【感想・ネタバレ】乙嫁語り 8巻のレビュー

前作『エマ』で19世紀末の英国・階級制度の恋愛を描いた森薫先生の最新作はシルクロード!美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、12歳の少年・カルルク。遊牧民のアミルと街を作り定住する定住民のカルルク、8歳もの年の差がある2人の愛の行く末は?

前作ではメイド愛を爆発させていた森薫先生、今作でも圧倒的な情報量と繊細かつダイナミックな画力で中央アジアの「乙嫁」たちの生活、愛を描きます。嫁入り前に必ず行う布支度や、結婚式、料理、描かれる日常が本当に面白い!洋服に入れる刺繡の作画が細かくて本当に美しい…
キャラクター達もとても魅力的です。主人公であるアミルをはじめとした、様々な「乙嫁」たちもそれぞれ個性が強い…!美しく、健康的でたくましく、それでいてチャーミング!一度読んだら乙嫁語りの世界観から抜け出せなくなること間違いなし!!
人間だけじゃなく動物も沢山登場する本作、ぜひ読んで頂きたい一冊です!

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Posted by ブクログ

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パリヤさんの無器用さが微笑ましくてとても良いです(^。^)人の気持ちなんて分かる訳ないんだけど、分からないのは自分だけなんだろうなって自問して苦しんでいるのは読者としては可愛いんだけど、当の本人にとっては辛いよね〜でもちゃんと救いの手があって安心させてくれるのが良いですね。そんな彼女の心情を上手に見せてくれながら、酷い事にはならないだろう安心感があるのが読んでいて嬉しいです

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2018年09月02日

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不器用なパリヤさんがいじらしくて、可愛らしすぎる!
「誰か身近な人のことを想って縫えば」とのアドバイスで刺繍がうまくなるとこ、縫い遂げたあと表情が大人っぽくなってるとこ、すごくよかった。
細やかな表情や間合い、絵だけでここまで描写できるってすごいな、と毎回思う。

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2015年12月20日

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衝撃の前巻は無事に一区切りかな。いい方向で落ち着いたってことだよね。
そして、パリヤ編スタート。こういうキャラクターも含めて、いわゆる主人公キャラじゃなくて、現代でもありそうな個性を作品に落とし込んでいるのが魅力なんだろうなぁ。

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2023年01月19日

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ネタバレ

前巻の世間知らずのエピローグ的なものから始まり戦いのあとのアミルの実家のその後の話
そしてようやくパリヤの結婚回…とはならずなかなか紆余曲折な展開に。
もともと人付き合いが苦手なパリヤだけど恋に恋してさらに相手と上手く気持ちを表現できないのは私もそうだったから気持ちも分かるし応援してました。
今回はパリヤが少し人として成長したはなし。

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2022年08月17日

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ネタバレ

この間の主人公はパリヤ。思い込みが強くて、いつも自己嫌悪。悩む姿が面白い。
アミルは相変わらず天然。

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2020年04月23日

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ネタバレ

アニスとシーリーンの姉妹妻その後。
一夫多妻でも、この関係は素敵。

アミルの話に戻るが、パリヤの嫁入り道具などが戦争の襲撃を受けてほぼout。
傷心するパリヤ。
そして、自分が女性として魅力がないのではと疑心暗鬼に。
もちろん結婚相手 ウマル は待つつもりで。
お相手のウマルにお転婆が見られて追い打ちの傷心。
そんな時、
パリヤに新しい友だち カモーラ 登場。
正反対に見える二人は多分うまくいくのでしょうw

やっぱり絵が繊細でキレイ。
物語的にも好き。

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2019年03月27日

Posted by ブクログ

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相変わらず、絵が細かくてすごい。
今回はパリヤが主人公。前巻のハルガルの襲撃により嫁入り道具がダメになってしまったパリヤ。がんばれパリヤ。
パリヤの櫛入れの刺繍がかわいかったので、いつか自分でも刺繍できないかなあと野望を抱く私である。

パリヤのお婿さん候補のやりとりはなんだかもだもだしてしまいました。かわいい。パリヤは自分に自信が無いんだなあと、そのままでもきっと彼は受け入れてくれるよと、紙面の向こうにエールを送るのであった。

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2016年02月13日

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待ってました!パリヤさんの結婚話!
と思ったら襲撃受けたから結婚先に延びちゃったのね・・・
自分のダメなところを直そうと頑張るもうまくいかず、マリッジブルーになったりするけど周りの人のフォローがまたほほえましくてよい。
旦那さん予定の子もそろばんできて頭がよくてパリヤさんを受け入れてくれそうで次巻が楽しみ!
冒頭の1話が7巻の続きでアニスとシーリーンの美しき姉妹妻を見れてうれしかった(^ω^)

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2016年01月02日

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この前の争いで被害にあったパリヤちゃんの一家が、アミルのうちに避難してくる話ですが、かわいそうに、結婚が決まりかかってたパリヤちゃんの布支度がほとんど焼けてしまい大落胆。ここでこう見ると、あのお家は結構裕福な設定なんですねー。口が三つ増えるのって結構大変(というか跡取り息子はいないの?)だし、しかもティレケちゃんのための布支度で揃えた布だの糸だのを提供。
我慢強くないパリヤは、お婆様に叩き込まれつつ刺繍を習得しつつ頑張るんですが。パリヤは褒められたことがないんだな、何しても、おとなしくしなさい、礼儀正しくしなさいと言われ続けて、自分のことにすっごく否定的。活発さはパリヤの大きな魅力だと思うのに。。新キャラさんと仲良くなって、自分はそんなに変な人じゃなくて、普通の女の子だよーということに気づいて欲しいな。

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2015年12月26日

Posted by ブクログ

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姉妹妻のお話の続きも愛らしかったが、なんと言ってもこの巻の主人公はパリヤ。

嫁入り間近な娘として、舞い上がったり極端な不安に陥ったり。揺れる乙女心はどの時代や地域でも共通の可愛らしさですねえ。
一方、恋心からだけでなく、共同体の一員としてふさわしく「いい嫁」と言われるようにと、頑張る姿(頑張り方が不器用で残念なところがまた…。森薫氏の描き方のうまさ!)にも意味がある。

家族や地域、学校や会社といった現代日本の共同体では、その中でうまく生きていけない人が増えている。共同体そのものが萎縮して構成員を締め付けているのだろう。個人にも周囲を思いやる心の余裕がない。

そんな今の現実を見ていると、パリヤの村の共同体のおおらかさや、個人同士がぶつかりあわないように気を配る大人達の存在は貴重だと思う。
共同体社会の中で、明確な掟や評価基準は厳しく決まっているけれど、パリヤのような多少の外れ者でも暖かく受け入れ、助け合おうとする。懐の深い人びとが、羨ましい。
過酷な自然の中で生きて行くには、強固な絆の共同体がなければ無理、ということでもあるのだろうけれど。

中央アジアの嫁入りの慣習や、刺繍の技術や美にも興味そそられる。カラーで図案集とか描いてほしいな。

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2015年12月22日

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