あらすじ
大晦日を前に慌ただしさを増す麻布の町で、人斬り事件が発生。岡っ引きの源蔵は下手人が小鈴の店に逃げ込んだと睨む。案の定、店には怪しい客がいた。だが女将の小鈴だけは「あの人は違う」となぜか自信たっぷり。一方、幕府批判の書を著して行方知れずとなっていた小鈴の父・戸田吟斎は、鳥居耀蔵により幽閉の憂き目を見ていた……。時代小説の俊英が放つ大好評シリーズ第四弾!
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Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
大晦日を前に慌ただしさを増す麻布の町で人斬り事件が発生。岡っ引きの源蔵は下手人が小鈴の店に逃げ込んだと睨む。案の定、店には怪しい客がいた。だが小鈴は「あの人は違う」となぜか自信たっぷり。一方、幕府批判の書を著し行方知れずだった小鈴の父は鳥居耀蔵により幽閉の憂き目を見ていた…。時代小説の俊英が放つ大好評シリーズ第四弾。
令和2年3月7日~9日
Posted by ブクログ
まだまだつづく、この話。
今回も4つの短編で。
『除夜の鐘』
音痴(謎)の和尚の話、と言っていいのだろうか。
除夜の鐘をつくときに、話の結末を迎える。
小鈴の店に看板が掛かる。
『下手っぴ名人』
小鈴の推理がさえる。
それにしても、彼女の発想はどこから来るのだろうか・・・・
前の巻でけりを付けた、平手からの手紙であることを思い出す小鈴。
『男の背中』
彫り物を入れている男たちをみて、謎を解く。
良くある、宝の地図みたいな話だ。
蛇、かえる、ナメクジ、イノシシ。
さて、この四つの共通点は?
『天狗の飛脚』
今なら良くあることだろうが、この時代は飛脚がそれに該当する訳だ。
『ウチならすぐ届けられます』というフレーズをうりにする業者同士のせめぎ合い。
もちろん、裏がある訳で・・・
それを知っているが故に、強くでられない。
なんやかんやのやりとりがありつつ、一応の決着を迎える。
その裏で、戸田吟斉と、鳥井耀三とのやりとりがあり、そして、おこうと、林洋三郎との話もちらりと。
うむ、まだつづくか。
Posted by ブクログ
大塩平八郎さんの話+遠山の金さんまで出てきた。
元同心の星川さんの鍛錬などから、けっこう教訓ちっくなことばもあるし、楽しんで先を読んでみようと思います。