【感想・ネタバレ】皇国の守護者6 逆賊死すべしのレビュー

あらすじ

予期せぬ帝国軍の冬季攻勢に崩壊寸前の虎城戦線。居合わせた新城は防戦に奮闘する。だが一少佐の巨大すぎる救国の戦果が猜疑と妬をよび、 皇都では新城抹殺のクーデタ計画が……!!

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人と龍が共存し、様々な取り決めを持った大協約世界。日露戦争を彷彿とさせる戦場が舞台の架空戦記小説です。世界観や人物像、戦記物には必要不可欠な戦略・戦術が細部まで深く作り込まれ、その説得力には感嘆のため息が出るばかり。
主人公・新城直衛は、剣牙虎(サーベルタイガー)を戦力として運用する実験部隊「剣虎兵」の中尉。圧倒的な戦力差を持つ「帝国」に攻め入られ、味方の撤退支援のため敗北必至の戦いに臨まなければならなくなります。
「莫迦と勇者は命の値段が違う」「嫌だ嫌だ。凄く嫌だ。英雄なんて冗談じゃない」……主人公は冷徹かつ現実主義なのですが、だからこそ余計に戦場の苛烈さを感じさせます。
ファンタジー要素も幻想的というより現実的な描写、例えば部隊員である導術兵の主な役割は通信や索敵など、実に実際的。どこまでも最悪な状況下、それでもその中の最善を求め実行する……彼らがどう戦い、どう進み、そしてどこへ辿り着くのか。戦記が好きな方はぜひお試しくださいませ!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 駒城軍臨時指揮官となった新城は帝国軍の冬季攻勢を虎城東麓で迎え撃つ。 相変わらず無慈悲そのものの男なのに、翼龍に乗ってるときに攻撃されて死にかけたところを天龍に助けられたり、女性にモテモテだったり。人格に問題ありでも頭が切れて仕事ができるのは主人公の必要十分条件てことか。 新城は春用にとっておくはずの砲弾をこのときとばかりに使う。最適の時に最高の力を出し切るのは戦時だけでなくいつでも当然ながら、うまくはできない。 でもアンテナくらいは張っておかなくてはいけないな、というのがこの巻で得た教訓。

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2011年09月09日

Posted by ブクログ

読んだきっかけ:漫画が面白かったから。

かかった時間:2/14-2/15(2日くらい)

内容:第6巻は、虎城戦。指揮権発動から、帝国のちょっかいを退けるまで。

いきなり、駒城の若殿が倒れ、新城が全軍の指揮を執ります。
ついていけ……いえ、楽しいです。
盛り上がって参りました。
漫画みたいな展開です。

あと、ようやく気づきましたが、小説の新城と漫画の新城は別人です。そう理解して読むべき!

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2013年03月31日

Posted by ブクログ

・・・これ、ホントに9巻で終わってるの?! 6巻もイイところで終わってます。早く続きが読みたい。  カテゴリ「ファンダジィ」にしてみましたが・・・ファンタジィじゃないよなぁ(世界はファンタジィだけど)軍事シュミレーションなような気が(^_^;)

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2009年10月04日

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