あらすじ
イースターにポワソン・ダブリルと、春のスイーツで華やぐ洋菓子店「月と私」。内気な腕利きパティシエ三田村糖花に、フランス帰りの実力派パティシエ桐生時彦がとんでもない依頼を持ちかけてきた。「一日だけ、おれの恋人になってください」糖花と両片想いのストーリーテラー語部九十九の答えは――? 「嘘」に翻弄される恋心の行方、母の日のお菓子が繋ぐ温かく絆が胸を打つ好評シリーズ、見逃せない第4弾!
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Posted by ブクログ
作中で登場するスイーツより余程甘々な雰囲気だった語部さんと糖花さん。
周りが見ても両想いな二人だからやむなしとはいえ、恋人役をしてくれと頼まれた相手そっちのけで二人きりの世界に入り込んでしまった場面は申し訳ないけど爆笑してしまった。
何でこれで付き合ってないんだ、この二人。
とはいえ前述通り、糖花さんが恋人役に抜擢されてしまったり、令二くんとデートしちゃったりと(糖花さんとしてはその気は無かったはずだが)語部さん的には恋愛面で試練の話ではあった。
まあ令二くんは最初から勝ち目のない話なので捨て置いてもいいのに、存外余裕のなかった語部さん。
もう隠してないからね、ダダ漏れだからね。
気づいていないのは、糖花さんばかりなり。
そんな二人、前巻に続いて、最後の最後に思わずリアルで悲鳴を上げる展開が。
やっとかー!
ノーカンをノーカンにしなかった発言、果たしてその答えは。
続きは秋までお預けのようである……ご無体な。
二人の甘々はこのくらいにして、全体的にはサブキャラがメインだった印象の今回。
個人的には小毬ちゃんのその後が見られたのは意外であり、思っていたより悲痛なことになっていなくて安心した。
爽馬くんと上手くいっている麦ちゃんの精神的余裕もその一因かも。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。糖花や麦、語部等々
洋菓子店に係わる人たちの人生が少しずつ
変わっていってる様子が楽しいんですが、
そろそろ糖花の自己肯定感がもっといい感じに
なってくれないかなぁ~なんて思います。
だって、語部もあんな感じなんで全然進展
しないんですもん。もうぼちぼち大きく
進展していいんじゃないですかね。
語部がみせたお母さんのためにお菓子を
買いたいけどクレカが使えないから
お母さんのために内緒で買えない小学生への
対応が素敵すぎた話がよかったです。
とにかく登場するお菓子が凄く美味しそうで
毎回読み終わった後素敵なお菓子屋さんが
何処かにないかネット検索してしまいます。
次回でそろそろ終わりかな?