【感想・ネタバレ】パリの蜂起 小説フランス革命 2のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いよいよパリの市民が立ち上がります。
ここではミラボーは完全に参謀役(なんせ倒れてばかりいるので)、ロベスピエールにいたってはその秘書状態です。
後半はベルナール・デムーランの独壇場といいますか。
しがない弁護士に過ぎなかった彼が、選挙にも落選し、うだつの上がらないことしきりな彼が、彼女にいいところを見せたいがために打った演説でペレ・ロワイヤルが沸く……。
本当に小さな意地が、小さな欲が、時に大事件を引き起こすのだなぁと思わされます。真相て、実はそんなところにある。それが歴史の面白さでもあると思うのです。
さて、この次はバスティーユ牢獄襲撃になるはずですが、どんな小市民が、どんな度胸をみせるのか。大変楽しみです。

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2011年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 いよいよ1789年の7月が始まる。球戯場の誓いから,ミラボー「銃剣の力によるのでないかぎり、ここから動くことはない」,デムーラン「武器をとれ」による民衆と軍隊の衝突まで。
 小説だけあって,主要登場人物が限られており,流れを追いやすい。一巻から引き続き主役級のミラボーとロベスピエールに,デムーランが加わる恰好。創作がかなり入ってて,活躍しすぎといえばしすぎだが…。昔,中公文庫『世界の歴史』で大革命読んだときは,人が多すぎいまいち消化できなかったなぁ。対照的。
 デムーランがけしかけられる場面は,ええっ?という感じ。三国志で,諸葛亮が周瑜をけしかけて赤壁をやった伝説となんだかかぶった。…ていうかミラボーとロベスピエールはいつヴェルサイユから戻ったんだろ?自分でやらずになぜわざわざやらせたんだ??
「武器をとれ」演説のあとの軍隊との衝突で,デムーランが指揮をとっているふうなのは史実に基づくんだろうか?
 …いやいけないいけない。小説なんだから,それはそれとして楽しまないとな。だけど無闇に気になる。最近伝記をよく読むせいだろうか。ともあれ次の巻はいよいよバスティーユ。

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2012年01月06日

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