あらすじ
「わしがこの国を開いてやる」江戸藩邸で「甲子夜話」の執筆にいそしむ元平戸藩主、松浦静山はこともなく言い放った。友人の千右衛門に連れられ下屋敷に呼び出された雙星彦馬は仰天。こんな発言は露見すると即座に打ち首だった。天文航海に通じた彦馬に期するものでもあるのか。神田妻恋坂の裏長屋に居を定め、寺子屋の合間を縫って織江を探す彦馬。だが、花のお江戸は今日もまた驚きの連続なのだった…。人気シリーズ第2弾。
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Posted by ブクログ
彦馬と織江が再会できるのか、という大きな流れがある中に
(主に彦馬が)日常の謎を解くというミステリの部分も兼ね備えている。
読み進むにつれ細かいエピソードが増えてくるのでワクワクしてきた。
持ち込まれる謎はなんとなくほのぼのしたものが多い上に
彦馬が寺子屋の子供たちに謎解きを振って一緒に解決する形をとっている。
そこに幕府の隠密と平戸藩との攻防といった血生臭い部分が絡んでくることで
緩急がついて面白く読めるのかなー、などと考えてしまった。
時代小説であり、ミステリであり、ラブストーリーでもある。
これだけの要素を詰め込んでるのに、話運びがスムーズだというのがすごい。
個人的には今回松浦静山に斬られてしまったお弓の腕に
『しんさま命』の刺青があったかどうか触れられてなかったのが残念(爆)。
そして、織江がものすごく危ないところで話が終わっているので
続きが気になってしょうがない(笑)。