佐藤健太郎(ライター)のレビュー一覧
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筆者の本職はサイエンスライター。本書は筆者の趣味を一冊の本にしてしまった。鉄道マニアは数多くあれど、国道マニアというのは珍しい。同じマニア達の協力も得ながら書かれたタモリ倶楽部的な本。
国道は高速道路と違い、道路法で定義が定められていながらもキッチリした規定はなく、そのため欠番があったり、標識の規...続きを読むPosted by ブクログ -
文句なく面白かった。内容はタイトルどおり、世界の歴史に影響を与えるほどのインパクトのある薬物についてである。「世界史」と「薬」という微妙に遠い二つのものの間をつなぐ物語を紡ぐには、それぞれについての正確で豊富な知識が必要であり、読む人にこじつけと誤解させないための明瞭な語り口も駆使しなければならない...続きを読むPosted by ブクログ
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歴史的に有名な薬の誕生秘話などを含めた物語が面白かった。
製薬研究者の卵として、薬を開発した人々のお話はこれから研究を勧める上での活力にもなった。特に満屋裕明博士が4つもエイズ治療薬を開発したお話は圧巻された。
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とても大層な本題だが、中身はとても読みやすい。
砂糖やカフェインなど身近な炭素化合物から、現代文明のエネルギーたる石油まで、性質や歴史を理解しやすく解説している。Posted by ブクログ -
こないだ読んだ『ソクラテスはネットの「無料」に抗議する』につづいて認知バイアスがでてきました。本書は2012年、『ソクラテス』は2013年に出版されています。認知バイアスは、この時期、気にかけられるべきとされたトピックのひとつだったのでしょう。それはまさに、東日本大震災と福島第一原発事故の直後でした...続きを読むPosted by ブクログ
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教科書には載っていない逸話が多くとても楽しめた。また、作者の秀逸な表現がところどころに見られ、読んでいて終始飽きない良書だった。Posted by ブクログ
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文明の発展や人口の増加が炭素化合物の獲得の歴史とどう符合するのかを分かりやすく論じている。文系の人でもわかる内容。生活とはこれ程までも炭素が欠かせなかったのか、と、改めて考えさせられる。食べ物に始まり、薬品、アルコール、カフェイン、石油、照明装置、テレビに至るまで炭素が発展を支えてきた。なぜカフェイ...続きを読むPosted by ブクログ
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炭素というたった一つの切り口から歴史・経済・ヒト・生命・テクノロジーと様々な方面に話を広げていく。単純に話が面白く文章が上手いうえに、説得力もある。こういう教養人に私はなりたい。Posted by ブクログ
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これは、世紀の大発見と言われる様々な薬の発見や進歩を素人にも出来るだけ分かり易く世界史と併せて紹介した一冊です。ビタミンCから始まり、キニーネ、モルヒネ、麻酔薬、消毒薬、サルバルサン、サルファ剤、ペニシリン等々・・人類の歴史を変えた素晴らしい薬ばかりです。医療の未来を考える良いきっかけになる本だと思...続きを読むPosted by ブクログ
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ここ数年で、一番読み応えがった。
人類の最大の敵の1つである細菌に対して、
作られた人類の武器である薬。
それらのなかでも、歴史を変えたであろうという
薬剤をピックアップした本書。
漫画ワンピースでも紹介された壊血病へのビタミンC
人類初の抗菌薬、サルファ剤
奇跡のセレンディピティが起こした神...続きを読むPosted by ブクログ -
著者の本領発揮の作品。自分のフィールドの製薬については、ちらりと裏側をのぞかせるだけで、難しい話はほとんど出てこない。薬品の周辺のエピソードもしっかり載っていて読んで面白くためになる。
理系というか化学畑に進学を考えている中高生にはぜひ読んでおいてもらいたい作品。Posted by ブクログ -
密度が濃い。どの章も分かってはいるけれど、目から鱗のネタが豊富でと書き口も説得力があった。
1章は社会心理学的な総説。
2章は天然好き、化学由来嫌いを斬る。
3章は中国餃子をネタにリスクの基本。
4章は発がんの恐怖の罠
5章は血液ドロドロ論の罠
6章:ホメオパシー、7章:放射能との適切な付き合い方...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった!製薬で勤めはじめ、ひとつひとつの言葉の意味の後ろに何があるのかという、歴史的背景や創薬の難しいさなど、知りたいことが網羅されていた。研究職って尊い。製薬業界はおもしろい。ぜひ続編も書いてほしい。Posted by ブクログ
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古代ギリシャのデモクリトスが、アトムを考えた。すべてはアトムの組み合わせだ。ちょうどレゴブロックの1ピースを考えればよい。そして、死は、それらが散らばって、別のところで集合する。死後の世界なんてない。唯物論の始まり。 この本を読んで、 C炭素が、すべての生命の源。火葬 ちょうどCO2になって、...続きを読むPosted by ブクログ
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有機化合物を軸に人間の化学・生理学的欲求とそれに引きずられる歴史を鮮やかに描き出したとても面白い本。銃・病原菌・鉄を炭素を中心に、そして冗長にならないように簡潔に、でもサイドストーリーも忘れずにしたような充実した読後感。Posted by ブクログ
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鉄ちゃんに対抗して、国道オタクがいるとは思いませんでした。国道は定義も無く、全国に面白い国道が沢山あるんだなと面白おかしく読めました。続編を期待します!!Posted by ブクログ
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ーーー農耕開始から世界大戦まで、人類は地上にわずか0.08%しか存在しない炭素をめぐり、激しい争奪戦を繰り広げてきた。そして地球温暖化とエネルギー危機に直面する現在、新たな「炭素戦争」が勃発、その勝敗の行方は…?「炭素史観」とも言うべき斬新な視点から、人類の歴史を大胆に描き直す、興奮のポピュラー・サ...続きを読むPosted by ブクログ
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これは非常に面白かった!
普段は気にもかけることのない「道路」(といっても、国道がメイン)について、意外な一面があることを示してみたり、国道をめぐるマニアックな活動などを紹介してみたり。
国道といえど整備の進んでいない「酷道」を走破するマニアがいるとは驚きだった。YouTubeなどにアップされている...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトル通り、「人類の夢をかなえる」15の研究について、サイエンスライターの著者と奥さんとの対話形式。テーマが「若返り」や「風邪薬」など身近なこともあり入りやすく、雑学的な知識もふんだんにあり楽しめた。著者が言うように「科学者に無茶振りをする」ことで、全く違う発想が生まれ夢を叶えていくかもしれない。...続きを読むPosted by ブクログ