佐藤健太郎(ライター)のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
リスクを取ることを極端に嫌う国民性のためか、ゼロリスク信仰が蔓延している日本だが、リスクをゼロにすることはもちろんできないし、他のリスクが高まったりコストがかかり過ぎたりするらしい。
原子・分子の話は正直何のことやら?だったが、人工より自然のものが良しとされる風潮や、発がん性のある添加物の本当の危険性についてなど、なるほどと思う内容がたくさん。以前シリーズで読んだ『〇〇の危険度調べました』の著者を名指しで挙げ、反対意見を述べておられたのが大変興味深かった。
何事もきちんと調べて、何となく怖いから禁じる・叩くではなく、正しく知ることに尽きる。著者のコロナ関連の出来事に関する意見が知りたい。 -
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国道マニアという存在を知った本。
1章 国道の名所を行く
有名な国道を紹介していく。階段国道とか
2章 酷道趣味
国道マニアの中で大勢力を占める酷道趣味について
3章 国道の歴史
法律的な
4章 国道完走
国道の始まりから終わりまで一気に走りきることを完走、何度かに分けて走りきることを塗りとか言う。
5章 レコードホルダーの国道たち
最も長い国道、反対に短い国道などを紹介
6章 国道標識に魅せられて
国道標識を撮影する趣味。ちなみに「おにぎり」というらしい
7章 都道府県道の謎
国道ではない都道府県道について
8章 旧道を歩く
国道が新しく作られた国道に代わっていき前の国道を -
Posted by ブクログ
製薬会社研究員による、歴史を変えた薬について紹介した本。人類の歴史に大きな影響を与えた薬をいくつか取り上げて説明している。興味深い内容であった。
「ほんの100年前には、日本人の平均寿命は現在の約半分に過ぎなかった。1921〜1925年の平均寿命は、男性42.06歳、女性43.20歳。新生児の6〜7人に1人は、3歳までに亡くなるという時代であった」p14
「天才の着想というものは、その後一般に普及して当たり前になってしまい、後世から見るとその凄さがわからなくなることが少なくない」p32
「キニーネを含む健康飲料も開発された。キナノキなど薬草を抽出した液に、炭酸を加えて飲みやすくしたトニックウ -
Posted by ブクログ
身近にこんなマニアックな世界が広がっていたんだなあ。
国道がたくさん交差している場所。
車が通れない国道。
けものみちさながらの場所や、一般国道とは思えないハイスペックな道。
日本一長い国道があれば、短い国道の記録も載っている。
こんな風に、いろんな切り口から国道の楽しみ方を指南してくれる。
国道の標識(マニアたちはそれを「おにぎり」と呼ぶそうな)やら、国道が読み込まれた歌まで紹介されている。
鉄道マニアと同様に、その分野ごとに専門家がいるらしく、ネットで盛り上がっているそうだ。
正直、最後の方はちょっとついていけなくなったけど、国道の歴史やこれから(国交省の見解では、国道網はもう完成した -
Posted by ブクログ
ネタバレビタミン、モルヒネ、鎮痛剤、ペニシリン・・など現在日常生活や医療現場で使われている薬がどのように発見されたかをその歴史とともに解説。
現在では当たり前のように使われている薬がどんな苦労を伴って開発されたのか、ということを知るのには非常にいい。
普段薬のことなど意識もせずに暮らしているが、感染症など、先進国でその脅威が克服されたのはひとえに薬の影響が大きいだろう。
薬局で買えるような薬が当時の人々にとっては国家全体で取り組むような規模のプロジェクトだった。そんなことを教えてくれる。
また長年、害にしかならない薬をその害毒を認識せずに使い続けていたというところも興味深い。 -
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