あらすじ
無数の荒縄を纏う襤褸、桐箪笥から這い出る潰れた顔の女、月を呼ぶ筆に魅入られた男、獣面の異形が行き交う夜市…
隻腕の見鬼・千早とオカルト嫌いの堅物公務員・大野木が、正体不明の怪異に立ち向かうバディホラー第4弾!
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Posted by ブクログ
短編がたくさん詰まった分厚い1冊。
この作家さんの本、なぜか涙が出てしまう。
選んだ主を護る道具たちのいじらしさというか絆の深さに…「お、おふぅぅ(泣)」 一泣き目。
昔パンをくれた子供のことを覚えているんだなぁ。そうか、鴉は本当は真っ白で穢れを引き受けてくれているから黒いのかぁ(泣) 二泣き目。
手にとって欲しくて転がり出てくるなんて可愛いなぁ。護ってくれた上にしかもその後、猫のふりしてお庭にくるようになるなんて…消えちゃったのかと思った良かったぁ(泣) 三泣き目。
そういや美智子さんて、あの美智子さんか。
打って変わって楸と遠野の所は怖かったなぁ。
やっぱり千早と大野木さんコンビのお話が好き。