———思考の量が多ければ多いほど、口に出そうとすると、全部喉のあたりでこんがらがって、「言葉」になれない感情たちが涙になって逃げようとする
皆さんは、誰かに謝りたいとき、こんな気持ちになったことはありませんか?
私はこの一文を読んだときに、「分かる…分かりすぎる…!!!」と心の中で叫びました。
阿賀沢紅茶先生のデビュー作である『氷の城壁』は、なんといっても悩みや葛藤の描写が圧倒的に丁寧。人に距離を詰められると、壁を作ってしまう“こゆん”こと氷川小雪を中心に、
登場人物全員が悩みや自己嫌悪を抱えながら、人との関わりやぶつかり合いを通して変わったり、自分の価値観を再認識していったりする物語です。
思わず涙してしまうような葛藤シーンも高校生らしい「キュンッ!」な恋愛シーンも全部詰まった『氷の城壁』。
ただの青春漫画と思うなかれ!
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匿名
分かるなあ
この作者さん、形容しがたい人間関係のもやもやを表現するのが上手いなあと思っていましたが、今回特にそれを痛感した回でした。
別に親しくもないのにとつぜん話しかけて、こちらの反応を楽しむ輩っていますよね。ただ自分たちの愉快さだけ求めているような無神経さ。
主人公は美姫以外あまり誰ともつるんでいませんが、保健室の先生だったり少し学校に居場所があるみたいで安心しました。
ストーリーとは全く関係ないけれど、急に声をかけられてびっくりしたヒロインが押してしまって買ったのがカレードリンクって笑ってしまいました。
「冗談」や「好意」なら許される風潮がなじめない小雪ちゃんの考え方、わかるなって思います。好意があるちょっかいって周りは良くても本人にはつらいことあるよね。