【感想・ネタバレ】いつか、アジアの街角でのレビュー

あらすじ

人気女性作家6人による、心に沁みるアンソロジー

美味しい一皿、彼が口にしたことば、愛したものとの思い出、葛藤の記憶……。あの街の空気が語りかけてくるような、珠玉の短編6作。

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Posted by ブクログ

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インスタで知って、表紙の美味しそうなマンゴーかき氷のイラストに惹かれて購入。(マンゴーは長男の好物)
いままで読んだことのない作家さんが多かったのだけれど、どれも面白かった!
私は韓国と台湾には旅行で行ったことがあるのだけど、またアジア旅行に行きたいな。ぶらっと、ゆっくり。
そういう気持ちにさせる作品ばかりでした。
私は特に「隣に座るという運命について」「猫はじっとしていない」が好きでした。
「隣に-」はこの本の1作品目で、舞台の街が私の通った大学のあたりだったので驚きました。(もしかしたら主人公の通う大学のモデルかも?)
初読の作家さんの他の作品も読んでみたいなぁ!

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2024年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルに「アジアの街角」とあったので、てっきりアジアのどこかの国が舞台になっているお話なんだと思い込んでいた。でも、実際に海外を舞台に展開する話は1つだけ。ほかは日本が舞台。そして日本でアジアの料理を食べる、もしくはアジアのどこかの国から来た人が登場する短編小説集。

でも、なんか意外と好きだなと思う話があって、ハッピーな結末ではないのに、「あ、私この話すきだ。もしかしたら、この作家さん(島本理生さん)、私好きかもしれない」と思った。
それと、初読み作家さんだった大島真寿美さんの小説。私ら日本人って香港が中国に返還されて、そのあと若者たちが抵抗して、自由が奪われていく様子をニュースで見てるけど、どこまで分かってるんやろうと思う。
あとは、角田光代×猫とくると、もう最強。角田さんといえば、タイを始とするアジア好き×飼い猫トトちゃん・猫好き。今回の小説はちょっとファンタジーというか、スビリチュアルというか。でも、台湾って、なんかどことなく、異空間と繋がってそうな場所があるイメージ。行ったことがないので、飽くまで勝手なイメージ。
私も台湾の猫村に行ってみたいなぁ。
ということで、★4つにした。

中島京子「隣に座るという運命について」 台湾
桜庭一樹「月下老人」 韓国
島本理生「停止する春」大根餅
大島真寿美「チャーチャンテン」香港
宮下奈都「石を拾う」台湾 SF
角田光代「猫はじっとしていない」台湾

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2024年09月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私の好きな作家、島本理生さん、宮下奈津さん、角田光代さんが入っていたので購入。

本のタイトルが「アジアの街角で」とあったので、東南アジアを旅するテーマなのかなと思ったら全然違った。
作品に出てくるのは台湾と香港のみ。しかも、実際に街角を旅するのは1作品だけで、あとは日本の日常風景の中で話が進んでいく。

全作品を読んで頭に浮かんだのは、「台湾加油」「香港加油」という言葉。(「香港加油」は実際に作品の中に出てくる)
政治情勢が不安定な二つの街を小説という切り口で応援したかったのではないかと思った。
島本理生さん、大島真澄さん、宮下奈津さんの話が味わい深くて面白かった。

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2024年07月07日

Posted by ブクログ

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チャーチャーテンは星4

猥雑で、活発で、独特のセンスが炸裂していて、西洋と東洋が混じり合った空気が満ち満ちていて、自己主張が強くて、でもフレンドリーで、そのくせ、つっけんどんで、わあわあわあわあうるさくて。至る所においしいものがあって、がつがつ食べて、映画を見て、コンサートに行って、買い物をして、観光地をめぐって、太極拳をして、私が心から楽しんだ街がこんなふうになっているなんて思いたくない。

3/4くらい同意。

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2024年06月30日

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