あらすじ
天才的な智略と慎重な攻め方によってつぎつぎと城を落とし、信濃の国をみごと平定した信玄。しかしその野望は、あくまでも京都に上って天下に号令することである。同じ野望をもつ今川義元がまず上洛の軍を起すが、桶狭間の戦いで織田信長にはばまれ、命を落とす。いざ我こそは…しかしその信玄を牽制するのは、又しても越後の上杉謙信。宿命の対決を迎えようとしている2人の戦国大名。世にいう川中島の決戦である。著者会心の大長篇、第2巻。
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Posted by ブクログ
まず山本勘助について。個人的に忍び系(?)の人が好きなので気にして追っかけてた。織田信長に会うシーンや桶狭間の合戦の勘助はヒリヒリしたなぁ。川中島の合戦の勘助について多くは語らないけど、2日間ほどページが捲れなかったことは書き残しておこう。
上杉政虎について。天才肌だったんだなぁという印象だけど、政虎を支える人たちによって才能を活かすも殺すもされるんだなぁと切ない気持ちになった。小田原城の合戦に関してはほぼ戦ってないような?そんなもんだったの?という。信玄と政虎、お互い裏の裏を考えて策略し合うのが秀才同士って感じで胸熱。
最後に晴信-またの名を信玄について、私この人が考える策がどうやら好きみたい。「まぼろしの晴信」なんて面白すぎて拍手しちゃった。川中島の合戦に関してはまさに風林火山の通りだった。霧を使った策略ってのも興味深い。それにしても信玄は当時40歳、川中島の合戦は4回目(だよね、多分)。あと2巻残ってるんですが...どうなるんでしょうか...。
Posted by ブクログ
上杉謙信との闘いで双方の衝突がメイン。
女たらしだった信玄の男らしい決断と生き方にため息の連続
成長を見守るような感じで読んでいたけど他の小説と並行して読んでいたのでやたらに〜した。の連続で読みづらさが出てきて、速度が遅くなる。
作者によって文章が違うと校閲している人は大変なのかなぁ❓と最近読んだ本まで頭に浮かんできて川中島の戦いが霞んでしまった。。。