石井聖岳のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
七夕の絵本だとは思わなかった…。
正確に言えば七夕に関してのことなのだが。
男の子が七夕におねがいごとをするのに短冊に書いたことばが「おこだでませんように」である。
おともだちは、「サッカーせんしゅになれますように」とか「ピアノがじょうずになりますように」なのに。
おこられませんように、というのはこの男の子にとっては、いちばんのおねがいであることに気づいたとき…
先生は、ええおねがいやねえと泣いてほめてくれた。
おかあさんも先生からの電話のあとで、ぎゅうっとだきしめてくれた。
たなばたさま ありがとう。
ほんまに ありがとう。
きょう、ぼくは ものすごく しあわせです。
おれいに ぼく -
Posted by ブクログ
思い切りがよくて迫力のある絵です。まるで子どもの想像力が無敵なのを表しているようです。
うちの子がこいのぼりに対する憧れから手に取りました。親は就寝に向かうために読み聞かせをする。その意図を感じとってか、就寝とは逆方向の元気な歌を歌う。これもポイントだったかもしれません。静かになっていくべきタイミングで楽しそうに悪ふざけしながら歌う子どもたちが登場しますからね。それに引っ張りまわされてへとへとになるお父さんが登場するのもしてやったりだったことでしょう。現実と絵本と重ね合わせていたのかもしれません。
※いつ読んだか、何回読んだかわからない。 -
Posted by ブクログ
「わにあなぼこほる」が良かったので石井聖岳二冊目。
こちらの話は別のひと。著者は小学校教諭、画家は学童保育経験者だそうな。
主人公はいつも怒られてばかりいる男の子。
口より先に体が動く子だけど、怒られる原因は悪意の結果じゃないってことが絵でもわかる。
虫を見せたのは泣かせたいからじゃなくて面白いものを共有したかったから。
給食をどか盛りにしたのはたくさん食べたい子が並んでたから。
子供は自分の論理に従って動くけれど、それは大人の論理とは違うので外からはとんちんかんにみえる。
だから伝わらないし、伝える言葉や力を子供は持っていない。
私は怒られないタイプの(この子は叱っちゃダメな子だと大人に -
Posted by ブクログ
10歳4ヶ月の娘
7歳4ヶ月の息子に読み聞かせ
寝る前に読むんじゃなかった〜〜〜
怖い本とは聞いていたが。
雰囲気がやっぱりすごい。
独特の
しーーーーーんとする
感じ
文章と絵がどっちも怖さを作ってくる。
これは、やばい。と
途中から思って
なるべく明るく楽しげに〜と
声を弾ませて
怖さを吹き飛ばしながら読み聞かせ。
眠れなくなりませんように。
トイレ行けなくなりませんように。
と心で念じながら(笑)
どうにか
怖さを半減させて。
怖かったね〜にこにこ。
ぐらいの感想で無事に入眠してくれた。
ヨカッタ。ヨカッタ。
さすが恩田陸さんだーーー -
Posted by ブクログ
自分が子どものころ、どんな風だったか
もう遠い遠い昔のことなのに、きっとさびしい子どもだっただろうな、と振り返ってしまうのは、自分で自分に何かしらのバイアスをかけてしまっているのでしょうか
いっつもおこられてばっかりの、小学校に入学したばっかりの「ぼく」が七夕の短冊に書いたお願いはー
お願いが、タイトルになってる絵本です
ぼくは、自分の子どもを育てる、という経験がなく、子どもたちと触れ合う、という経験もほとんどないから、時々姪っ子や甥っ子と触れ合う時、どうしていいかわかりません
友だちが話してくれたことがあります
ぼくは、子どもができて、あー、自分はあんまり子育てに向いてないんだな、1