【感想・ネタバレ】ドリフターズ(5)のレビュー

関ヶ原の戦の最中、突如として異世界へと送り込まれた島津豊久。エルフやドラゴンなどもいるファンタジックな異世界に、豊久だけでなく「ドリフターズ(漂流者)」と呼ばれる歴史上の偉人たちが集う。そして始まる異世界での国奪り。
途方に暮れたくなるほど荒唐無稽な設定に「ぬおっ」と思いながら、戦闘描写の迫力やテンポの良い展開にグイグイ引き込まれる。そしてなんと言っても、ベタ塗りを活かした画風がスタイリッシュで堪らない。
登場人物たちは各国の偉人なだけあって、キャラ立ち具合もハンパない。私のイチオシは早々に登場する織田信長from本能寺。頭のキレが鋭く、残酷で、そしてお茶目で割と世話好き?なキャラクターが、いい親父すぎる!
テンコ盛りで、スタイリッシュで、とにかくマンガ性ビンビンの作品です。
2016年には、アニメ化も決定。ますます熱い展開が期待されそう。(書店員・牛肉)

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Posted by ブクログ

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イケメン獣人のドグがあっさり殺されてショックです…酷いよ義経…

信長とサン・ジェルミの策謀、読んでてワクワクしますね!
サン・ジェルミとシャイロックの交渉もたまりません。仕事出来る男は格好いい。てかどんどんサン・ジェルミの作画が美しくなる…おひいさま美しいよ…

菅野直と山口多聞の合流も熱い。
2000年を追いつく」スキピオも凄い。
信長もそうだけれども未来の、自分の知らない知識や技術の存在をすぱっと受け入れてそれをモノにしようという思考の柔軟さと勤勉さに尊敬しかない。

それにしても廃城の元の主…どうなってんのコレ…
しれっととんでもない伏線張られたのでめちゃくちゃ続きが気になります…

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2019年08月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

そして最新カーン!
DVD付きにしようか迷っているうちにDVD付きが売り切れちゃったので通常版。
わけがわからないまま読み続けているうちに、なんとなく世界観はわかってきた。
よくあるファンタジーものの世界観なんだなと。
よくあるところにドリフとエンズが関わってくるとこうも面白くなるのだにゃあ。
早く続きが読みたい一気に読みたい。
でも次が出るのはきっとはるか先の未来なのですね。
来年の終わりくらいになっちゃうのかしら?
マーテーナーイー!
なんとかしてー!
はーやーく!
ゲンジバンザイ!

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2016年06月12日

Posted by ブクログ

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こんなにワクワクする人類滅亡の危機、見たことない。

支配人オダノブの止まらない悪だくみが楽しくて仕方なかったり、デストロイヤーと人殺しの相撲が切なくもかっこよかったり…あぁスキピオの「勉強は得意なのだ」もたまらないですね。軍略の祖が2000年を追いついちゃったらどうなるのか…想像するだけでこの後の活躍が待ち遠しい。

何だかんだで皆が皆活躍してるっていうのがたまらなく楽しいんです。あの童貞ミルズ君さえも出来るヤツっていう描写。これが本当にいい。愚痴りながらも仕事はできる。それ以前に最善を尽くそうっていう精神の持ち主だと押しつけがましくなく描いているのが上手いなぁと。いつかドリフターズが窮地に陥った時、彼の準備が功を奏す瞬間が楽しみでなりません。

…皆が活躍しちゃう(しなきゃならない)おかげで、男女老若問わず戦場に出ることになっちゃうわけですが(苦笑)

…と、ドリフ側を語るだけでもひたすらワクワクしちゃうのに、それを上回る勢いで黒王様側が面白過ぎる。
なんせ「人間以外が文明を持ったなら」「人間以外の進歩・進化の可能性」のifをこれでもかと描いているのですから。

人間から見れば受け入れがたい世界であることは間違いないのですが、黒王様の解説を踏まえて「壁の向こう」を見ると、なんとも自然で説得力に満ちていると感じるのです。ぶっちゃけた話、「人間」という種の側から見なければ、生存競争という視点で見れば、黒王様の思想は恐ろしく理に適ってるんですよねぇ。流石は玄人。…「人間への絶望」っていうバイアスがかかってはいるけれど。

思想的な話をさておいたとしても、労役奴隷(描写としてはエグいけど)が流通していたり、巨人に鎧を装備させたり(しかもこの装着工程がロボロボしてて男子心をくすぐりまくり)、その巨人とコボルトが小隊編成していい仕事していたり…。
単なる「魔王様に率いられた魔物の大軍」ではなく、「人とは違う能力を持つ者達が、それぞれに最善の工夫・策を凝らして最高の災厄と化している」ってのがたまらないんですよねぇ。ぶっちゃけて言うと、ルール内にあるものならとにかく全部盛って最強を目指す、っていう中二病的な楽しさです。

更に廃棄物はどいつもこいつも魅力的。今巻はついに義経さんが廃棄物側についた事が確定して大活躍ですし。特に豊久に感化されちゃった土方さんが切なくてかっこいい。再戦の際にはどんなに物騒な笑顔を浮かべてくれるのか楽しみです。

そんなこんなで、敵味方どちらも応援したくなる状況なわけですが…。
…豊久が死んじゃいそうで不安だなぁ(まんまと)。

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2016年06月12日

Posted by ブクログ

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 大戦目前の準備編だろう5巻である。
 黒王軍の内情が明らかになり、彼らが準備万端で南伐を始めた一方、ドリフターズたちの属するオルテ帝国・グ=ビンネン方面では内部勢力の整理と難民対応に追われている。

 ドラマとして見ると、大きいのは旧帝国軍組の二人の邂逅と、難民を前にぶちかます豊久がスポットの当たるポイントだろう。
 先陣を切る土方の無感動さや、執拗に信長への敵愾心を燃やす光秀、平原を見て覚悟を決める豊久など、対決を前にして、仕込みは流々と言ったところだろうか。
 黒王の狙いを明らかにすることで、人の原罪を口にする彼の正体を少し明らかにしつつ、一方でタンクデサントの概念を持つ彼の知識面に謎を残しているのもまた興味深いところだ。サンジェルミ伯同様、彼の正体には謎も多い。

 合間の巻であり、星四つ半相当と評価しているが、戦間期を丁寧に描写した巻だろう。
 破滅的な黒王軍の進軍なども素晴らしい描写だ。相変わらず力強い絵を描いてくれている。

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2019年07月16日

Posted by ブクログ

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俺がヒラコーで好きなのはヘルシングのようなハチャメチャで無茶苦茶なバトルとケレン味なんだなーと気付いた巻。その意味ではちょっと物足りなかった。ドリフの魅力はそこだけではなくて古今東西のあらゆる知識や戦術、戦略が集まった上で生み出す相乗効果なので、その意味では最高の巻。黒王の正体はあの人で確定と思っていたが、ひょっとしてミスリードだったりもするのか? 決戦がまもなく。ヘルシング並みのスピードでケリをつけてくれそうでよい。

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2016年06月11日

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