで復活させるお話
というか9巻はえりり、10巻はうたはって11巻はどうなるんですかね?
あと、恵とえりりの仲直りまだっすか?
Posted by ブクログ
かなり好きな話だった.
最初は南国リゾート水着いちゃいちゃ巻かと思わせといて,ほとんど水着描写はなく,突然のシリアス展開.詩羽先輩が朱坂茜に完膚なきまでに叩きのめされる描写,柏木えりが対等に仕事している一方で霞詩子がボロボロに貶されてしまう件は個人的にかなり衝撃的で心にバシバシ響くものだった,
エピローグその2の詩羽先輩の恋愛ゾンビっぷりもツボにはって笑ってしまった.