あらすじ
光輝く王宮ハイラグリオンでは華やかな宴が夜毎繰り広げられている。虚飾の仮面の裏に潜む陰謀。真実は幾重にも衣を纏い姿を変えてフィリエルを眩惑する。「きみのそばにいたかったよ」その言葉だけが最後に残された。そして彼女は気づく。失ってはいけない一番大切なものに──そう、私が一番大切なのは……。
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Posted by ブクログ
1番好きな巻。
表紙の世界観が独特で、好き。中表紙も、牛島さんお得意の「キャラを描くのではなく、場面を描く」絵で、作品の世界を膨らませていた。
ルーンがフィリエルのもとを去る場面が美しくて何回も読み返した。
挿絵も劇的で大好きだった。
上田敏「海潮音」、こんな美しい詩があるんだと初めて知った。
そのあと、ふさぎこんでもルーンへの想いを自覚して自分の力で立ち上がるフィリエルが強くてかわいかった。
続きが気になって身がよじれる思いだった。
Posted by ブクログ
いよいよ、物語が佳境になってきた気がする、「3巻」。
いやまぁ、佳境というよりもむしろ、フィリエルが本領を発揮し始めただけのような気がしますが(苦笑)
やっぱ、こういう物語の、一番面白いところは、主人公が一筋縄ではいかない、普通のお姫様を目指すような女の子じゃない所に、あるんですよね!
素敵!
これでこそ、フィリエルです♪
にしても、フィリエルは意外とあっさりルーンのことが好きだってことを認めちゃって。
あっさりユーシスを振っちゃうんだね……なんて、もったいない(ぇ)。
でもまぁ、気持ちに素直じゃないフィリエルはフィリエルじゃないんですもんね!
しょうがないのかなぁ……と、思います。
ただ、ルーンはついに消えてしまいました。
恋や愛には障害がつきものだけど。
これはちょっと、悲しい……。
次を楽しみにしてます♪