【感想・ネタバレ】“末摘花” ヒカルが地球にいたころ……(5)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今回はコメディー成分多めで精神的に楽に読めた。前巻はちょっとシリアス多めだったので良いバランス取れてるんじゃないかと思った。
 あとこの巻の凄いところが、本当に不細工なヒロインを出したところ。読んでる途中は不細工とか言いつつ本当はそうでもないんだろ?とか思ってたのに見事にミスリードに騙されてた。

 あとは式部さんが今回はちょっと進展あったかなって感じで、ななせを応援してた身としてはうれしい展開。この手のキャラは報われて欲しい。望み薄だけど・・・

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2012年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

末摘花は、源氏物語の中でも異色の女君。
お顔もボディも残念。アタマも良くなくて。

どっちかって言うと、笑いものにされるのが仕事のヒロイン。

源氏が栄華を極めた時に、六条院に引き取られ、夫人の一人
として世話を受けますが、世の中を渡る才覚も美しさもない
彼女に同情しての待遇でした。

ただ、源氏が一つだけ認めた美点。
それは純真であること。

若さと美貌と驕りにまかせ、恋のやり取りの気まぐれに
関係を持った彼女を、政変にあった源氏は忘れて放置。

普通なら、そこで絶望したり恨んだりするのに、
彼女は源氏をひたすら信じて待っています。

少し知恵の回る女なら、諦めて去っていたでしょうに
必ずお逢いしに参りますという言葉を信じ
朽ち果てた陋屋で男を待つほどの純情。

愚かではありますが、他の誰も出来ない愛し方に光源氏は
うたれて、末摘花の保護者となりました。

これは本家の源氏のお話。
ではこのシリーズでは?

ネットで可愛い女の子を演じていたリアルにお顔が残念な
女の子の、心の中にある可愛さを愛したヒカル。

「ネットを越えて会う」という行動で、ヒロインのべにちゃんに
君はかわいいと伝えたかったんだとか。

だけど、肝心のべにちゃんのお話よりも、この巻は
是光くんと式部さんの仲が進展することに重きを
置いてる気がして、お約束の「救い」は薄くなっています。

サフランことべにちゃん。
次々現れる美少女に、すっかり打ちのめされて。
こころはどんなに可憐でも、可愛く装うことさえ
自分に許せない「ぶす」っていう鎖。

私はそんなに簡単には、解けないと思うのです。
まして、式部さんを本命に思い定めた是光くんでは。

美少女たちは、ああだこうだいったって自信があります。
だけどべにちゃんにはそれはありません。
他の女の子に、こんなに真剣に恋してる男の子が伝言
ちょっとしたくらいで、どうにかなるとは思えません。

お話的オトシどころとしては、こころの美しさや知性は
会わなくても本当にヒカルの心を掴んでいたとするしか
ないのですけれど。

本当に好きな子が出来たなら、もうそういう手助けは
キツイんじゃない?って、少し胸が冷えました。

本家の末摘花と違ってべにちゃんは、
バカではありません。

人気ブロガーになったり
植物を育てられるほどには知的です。

だから
自分の容姿に対しての客観的な認識も
ちゃんと持っています。

そんな女の子が、あんなあっさりあのくらいで落ち着く?

私はむしろ、彼女にとって良かったのは、これを機に
構わない放題だった外見を、バカにされないために
「ぶす」だからこそ
マシに見せるよう頑張るだろうって事の方でした。

これからもきっと彼女はバカにされます。
いくらいいお友達が出来たとしても。

自分の容姿に傷つく日が何度もあるはず。
だけど、泣きながらでも、負けないでいて欲しい。

綺麗じゃないからって。

すだれアタマじゃ駄目って気がつくでしょ?
急に美女にはなれっこないから、
自分なりによくなろうとするでしょ?

なんて言われようが
明日もその姿で生きるしかないなら。

ほったらかすよりマシにしてやれるのは
自分だけだって気がつくはず。

そして
マシになった自分をほんの少し好きになったら。

知的なところや優しさを、これは本物。
ってもう一度自信持ってほしいな、って思います。

その時初めて彼女は、昨日よりいい自分を
自分で手に入れるから。

べにちゃん。

いつか、あなたが顔を上げて
すきなひとの目を見てくれますように。

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2014年07月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価:☆4.5

今回のヒカルの思い残りは、ブログで知り合った名も顔も知らない少女を見つけること。
喫茶店で会おうというヒントを手がかりに、約束の女の子を見つけようとするのが面白かったね。誰が本当の相手か分からなくするのが上手い。

帆夏との二人っきりプールデート期待してたのに、しーこの策略によってハーレムな感じに・・・しーこと帆夏の水面下での争いが面白かったからいいけどww

強くなろうとバイトをする葵の姿が眩しかった。
帆夏が不器用で落ち込んでいるところを伝えに来てくれた月夜子先輩ナイスです。

顔を知らぬ二人の恋、心を好きになったという言葉が素敵でほっこりした。

そしてまさかのまさか!級長まで赤城ハーレムに参戦してくるとはw
もうヒカルのことをハーレム皇子とか言えないねw

二人きりのプールにニヤニヤ。
チョロいの自覚してる帆夏が可愛すぎでしたw

ひいなと頭条さんとの秘密も明かされ、葵を軽蔑しているという朝ちゃんの言葉も気になるところ。

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2014年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本伝統の「ブス」の代名詞「末摘花」を野村美月はどう料理するのかと期待してましたが、なかなか登場しない。読書してた本命の娘もかわいかったし、末子もブスという表現はなかったので、これがミスリードなのは読めてましたが、新聞と書類ケースでミスリードを誘っていたのは、引っかかったというより、そんな安易な手段だっとは…。
あと、バーチャルな関係だけじゃなくて、ちゃんとブスにも公平に手を出すヒカル君であって欲しかった気もします。
ラノベの定番、プール回と、あり得ない葵のメイドコスプレ、委員長ことみちるまで是光のハーレムに参加と、外伝的な盛り上がりは楽しい巻でした。最後の式部との学校のプールのシーンはよかったですが、健康な高校生男女があのままお別れしたのでのでしょうか…

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2012年12月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

是光のハーレム化が着々と進む。
無自覚って怖い。

今まで出てきた女の子の書き分けはすごいなぁと思う。

朝衣が葵を守る本当の意味を知りたい。
月夜子が言ったように思っているわけでもなく、きっともっと根深い思惑と理由があるのだと思う。


今までのヒロインでは帆夏が一番好きだ。(巻ごとでの主役を張ってはいないからヒロインと呼べないけれど)
まぁこれは、ヒカルがお手付きしてないだけってことだし。
彼女を好きな理由は、大いに共感できてしまうから。きっと帆夏も長女なのだと思う、勝手に。
好きなひとにはつい、意地を張っちゃうんだよね。
心配されるのもニガテだし、つい思わず「大丈夫」って言っちゃうの。それで「うぁ~~~」って後悔するんだ。

帆夏、ガンバれ~!

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2015年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読むのが遅れましたが、5巻目にあたる末摘花です!
朝ちゃんのエピのある前なんだなぁというのを
読んでから思いました(笑)…
今回は表紙通りというかルックスにコンプレックスの
ある子がヒロインですが…

どうも受け付けん。なんでこうルックスにコンプレックスの
ある子ってちょっと性格ブスに描かれやすいのだろう;
なんで人に嫌われるのが怖かったりするのに
身勝手なことは出来たりするのかなぁ…
まぁ、アフターもお約束通り、ちゃんと「可愛い子」に
なっていくのを匂わせてくれるのですが。

今回のヒロインの子とだぶる子がいますね。
順番入れ替わってしまったけど、ここは伏線だったのね、
て見受けられる部分がありました。

残るは最後の2巻です!

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2014年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【ヒカルが地球にいたころ・・・・・・】5巻目。
今回のヒロインはわたしの中ではあんまり・・・って感じ。まぁ外見コンプレックスっていうのはわかるけど、ラストはあんまり好きじゃなかったなぁ。結局ヒカルくんとサフルールさんの約束は、ただ会うだけのことだったってこと?
帆夏ちゃんとしーこちゃんの水着&プールバトルが可愛かったなぁ♪あと、みちるちゃん!今まで帆夏ちゃんの友人で級長としか思ってなかったけど、すっごくきになる存在に!花散里はみちるちゃんなのか!?←まだ買ってすらないw

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2014年04月24日

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