【感想・ネタバレ】Under the Rose (6) 春の賛歌のレビュー

あらすじ

19世紀後期の英国。家庭教師レイチェルの発案による宴は、ロウランド伯爵家に、蜜のような懐かしくも甘い記憶を蘇らせた。やがて、宴は幕を閉じ、賓客は去りゆく。屋敷に訪れるのは、いつもと変わらぬ日常の筈であった。だが、投ぜられた一石は、波紋となって広がる。深窓に隠る女主人アンナの元までも……。

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19世紀英国の伯爵邸が舞台。「冬の物語」は謎の死を遂げた伯爵の愛人の死の真相を、彼女の息子・ライナスが追う話、「春の物語」以降は伯爵邸へ家庭教師としてやってきた牧師の娘、レイチェルを中心として物語は進んでいきます。
厳格なレイチェルは当初、愛人を多数抱えるロウランド伯爵を嫌悪するものの、息子たちへ深い愛情をそそいでいるのを知り、子供たちのため、更なる家庭円満を目指すべく奮闘しますが、実はそれは伯爵邸の歪で美しい世界に光を差し込むがごとき行為であり、何度も傷つけられ、絶望を味わうこととなります。
レイチェルのがんばり具合と報われなさ(報われることもありますが)には読者としても何度も打ちのめされますが、構成や心理描写の巧みさ、抜群の絵の上手さに魅せられ、読む手が止まりません。
※同著者の『Honey Rose』は『Under the Rose』から数年後の伯爵邸が舞台ですので、ぜひ本作を先にお楽しみください。

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Posted by ブクログ

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vol.6 是目前台灣最新刊(vol.5 ~ 6 都是2011年11月出版)

日本出版進度:
  vol.7 既刊 2011年09月26日
  vol.8 預計 2013年12月24日

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2013年11月26日

Posted by ブクログ

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ブレナン先生!えー?そっちいっちゃうの??
ウィリアムくんもそうなの?そういう方向なの?
みたいな展開。

あの頼りなさげなアーサーがついに動いたね。
しかもマーガレットのために。

あと3男くんだっけ?が
「母の誇りのために庶子とは仲良くしません」みたいなセリフになるほどなあと。

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2012年06月01日

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