作品一覧

  • 中三・ラプソディ
    3.0
    1巻1,485円 (税込)
    イマジナリー・フレンドは、フレディ・マーキュリー!? 合唱コンクールを舞台にした爽快青春ストーリー。 わたしが三歳(さい)のとき、突然いなくなったお父さんが、 いつも聴いていた曲。クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」。 合唱コンクールの練習で困っていたとき、音痴な私の目の前に フレディ・マーキューリーがイマジナリー・フレンドとして突然あらわれて、 「自分で解決できることだけ考えたらいい」 「なにも心配することないよ」 といって、クイーンのバラードを歌ってくれた。 『あおいの世界』で講談社児童文学新人賞佳作を受賞、『ハーベスト』が夏休みの本(緑陰図書)に選出された 花里真希による、「好きなように生きたい」と願う中学生たちへのエール!
  • ふしぎなつうがくろ 水玉もよう
    -
    1巻1,485円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 カナダの小学校や文化を紹介した『あおいの世界』で第60回講談社児童文学新人賞佳作受賞デビューの 花里真希氏の幼年童話。すべての見開きに『ふってきました』で日本絵本賞受賞の石井聖岳氏による楽しい挿絵つき。 不思議なデパートでのファンタジー体験を描いた「るりのワンピース」に続く、親子むけのお洒落な日常ファンタジー。 「ふしぎなつうがくろ」第二弾! 2年生のひろとは、春夏秋冬それぞれにつうがくろで素敵なふしぎな体験をします。 できないことができるようになるということは、うれしいことです。
  • ふしぎなつうがくろ
    -
    1巻1,155円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 カナダの小学校や文化を紹介した『あおいの世界』で第60回講談社児童文学新人賞佳作受賞デビューの 花里真希氏の幼年童話。すべての見開きに『ふってきました』で日本絵本賞受賞の石井聖岳氏による石井聖岳氏の楽しい挿絵つき。 「とうこうはんの しゅうごうばしょは お寺のまえです。おてらのまえは、すぐ、そこですが、ひとりであるいて いくのは やっぱり いい気分です。ひろとは、たいそうふくの 入ったふくろをぶんぶんとふりまわしてあるきました。すると、いきおいがつきすぎて、ひろとの手からふくろがぱっと はなれてしまいました。 「あっ」(本文より) 一年生のひろとはきのうまでおかあさんと登校班の集合場所へ行っていましたが、今日から一人で行くことに。 春夏秋冬、それぞれにつうがくろで季節を感じる素敵なふしぎな体験が待っています。 デパートでのファンタジー体験を描いた『るりのワンピース』に続く、親子むけのお洒落な日常ファンタジー。
  • るりのワンピース
    -
    1巻1,265円 (税込)
    もうすぐたんじょう日のるりは、自分の名前と同じ色のワンピースを探しにお母さんとデパートへ。 講談社児童文学新人賞入賞作「あおいの世界」でデビューした花里真希と「はりねずみのルーチカ」の北見葉胡の描く魔法のデパートの世界。 認知症になってしまったおばあちゃんと約束したワンピースを探しにデパートへ行き、そこでお母さんとはぐれた主人公の「るり」をきつねの紳士がいろんなフロアにエスコートする、デパート版「不思議の国のアリス」のような楽しい作品です。 エレベーターには、だれものっていません。 (のっちゃおうかな、でもな、どうしようかな。) るりがもじもじしていたら、エレベーターのとびらが、とじたり、ひらいたりしました。 まるで「早くのって」と言っているようです。 デパートは、何階建てなのかわからないくらい、大きな建物でした。 「ほんとに大きいね。」 「まいごにならないように、しっかり手をつないでいようね。」 お母さんは、るりの手をぎゅっとにぎりました。 象でも通れそうな大きな入り口の横に、案内板がありました。ーー本文より。 もくじ うさぎの人形のワンピース  デパートへ   きつねのしんし   くつの山   おしゃれな白ねこ   るり色の布   きつねのしんし、ふたたび   お母さんといっしょに
  • ハーベスト
    3.3
    1巻1,320円 (税込)
    人と話すのが苦手で本好きなぼく、彫の深い顔立ちで少し怖かったけど実は優しい虫好き西森くん、いつもユニコーンのぬいぐるみを抱えた長いおさげでアメリカからの帰国子女の先輩アズサ、それぞれの事情を抱えた三人の物語。 書店関係/ポタジェのように自立しながら持ちつ持たれつな3人の姿が清々しく輝いていました。自分も、全ての人との会話を楽しめるタイプじゃなく朔弥の気持ちが痛いほどわかります。フラットだけどあたたかい眼差しの平林先生が物語のなかで3人をやさしく導く灯台のようでとても素敵です。後半の母親との会話には心をぎゅっと掴まれました。心配しすぎるあまりすれ違う思いと、あまりにも自己肯定感が低すぎて相手の気持ちをうまく受け止められないもどかしさ。生きててもいいの?と言わせてしまう切なさはぐさりと刺さります。とにかく、たくさんの人に読んでほしい作品です! 図書館関係/面白くて一気読みしました。先生がいい人過ぎて、こんな先生と一緒に部活したら楽しいだろうなと思いました。名言や名シーンがたくさん。バラバラの3人をうまく繋げてくれて、いい緩和材になってました。部員もそれぞれキャラが違いながらも、ぶつかり合いながら成長してる姿がまぶしかった。各々の悩みを抱えながらも、乗り越えているストーリーは若い読者にも勇気を与えてくれそう。脇役たちもいい人が目立つ中で、主人公のお母さんだけが悪者っぽくうつってしまったけど、やっぱり、ただただ心配してただけなんだ。と分かり合えて良かった。続編希望 レビュアー/黒田くんは自分の意見とは関係なく「より自分にとってのリスクの低い方」を選択しなから生きています。他の部員や顧問の先生とのやり取りが軽快で、物語のテンポも良く孕んでいるバックグラウンドを重く感じ過ぎすに読むことができました。園芸部がいつしか主人公にとって居心地のよい場所になっていく心の機微が細やかです。皆、思い思いに好きな事をして、でももし僕が困ったらきっと二人とも助けてくれるだろう。初めはむやみに人を恐れていたはずの黒田くんが素直にそう感じるようになっていく姿は応援せずにはおられず温かい気持ちに。また表紙の装画はそれぞれ自由に好きな方向をじっと見つめているが実は軸足はしっかりとポタジェのある花壇を踏んでいて彼らにとっての園芸部そのものを表しているようです。 レビュアー /3人の関係が、植物の成長とともに変わっていくさまがいい。彼らの活動を追体験することで自然と理科が学べてしまうのもこの本の魅力。アブラムシのびっくり生態や、害虫に益虫をぶつける工夫、相性のいい植物の存在など、好奇心をそそる知識が山盛りでしたよ。
  • スウィートホーム わたしのおうち
    3.6
    1巻1,265円 (税込)
    「美しくない部屋には、美しくない心が宿る、の?」 片付けを諦めてしまった母と厳しい父のいる家には不満ばかりで、学校ではついひねくれたキツイ物の言い方をしてしまうので、中学一年の千紗は「家にも、学校にも、どこにも、わたしの味方はいないんだ。」と感じていたが、少し変わっている千紗を面白いと言ってくれる「あーにゃ」や調子者のくせに登校拒否中の小林と出会い、徐々にその気持ちがほどけていく。二人の友人の影響で心も部屋もすっきり整理された先に千紗にみえた景色は……。
  • あおいの世界
    3.9
    1巻1,265円 (税込)
    小学五年生のあおいは、父親の仕事の都合で、カナダに引っ越すことになった。 あおいには空想癖があり、ストレスを感じた時に空想すると、ストレスが緩和されるのだ。しかし、空想している様子が気持ち悪いと、クラスで浮いた存在になってしまった過去があるので、新天地のカナダでは、なるべく空想はしないで、普通にしていようと決めていた。ところが、カナダの普通は、日本の普通とは全く違う。学校は先住民の歴史を記念してみんなでオレンジを着る「オレンジシャツデー」やヒーローのコスプレをする「スーパーヒーローデー」など不思議な行事だらけで、あおいは戸惑うことばかり。隣の家に住むゲイカップルや、クラスメイトのアディソンの影響もあり、あおいは、普通でいようとする努力をやめることに・・・・・・。 九月最初の火曜日なのに、こんなに寒いなんてさすがはカナダだ。今にも雪がふり出しそうな白い空を見上げて、日本はまだ夏なんだろうなあと思った。うんざりしていた暑さが、なんだか恋しい。暑さが恋しいんじゃなくて、日本が恋しいのかな。あんなに居心地が悪かったのに、変なの。 空に向かって両手を広げて、全身に冷たい風を受けてみた。寒くて体がカチカチになる。冷とうイカになったみたい。本当にイカになれたらいいのになあ。そうしたら、カナダの学校なんかに行かなくていいもん。 「あおい。なにやってるの。早く車に乗りなさい」  お母さんが、カギをかけながら言った。 「あ、はーい」 こんなことやってたから、居心地が悪くなったんだった。ふつうにしてないと、ここでも居心地が悪くなっちゃう。──本文より。

ユーザーレビュー

  • あおいの世界

    Posted by ブクログ

    さわやかでとてもよい話でした。
    転勤族のため、主人公やその家族に感情移入してしまい、なにかさわやかに感動しました。
    なんとかなる!これ本当によく言います(笑)

    0
    2021年08月22日
  • スウィートホーム わたしのおうち

    Posted by ブクログ

    親の仕事が学校の先生という設定も考えられていると思いました 千紗の観察力と気付きがとても良かったです 「美しい場所には美しい心が宿る」片付け掃除しようと思います

    0
    2025年11月24日
  • あおいの世界

    Posted by ブクログ

    自分が自分であろうとするのに何も罪はないのにその個性を悪く言うのは良くないなって思いました。でも違う国にいくと世界観が全く違ったりするので日本との違いに驚かされました。

    0
    2024年07月29日
  • ハーベスト

    Posted by ブクログ

    ポタジェ、初めて知った。園芸ってあまり興味なかったけど、おもしろかった。三人がだんだん馴染んでくるのがまた良いなぁと思った。いっしょにいてバラバラのことして、でも気にならないって素敵な関係だよね。

    0
    2024年01月12日
  • ハーベスト

    Posted by ブクログ

    三人組って可愛くていいなあ。
    それぞれのキャラも立ってくるし。
    自分の理解の及ぶことの範囲でしか、
    物事を価値付けできない人は
    大人も子供も関係なく、いる。
    ある意味、気の毒な人だと思う。

    0
    2023年09月03日

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