あらすじ
禁術によって鳴矢の王位が奪われる!?
王宮での合議の場に銀天麿が現れた。強い力を持つとされ、鳴矢の次の王になる予定の銀天麿は、自らを四代前の王・繁三実だと名乗り、いますぐ玉座を明け渡せと鳴矢に迫る。
少年の姿でありながら、その言動は老獪な三実のもの。三実の肉体は滅んだが、他人の体に魂を入れ込むという古の禁術を使い、銀天麿の肉体を乗っ取ることで蘇ったというのだ。しかし、その体にはまだ銀天麿の魂も存在していることもうかがえた。鳴矢は、禁術を使う者の言いなりとなって譲位に応じるつもりはない、と明言する。
鳴矢の王位継続か、三実の重祚か――。
驚愕の事態に王宮は混乱し、七家の思惑が入り乱れる。
不穏な空気が漂う中、禁術と三実について調査を進める鳴矢と淡雪。やがて在位中からの三実の恐ろしい企みを知ることになる。そして、事態は王位継承の問題のみならず、国全体を揺るがす危機へと発展して……!?
和風王宮ファンタジー、緊迫の第七弾!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
銀天麿の体を使ってまで復活した三実だけど、合議では満場一致で重祚の反対を決議され、力を使って物言わせようとすると王の証である色を失っていくという、まあ何とも情けない展開に。
もっと深い絶望を感じていたのだが、何だろうこの雑魚感は。
そして雑魚ゆえに、結局淡雪を誘拐して、物理的に遠ざけるしかなかったという始末。
普通ならこの展開、結構絶望を感じるところではあったが、毒を盛られた鳴矢の復活が早かったのと、前述の三実の哀れさが功を奏して、全然不安がないという。
寧ろこれで天羽家の問題も一気に解決するのではとすら思えて頼もしくもあった。
何より中継ぎの筈の鳴矢が、今回の件で大分他の人たちに認められていたことが分かったのが何よりの安心材料。
淡雪とのいちゃこらを経て、成長しましたなあ彼。
そのまま三実を蹴散らしてほしいところである。