【感想・ネタバレ】B.A.D. 12 繭墨は自らの運命に微笑むのレビュー

あらすじ

「小田桐君、何故、内臓は落下するんだと思う?」再び内臓落下事件が起きた。いつかどこかで見た怪異を、繭墨は紅い女の罠だと言い、反撃の切っ掛けになるかもしれないと涼やかに笑った。最近の繭墨はなんだかいつもの彼女らしくない。人の死を嗤い、不幸を悦び、惨劇を望む最低で最悪な少女。それでも僕は彼女の力がなければ生きられず、だからこそ救わねばならないはずだったのに……。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第12弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 繭墨あざかを助けるか否か。今更といえば今更ではあるけれど、ずっと付き纏ってきた問題に向き合う時がきたのだと思います。その答えが今まで小田桐さんが助けてきた人達によってもたらされるというのは、小田桐さんらしい展開ではないでしょうか。

 最後の最後まで繭墨あざかは繭墨あざかであり、小田桐さんはまた間に合わなかった。今までであれば、それで終わりだったのでしょう。けれど、それを認めず足掻いてしまうのが小田桐さんらしくあります。最終巻も楽しみにしています。

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2025年08月07日

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