CLAMPのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アニメの放送が始まって最初の単行本だったので、いろいろな期待はありましたが、いろいろと話が動いていて楽しめました。
メインストーリーであるところの幼稚園についてのお話はそれほどありませんでしたが、登場人物の背景がいろいろと明らかになっていて面白かったです。
特にどうなるのか心配だった「Wish」との繋がりは、この巻から本格的になってきています。
アニメの方でいおりょぎさんの話とかが先に出ていたので「聞いてないよー」とは思いましたが、この巻を読んで落ち着きました。なるほど。
いままでの「こばと。」は他シリーズ関連の小ネタを楽しむ作品といった感じでしたが、この巻が一番「単作品」として楽しめる内容の -
Posted by ブクログ
“「四月一日は 選んだ 小狼達も
みんなが自分で 選んだ事だから きっと それぞれの 幸せに繋がる
そうだな …侑子」
ばん
「!?」
「…百目鬼」
「…なんだ」
「おれは、この店を継ぐよ」”
待望の続刊。
しかしまさか、こんな展開になるとは。
でもって急に時が過ぎるとは。
過ぎた時間の間、どんなことがあったのか。
卵の正体とか、小狼達の決断とか。
疑問点がまだいくつもある。
続き早く読みたい。
Thanks to K.H.
“「対価を受け取ら なかった事で 君の中の力は解かれて そして 今も育ち続けている
この 店という特異な場から 出られないという事が それをさらに進めているのを 分 -
Posted by ブクログ
与えられたモノには須くそれに見合うだけの代償、代価が必要なのよ。
与えすぎてもいけない、奪いすぎてもいけない。
過不足なく、対等に、均等に。
でないと、キズがつく。
現世の身体に、星世の運に、天世の魂に。(p.25)
命を奪うなんて、そんなリスクの高いこと、しないわ。
どんな理由があろうとも、ヒトがヒトを殺せば、その殺した分だけの重さを背負うことになる。
それを知っているモノは、命なんて奪わないわ。
ワリに合わないもの。(p.30)
世界っていうのはね、無限に広がっているようだけれど、実はとても小さいの。
自分の見える範囲、聞こえる範囲、手が届く範囲、感じられる範囲にしかない。
世界はね、 -
Posted by ブクログ
今回もドウメキの存在が沁みました。百目鬼がいなかったら、14巻まで読むことはなかったかもしれません。今回はワタヌキの出生の核心にふれてます。途中までシックスセンス的展開かと思いました。ワタヌキが実は見える人にしか見えない、というのかと思いましたが違ってました。この作品は好きなんですが、一方で「ツバサ クロニクル」のほうは読んだことがないのでこの展開は私にはかなりわかりにくかったです。ゲスト的にリンクするのならまだしも、ストーリーの核心部で「ツバサ」にこれほど深くリンクされると読んでるほうは、もう何がなんだかで、残念です。装丁は今回も美しかったです。赤の縁取りが色鮮やか。この色って後付けなので