【感想・ネタバレ】Under the Rose (2) 春の賛歌のレビュー

あらすじ

19世紀後期の英国。アーサー・ロウランド伯爵は、子供たちのために新しい家庭教師を迎え入れた。レイチェル・ブレナン。清らかで美しいその女性を見た子供たちは、何故か彼女と打ち解けようとせず冷たい態度をとる。戸惑いながらも真摯に彼等に向き合おうとするレイチェル。その姿を、ロウランド家の次男・ウィリアムがひとり冷たい視線で見つめていた--。

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19世紀英国の伯爵邸が舞台。「冬の物語」は謎の死を遂げた伯爵の愛人の死の真相を、彼女の息子・ライナスが追う話、「春の物語」以降は伯爵邸へ家庭教師としてやってきた牧師の娘、レイチェルを中心として物語は進んでいきます。
厳格なレイチェルは当初、愛人を多数抱えるロウランド伯爵を嫌悪するものの、息子たちへ深い愛情をそそいでいるのを知り、子供たちのため、更なる家庭円満を目指すべく奮闘しますが、実はそれは伯爵邸の歪で美しい世界に光を差し込むがごとき行為であり、何度も傷つけられ、絶望を味わうこととなります。
レイチェルのがんばり具合と報われなさ(報われることもありますが)には読者としても何度も打ちのめされますが、構成や心理描写の巧みさ、抜群の絵の上手さに魅せられ、読む手が止まりません。
※同著者の『Honey Rose』は『Under the Rose』から数年後の伯爵邸が舞台ですので、ぜひ本作を先にお楽しみください。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ここまでがっつり固め盛り上げて通るのが凄い
とてつもない演出過多

なお中身には関係ないが「あんざろ 2」で検索したら出てきたのにはにっこり
あまぞんたまにはやるじゃん

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2019年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

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威廉現在還是好孩子呢~
話說「陰陽眼」的設定,似乎後來就沒用了@@?

威廉(16歲吧)沒有責備男主角(11歲)
是因為男主角算是正當防衛吧!畢竟是他爸先想殺他~
不過爸爸既然老早就讀過日記與信,又何必現在才故意當著男主角的面
燒掉母親的遺物?(明信片與聖誕卡等物)
報仇當初男主角剛到伯爵家時燒掉母親僅存的作品?

總之,他爸那種用「溫柔」偽裝的「好人」
說實話是優柔寡斷+金錢力量在支持吧@@
不然怎麼養得起一堆情婦的延伸的一堆小孩?←目前到8男了吧!
原本沒落的侯爵家金家連羅倫斯(9歲)都養不飽了哩~



故事到男主角接受宅邸女主人安娜(1~4男的母親)的提議
到寄宿學校告一段落.(當牧師的願望真奇怪?未母親祈福???藉口?)

Vol.2 後半本是新章節變成女家教的故事@@
我詫異的是~到Vol.6 主角還是女家教@@;
畢竟vol.1開始主角是小男孩~大家還是會不習慣吧
所以vol.1男主角到後面幾集 仍可登上內彩頁甚至封面@@
大概是讀者反應 很懷念消失在學校的前男主角吧XD
(Vol.2 後半的新男主角~算是威廉?)

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2013年11月26日

Posted by ブクログ

ライナス君のお話が完結。
で、家庭教師・レイチェルのから語られるお話へ。
まあ、読んで。
でも、1巻から読まないと分からないと思う。

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2012年08月26日

Posted by ブクログ

時はヴィクトリア朝、とある伯爵家とそこを取り巻く人々の物語。
第二巻からの「春の賛歌」はロウランド伯爵家に子供たちの教育役としてやってきた家庭教師(ガヴァネス)レイチェル・ブレナンが主人公となり、貴族であるロウランド一家との交流とそれに翻弄される様を描く。

第二部にして長期シリーズである「春の賛歌」がスタート。
主人公となったレイチェルが伯爵家(貴族社会の中でも変わり者?)の特殊性にカルチャーショックを受けまくる展開となっているが、例によって微に入り細に入る人物描写に感嘆させられる。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

前半部でライナスを主人公とする「冬の物語」の収束、そして後半部ではレイチェル主人公の「春の賛歌」が始まる巻。
シェイクスピア・キリスト教の教養があるとより面白く読める展開だと思います。
中盤からクライマックスにかけてのライナスの心の機微には読むたび号泣してしまいます。
これがHoney Roseでのあのライナス牧師になるんだと思うと感動もひとしお。これからの成長が楽しみ。
春の賛歌のほうは物語の導入部。こちらもかなり先が気になる物語です。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

船戸明里さん作品。(通称:あんだろ)
19世紀の英国、貴族ロウランド伯爵家が舞台。WEBコミック『スピカ』にて連載中。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

アンダロ2巻。冬の物語完結です。このシリーズは人のドラマと言いますか読み応えがあります。
あ、個人的にライナス君結構好きです・・・。
そして春の賛歌・・・!先生の戦い(?)が始まります。まだ平和だよねぇ・・・

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

 全体的に暗めの話。ですが、人々の心理描写や話の進め方がとにかくうまい。話もよく出来ているし、19世紀イギリスという時代背景に背かない登場人物と内容。船戸明里さんの絵も話も私は大好きで手に取った作品ですが、今後どうなっていくのか気になる作品でした。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

 19世紀のイギリスを舞台とした、ロウランド伯爵家の物語

 1巻から続く「冬の物語」のラストと、「春の賛歌」の始まりが載っている

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

冬の物語の結末にはボロボロ泣いてしまいました^^;
兄弟、家族愛ネタに弱いです。

第二部の春の賛歌は、この先の展開が怖いけど気になります。
次男、黒くて怖い・・・。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

暗雲とした気配に満ちた十九世紀の英国の貴族階級を描く名作。

一見陽気に描かれる子どもたち。
けれど貴族としてのありようを心得ている。

教育という名の理不尽な仕打ち。
異様とも言える貴族の慣習に挑む家庭教師(カヴァネス)。


館の奥には常に暗黒が潜んでいる。

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2009年10月04日

購入済み

生意気で扱いにくい感じのライナスだけど彼の複雑な環境がそうさせたもので実は結構いい子だし、
問題が全て解決したわけではないけど悲惨なことにならなくて良かったです

聞き分けのいい優等生の方が実はドロドロした感情を抱えていてそういう対比も面白いです

自分がまだ読んでない巻もあるのでライナス編がまたあるのかも知れませんが一応この巻でライナス主人公編は終わりでしばらくはメインで出てこないです

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2019年11月16日

Posted by ブクログ

船戸明里の描く英国のとある貴族の家庭を舞台にしたお話。 船戸明里氏はあまり知名度はありませんが、素晴らしいストーリーテラーで物語の見せ方とか、キャラクターの心理描写というものをよく判ってる作家で、その巧みな描写力で、普通なら飽きそうなシリアスオンリーの展開も飽きさせません。 お話は、1巻から続いていたライナス編が決着。 親に捨てられたという思いから周囲に憎しみを振りまくことしたできなかったライナスの、心のそこからの慟哭と、切実な願い。 ちょっとぐっときました。 今は新しいキャラクターである家庭教師を迎えての、たぶんウィリアム編、なのかな。 愛憎に彩られた一級のドラマですので、未読の方は是非!

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2010年05月18日

Posted by ブクログ

家庭教師のレイチェル視点の展開です。
時代背景もさることながら、本当によく出来たお話です。何処か物寂しいような気持ちにさせられるシリーズ2巻

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

友人からの大プッシュで手にとったシリーズ!
暗めの人間関係と展開ですが、引き寄せられるみたいに魅入ってしまって、虜になってしまいましたv

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

非常にドロドロしていますし、哀愁に満ち溢れた物語でもあります。19世紀末の英国貴族階級が舞台です。ドロドロ〜。

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2009年10月04日

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重くて濃ゆい話が好き!
かなりシリアスな内容ですが、
それでもどこかで救いを描いている…と思います。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

予想以上に明転。あれれ。内容は良いんですけど、このオチの痛さというか後悔の系統はちょっと苦手なんだなあ。祖父さまが・・・うう。▼後日譚というか、主人公がライナスから、家庭教師・レイチェルと、レイチェル視点のウィリアムに移ります。レイチェルとウィリアムはともかく(をい)、アイザックとロレンスのコンビが好きだー。アンナさんも好きだー。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

1巻も面白かったけど、個人的に萌え萌えなガヴァネス(家庭教師)の話なので2巻も楽しく読めました。第一部のライナス編のクライマックスも収録されてます。大嫌いだった爺さまの最後のエピソードも泣ける。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

とにかく美しい。作品と筆致が見事に融合している。暗くて湿ったヴィクトリア王朝期のイギリスの様子がよく現れている作品。貴族の一家の物語なんだけど、皆さん鬱屈を抱えていらっしゃる。物語はサスペンス風でもあり、謎があちらこちらにちりばめられています。2巻の前半でライナスの話は終わり、後半からは家庭教師が主人公にすえられ物語が展開していきます。とはいえ、家庭の問題はまだまだ根が深そうで、家庭教師を交え今後どのように展開していくのかが気になります。ほんとうに絵がきれいで、書き込みもすごい。作者の作品に対する真摯な姿勢がうかがえますね。せりふを使わずに主人公の真情を伝えるシーンもとてもうまい。アンダーザローズの前作「ハニーローズ」(単行本未収録)の話にどうつながっていくのかしら…。

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2009年10月04日

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