あらすじ
大人気シリーズ「ぼく駐」待望の第7弾!時は一九七〇年代。田舎町に住むヤンチャでムチャでワンパクな男子高校生と町の駐在さんが“あいかわらず”繰り広げるイタズラ合戦第七弾。 高校入学から間もなくして写真部に入部したママチャリは、駅前で撮った写真におかっぱ頭でもんぺ姿の少女が写りこんでいるのを発見する。 これを機に“ぼくたち”は『心霊研究会』を結成。やがて、クラスで話題の「稲荷神社で聞こえる謎の笛の音」「千人針の怪談」がとある人物から語られていたことを知る。彼女の意図とは一体なんなのか!? 今回は“ぼくたち”と駐在さんが出会う前のプレストーリー『桜月夜』を収録!
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Posted by ブクログ
シリーズ7冊目は1年生入学時にもどっていて1巻めSide by Sideの続き。駐在さんとの大戦争を期待していた私には肩すかしだったけれども、笑わせて、泣かせて、まぁ相変わらず読ませてくれます。新ジャンルの小説
Posted by ブクログ
桜月夜収録!ママチャリたちが新入生のころのお話。この町の駐在さんが「例の駐在さん」の前任の、普通の駐在さんだったころです(笑)
戦争を経験し、広島出身だというおばあさんとの出来事が描かれています。
ママチャリ軍団の母体、「心霊研究会」の発足のいきさつも読むことができます!
ブログで読んだ時から本当に大好きな章の書籍化なので、めちゃくちゃうれしいです!人目もはばからず、うるうると泣きながらフィナーレを読みました。
ただ書籍になるために、内容も含め、様々なことを考慮してだいぶスリム化されており、ブログ版とは一味違った作品になってます。私はメッセージなどもありのままのブログ版のほうが、どちらかといえば好きです。もちろん、この文庫も何度も何度も読んでずっと大切にします!
この本もブログ版も、たくさんの人に読んでもらいたいです(^^)
Posted by ブクログ
いつもの〜んびり働いているけれど、月末月初は猛烈に忙しい。こんな時こそ笑いを〜と思い手に取った
僕たちと駐在さん7巻♪
やんちゃなぼくたちの笑えて泣けるお話。
この世界観がとっても好きだ。
この本を読んでいると
親戚の甥っ子(←いないけど!笑)の話を聞いているような気持ちになる。
好奇心をくすぐられ、リラックスした語りに笑ったり泣いたり、へぇ、そうなんだぁと驚いてみたり。
やんちゃだけど、本当に大切な事をちゃんと知っている。
7巻では神童といわれたママチャリ母が登場!
母はママチャリ君に『つまんない正義ふりかざすのも。小学校からの悪い癖だね。』と言い放つ。でもその母はママチャリ君よりも遥かに上をいっていた。格好良い(^^)
そして7巻の話の軸となる、ロッテンマーヤさん。
広島で被爆した為、差別を受け沢山の辛い思いをしてきた彼女が嘘の怪談話を流して守りたかったもの。
心が強くて清らかなロッテンさん。
ママチャリ君は彼女が守りたかったものを同じく守ろうと奮闘する。
本書は入学したばかりの"ぼくたち"が徐々にお互いを知り、ぶつかりながら絆を深めていく。
青春だぁ!今回もすごく良かったな。
Posted by ブクログ
ママチャリたちが高校に入学した当初の話。
まだ駐在さんは駐在に配属される前で、ママチャリたちの実行部隊とのっぽさん部隊が結成される話が収録されていて、楽しく読めました。
でも、駐在さんの出番が少なかった~
Posted by ブクログ
ついこの間まで字が書けない人がいたなんて考えもしなかった。字を知ってるのと知らないとでは同じものでも違うっていうのを現在では感じられる人はいないだろうな。
心霊研究会の馴れ初めを知れて面白かった。
しかしみんな個性ありすぎ!やっぱ母ちゃん神童だな。
Posted by ブクログ
やっぱり男に生まれてきたかったと思った。
女には男が求める理想像とか性的対象とか、非力とかどろどろとか、シガラミがありすぎる。
駐在さんみたいに悪戯をしたり根に持ったり、本気で心配して起こってくれる人が、今の世の中にいるだろうか。少なくとも私の周りにはいない。
バカだけど真面目な友人がいるだろうか。
私の付き合い方が悪いのかもしれないが。
付き合いは浅く、簡単に冗談で裏切ったり、本気で悪戯しながらも応援したり、自然に助けたり、その助けを素直に受け取ったり・・・
現実には、今の世の中ではありえないことばかりだ。
私だけが変わってもしょうがないが、私すら変わらなかったら何にもならない。
今回扱っていたのはクリスチャン精神を巧みに使った性犯罪だった。彼らは証拠写真に興奮したことを認め、罪悪感もちゃんと抱き、そして警察にはできないことをやってのけた。
彼らはその犯罪に巻き込まれた女性をそのことだけで見ることはせず、ちゃんと本人を見た。
私の周りにそんな人は現れるだろうか。下心なく、自分が傷つくことを恐れず、目の前で困っている人を助けることができる勇気の持ち主が。
私には助けることが出来るだろうか。
演技でもないが目の前でそういうことが起こり、そして何らかの行動ができるであろう自分を見てみたい。