あらすじ
禁断の恋の行方は。王宮ファンタジー第二弾!
神々から与えられた力を拠りどころとする八家に治められてきた、千和の国。七十年前、八家の一つである天羽家の一族が突然都を去り、遠い地へと移り住んだ。以来、王の代替わりごとに、后兼巫女となる娘が天羽家から送られてくることが慣例となる。しかし、天羽家と七家の隔絶は続き、送られた娘は人質同然で後宮に閉じ込められるのが実情であった。
このたびの新王・鳴矢の后となった淡雪も、今までの后同様、孤独な軟禁生活を覚悟して後宮に入る。だが、鳴矢は淡雪をお飾りの后としては見ていなかった。
婚儀の数日後、ある事件により鳴矢の髪の色が変化するという事態が起こる。強い力を持つ次代の王が成長するまでの「中継ぎ」と軽んじられていた鳴矢だが、髪の変化によって、鳴矢に次代の王に匹敵する力があることがわかり、七家に波紋が広がる。
一方、鳴矢のおおらかで優しい人柄に惹かれはじめていた淡雪は、諦めたはずの幸せの予感に心を躍らせる。しかし淡雪には、天眼天耳の力を持つという秘密があった。誰より、鳴矢にはこの力を知られたくないと思う淡雪だったが…!?
禁じられた恋と八家の謎を描く和風王宮ファンタジー、第二弾!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
特殊な能力を持つ、主人公の淡雪。ただ一人、人質のような形で嫁ぎ、幽閉される。しかし、能力あって虐げられる娘と能力あって身分は高いのにあまり評価されない男子との恋愛パターン、楽しめます。2巻に入ってだいぶイチャイチャしはじめた。満足。話的にも親世代からの確執めいた話や、回りの不穏な権力争い、そもそも八家から抜けた天羽家がどんな理由あったのか、先代の后である空蝉の抱える謎。六十五代目の三実王の企みなどなど、今後の展開に期待します。
続きを早く読みたいです!
前向きに現状を変えていこうとする鳴矢と淡雪。そんな二人には、本当に幸せになって欲しいです。
色々な人の思惑が見え隠れする感じの所で終わってしまったので、続きがとても気になります。
匿名
恋の進展とともに面白く
二人の恋の進展とともに宮廷の陰謀と謎が明かされていくようで、おもしろくなったてきた。
このあと、歪んだ宮廷政治を変革する痛快展開を期待
Posted by ブクログ
淡雪と鳴矢の仲がじわじわ(というよりは急速に)進展していくのは安心して見ていられる。
個人的には、希景をはじめとする2人を取り巻く人々のちょっとズレたようにも見える独特のテンポが妙にツボでずっと読んでいたい。あれこれ陰謀めいたものも徐々に明らかになってくるだろうし、それもまた楽しみである。
Posted by ブクログ
話が大きくなってきて、ますます気になる展開に。
淡雪の力バレと鳴矢の過去バレが早かったのも、今後の展開を見越してのことだったかと。
(そして、ますます仲が深まる二人……息も絶え絶えになるほどの口吸いって、きゃー!)
突然現れた先代の后、暗躍している様子の先々代の王。
これらの事象はきっと天羽家が都から去った理由に繋がっていくのだろう。
鳴矢の実の父親の件にも、きっと。
2巻でこれだけ風呂敷を広げ、露骨に続く形で終わったので、今後も続くのは確定か。
ここから更にどう広がってどう着地するのか、楽しみです。
少なくとも、秘密を分かち合った今の淡雪と鳴矢なら、様々なことが乗り越えられそうな、そんな安心感がある。
どうか二人が望む未来に繋がっていきますように。
Posted by ブクログ
会ってはいけない王と后ですが、鳴矢と淡雪は内緒で会っています。
〈天眼天耳〉の力を持っていることを鳴矢に知られてしまった淡雪ですが、なんと鳴矢は気にせず、自分の秘密を淡雪に打ち明けるのでした。
そして前の后空蝉が淡雪に会いに来ます。前の王の静樹がどうやら匿っているようですが、とぼけられてしまいました。
もっと前の王三実も何やら企みがありそう。
ずっと一緒にいたい、本当の夫婦になりたいと願う鳴矢と淡雪。二人にこれから難題が降りかかりそうな予感。
Posted by ブクログ
2人の距離は縮まって、登場人物は増えてきて物語の拡大前の巻。でした。
名前だけではまだ覚えきれないキャラ多し。。。
2024.10.26
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末長く〜
お互いに家族には恵まれなかった二人が、政略結婚であっても思い合いながら唯一の家族を作って幸せになれたら素敵ですね。
今回は二人の思いを確実に進めた巻でした。
(で?どこまでいったの? と、下世話な事を考えてしまうけど)
きっと物語の終わりには、王と后が仲睦まじく、素敵な家庭を築いて幸せに暮らすのだろうとは思いますが、まだまだ先は長そうですね。
スケベ隠居ジジイ(三実)が何を企むのか。
男色隠居のオッサンは恐らく天羽と七家の謎を追っているのだろうけど、敵か味方かも今の時点では解らないし。
モヤモヤします。