【感想・ネタバレ】書店ガール 2 最強のふたりのレビュー

あらすじ

あの熱いコンビが帰ってきた! 吉祥寺に出店する大手書店チェーンに転職を果たした理子と亜紀。しかし、大型書店という、いままでと違う職責に理子は戸惑っていた。一方、文芸書担当として活躍する亜紀にも問題が。妊娠をきっかけに起こった夫との確執、書籍の回収騒動――。そんな忙しい日々の中、本と本屋の力を信じる二人が立ち向かう新たな挑戦とは? 全国書店員から共感の声が続々と届いた、書店を舞台とした痛快お仕事エンタテインメント第二弾。文庫書き下ろし。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

私も本に関わる仕事に生まれ変わったらつきたいなあ。この本の中の登場人物である書店員さん達が語る本も幾つか手に取ってみたいなあ。私が書店員で50年後も残したい本フェアで出すなら、この本かなあとか、本当にワクワクしながら読み終わりたくないなあなんて思いながら一気に読んでしまいました。       とにかく本、書店、版元、出版社、作家、そして地域、本の未来、仕事や人間、人間関係への愛情が溢れていて、胸熱!
『書店ガール2』の世界にしばらく思いを馳せたら、書店ガール3の世界に行こうと思います。

0
2025年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作よりも面白い!働く女性にとってぶち当たる壁や仕事の楽しさを本を通して経験でき、読んで良かった!と思える本でした。
私も本のイベントではないけれど、この前大きなイベントのリーダーとして仕事し、やっと終わりました。大変だったけど、仕事って楽しい!そう思えた瞬間でした。だからこの物語の亜紀の気持ちがほんと分かる。「今じゃないのに」私が今妊娠したら亜紀と同じことを思うと思う。しかも夫は保守的。読み進めるたびに亜紀はどうするんだろう、とドキドキしてました。でもそんなときに救われたのは1冊の本。本は人を応援してくれる、そんな本は50年先でも残って欲しい。
物語全体を通して1つのテーマは「未来に残る本」だと思いました。理子や亜紀のエピソードではずっと描かれており、最後のイベントは集大成として全部一つに繋がった。いい展開でした。
話はずれますが、この物語に出てくる本は実在しているものが殆どで、中には私の好きな本も含まれてました。こういった面でも楽しめる本です。読んで良かった。

0
2024年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
書店ガール第2巻。
福岡に本店がある書店が吉祥寺にオープンすることをきに、1巻で閉店することになった書店から転職することになった理子と亜紀。理子は引き続き敏腕店長として、亜紀は念願の文芸担当として活躍する。理子には副店長の田代やテナント店長仲間たちという心強い仲間たちでき、現場から離れた店長業務に少し淋しさを覚えるも相変わらずの女傑っぷり。逆に亜紀は、妊娠を期に、家族と仕事との板挟みになり悶々と悩む。そんな中、吉祥寺の他の書店を巻き込む競作フェアをおこなうこととなる。

【感想】
理子と亜紀が、直接的なタッグでなくても、信頼関係で繋がっているのが嬉しかった。

理子には一人の女性として幸せになってほしかった気もするが、いかんせん妻子持ちだしねぇ…。

亜紀も妊娠中の苦労(つわりとか)の描写は特にはなかったが、身体は元気だから頑張りすぎてしまう姿や、将来を見据えて旦那と言い合いになる姿は、今のワーキングママさんたちが抱える悩みなんだろうな、と感じた。

後半での競作フェアでは、清々しいぐらいにトントン拍子でイベントが大成功をおさめたが、『小説だから』ではなく『理子や亜紀、田代たちの努力が身を結んだ』と素直に受け止められるぐらいに、キャラクターに愛着をもった。

こんな本屋さんが近くにあったら楽しいだろうなぁ

0
2022年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は働く女性の在り方が問題視されています。
女性は子供を育てるために仕事を辞める…相当古い考えのような気がするがそうしたくなくてもまどまだ社会が理想に追い付かないのかもなぁ…などと、ちょっと脱線しながら考えたりしていました。

そして、どうしようもないことが小さな書店が大型チェーン店にのみ込まれていく…。これは書店だけではない問題。

そして理子の切ない恋愛も…
色んな要素を含むシリーズ2作目はとても面白かったです。

0
2023年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

西岡理子
福岡から新規出店する新興堂書店にスカウトされ、吉祥寺店店長に就任。ペガサス書房の頃から吉祥寺の女傑と呼ばれていた。」

小幡亜紀
理子とともに新興堂書店に移籍。吉祥寺店文芸担当。自分が推薦していた作品が第十二回本屋大賞を受賞する。本屋大賞のパーティーで倒れる。

田代俊介
福岡の本店から送り込まれてきた社員。吉祥寺店副店長。人文書と社会書の担当。福岡のカリスマ書店員として全国的に有名だった。単身赴任。妻は地元で中学の教師をしている。

小幡伸光
亜紀の妊娠を知り、今まで以上に保守的な夫婦像を押し付け、夫婦の関係はささくれ立つ。しかしその最中に編集長を務めていたコミック誌「コミック・ドム」が、不適切描写による回収騒ぎが起こり、その引責で編集長を辞めさせられ、出版管理部に左遷される。

松山
マルシェ吉祥寺の六階にあるキャラクター・ショップ店長。

桜木
マルシェ吉祥寺の五階にある子供服ショップ店長。

二階堂
マルシェ吉祥寺の七階にあるブランド雑貨店店長。

萩原麻美
ペガサス書房からの移籍組。コミック売り場のアルバイト。その強すぎる思い入れがあるため、ペガサス時代は担当から外されていたコミックを担当している。

熊沢ひろみ
ペガサス書房からの移籍組。パート社員。以前は出版社勤務だったが子どものことで転職。

栗原
ペガサス書房時代からのお得意様。

三田隆彦 (みた たかひこ)
ペガサス書房からの移籍組で正規社員として雇用された。同業者ひも評価され、横浜店のオープン要員として駆り出されそのまま移籍してしまった。

清水
小金井の理子の自宅近くにあった一伸堂元店主。

尾崎志保
ペガサス書房の元スタッフ。吉祥寺の小さな書店に勤務している。

須賀
サブカル本を中心に扱う一風堂書店の店主。清水とは書店組合での顔なじみ。

佐野秀美
亜紀の大学時代の友人。

小原翔介
コミック・ドム回収のきっかけとなった漫画家。

あがちなお
伸光を励まそうと漫画家仲間て「お疲れさん会」を企画するが一つ星出版に邪魔をされる。

大島
マルシェ吉祥寺のCDショップの店長。

相澤
マルシェ吉祥寺のDIYショップの店長。

佐藤
新興堂福岡本店の店長。病気で倒れて長期入院。

星野
理子をスカウトした新興堂書店経営企画室室長。

立木美穂
福岡本店から異動してきた正社員。語学担当。

美和聖那
大男の漫画家。

南部
コミック・ドム副編集長。伸光の後任で編集長に昇格。

宮崎彩加
駅ビルに入っている大手チェーン店の文芸担当書店員。

長谷部
駅前で戦後すぐの時代から開業しているくるみ書房の店主。書店組合の理事。

佐野和彦
南口近くにある大型店の文芸書担当。吉っ読でも精力的活動している。

浜本
サンロードの中規模店の店長。

0
2023年04月09日

「小説」ランキング