あらすじ
入学早々、高校1年生の越山識が勧誘されたのは、怪しげな先輩が会長を務める「クイズ研究会」だった! 同級生の真理に引っ張られ、識が出会った競技クイズのめくるめく世界とは!? 熱血競技クイズ漫画登場!
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「競技クイズ」の世界へようこそ!引っ込み思案な少年、越山識が出会ったのは「クイズ研究会」……!?
ちょっとしたきっかけから早押しクイズを体験し、同級生・深見真理のパンチラ(!)を目撃し、クイズ研究会に入ることとなった主人公・越山識。初めて参加したクイズの大会で、大きな壁にぶつかることに!
テレビ番組でのクイズなら、皆さん一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか?
そんなクイズを趣味とし、日々早押しの腕を磨いているのがクイズ研究会の面々。何をしているのかなかなか想像のつかないクイズの世界を、分かりやすく、熱く描いたのがこの作品になっています。
識がクイズプレイヤーとして成長していく過程もさることながら、それを支える部活の仲間たちや立ちふさがるライバル・御来屋たちの物語もとても魅力的です!
クイズが好きな方、熱血ものが好きな方、知的イケメンな好きな方におススメの漫画になってます♪
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Posted by ブクログ
こういうマイナー競技を漫画化する場合、主人公がその競技の魅力に気付く時に読者も同時に共感させないといけない。その描くのが難しいシーンを、この1巻は見事に描いているのが凄い。
部活紹介の場でクイズをやることになる識。そこでヒロインの真理がクイズを答える姿から、クイズに答えるテクニックに気付く(と同時に読者への解説になる)。そして段々ワクワクして、「どうしよ、答えたい、(ボタンを)押してみようかな…」と気持ちが盛り上がる(と同時に読者もワクワクする)。
そこで提示された、識への問題。「問題です。『恋をしたのだ。そんなことは、全くはじめてであった…』」
この美しい文章を、識が答える最初の問題に選ぶ作者が凄い。もうこの作品は4巻まで読んでるけど、未だにこの問題が一番印象的だ。それくらい美しい文章を選び、その前後に緊張と緩和による快感を演出した。
つくづくこの作者は漫画を書くのが上手いなぁって思う。ストーリーが上手い、絵が上手い、キャラが上手いなど漫画家さんには色んな持ち味があるけれど、杉基イクラさんはコマ割や演出を含めた「漫画の技術」が卓越していると思います。