あらすじ
この小説は『とある事情で離れ離れになっていた兄妹が、再び一つ屋根の下で平穏な日々を送るようになった様子を、ごく淡々と綴っていく物語』だ。たぶんそんなに面白くはならない。なぜなら兄妹の日常なんて所詮は平凡な――「さあお兄ちゃん、お布団の用意はとっくにできています。さっそく記念すべき初夜を過ごすとしましょう!」「秋子。お前はちょっと黙ってなさい」……失礼、もう一度紹介し直そう。これは主人公である僕が、超ブラコンの妹を初めとする色んな女性たちと――「あ。ひょっとしてお布団じゃなくて、お外でする方が良かったですか?」「いーから黙ってなさい」……えーとすいません、要するにラブコメです! 詳しくはページをめくってみて!
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Posted by ブクログ
この小説は「とある事情で離れ離れになっていた兄妹が,再び一つ屋根の下で平穏な日々を送るようになった様子を,ごく淡々と綴っていく物語」である.
とかなんとか書いてるけど実際はそうではなく
6年ぶりに再会した兄妹が一つ屋根の下で暮らすんだけども
その妹が極度のブラコンで
兄妹関係以前に男女の関係だとかなんとかで迫ってくる話でございますよ.
「愛さえあれば血の繋がりなんて関係ないよねっ」とかなんとか.
他にも無表情で主人公の秋人君をからかってくる金髪娘やら
野太刀を担いで眼帯をした赤毛の捕食者とか
前の学校で中の良かった親友が出てきて….
というラブコメなんだな.
この一冊では春休みを機に引っ越して同居するようになった日から
始業式当日の朝までの物語しか書かれてないわけで
本当の波乱万丈はこれからということなんだな.
こういう,最初の一巻はキャラ紹介とか出会い編のみという
スロースタートな展開も結構好みですよ.
一巻ずつ新キャラ登場して,そのキャラにスポットの当たった話ってなると
同士ても初期メンバーの影が薄くなっちゃうからな.
そしてメンバーが増えすぎると今度は個別ルートが薄くなったり
掛け合いの漫才が増えてしまう事もある.
そして今回始業式当日の朝で終わってるということで
これから起こるであろう展開に期待をさせるような構成ですね.
とかなんとか言ってみたけど何様だよ,読者様だよ.
ってことでどうかひとつよろしく.
面白かったよ.
続き,気になるなぁ….
Posted by ブクログ
両親が亡くなってから6年間離れて暮らしていた双子の兄と妹が再び同居を始めて・・・・というお話。
とくに斬新な設定とかはないように思うけれども、普通に面白く読めるので、3巻まで一気に読んでしまった。
毎巻、続巻への引きがお上手。
Posted by ブクログ
妹ものだと思ったらハーレムもの、しかも生徒会ものときた。
妹・秋子のアタックをうまく避けつつ主人公・秋人はいろんな女の子とイチャイチャするんですね、わかります。
今回はうまく裏切られた。特に最後の銀兵衛は卑怯。いろんな意味で。
今回はいろいろサプライズさせられたが、次巻以降グダりそうで怖い・・・
Posted by ブクログ
よくある兄Loveな妹物かと思って読んでいたのですが、そこで日和るか~!!って思わず突っ込みを入れたくなるような落ちというか最後です。
秘密がある事を前面に出していて、その秘密は伏線なのか実はたいした事ないないのかどうなんだろうって色々思えるのですが、若干あからさまさなので、こういう作風なのだと勝手に思っています。
続刊が出ること前提で、登場人物の紹介みたいな感じなので、続刊に期待です。