佐藤健太郎(ライター)のレビュー一覧

  • 世界史を変えた薬
    古代に遡って、医薬の歴史を学ぶことができた。いかに今が恵まれた状態か、改めて思い知らされた(全ゲノム解析が進んだ未来から見たら、今も遅れているのかもしれないが)
  • 炭素文明論―「元素の王者」が歴史を動かす―
     炭素の歴史といえば、「火の発見/活用」による(食材の軟化で)脳の発達にはじまって
     穀物栽培≒炭水化物食により定住、人口増加…。
     大航海時代になると新世界植物、食物だけでなくタバコや酩酊草、ゴム…火薬の威力により植民地支配…/近代化学の定量分析で分子構成の一部解明…/
     1856年、リン酸肥料確...続きを読む
  • 世界史を変えた薬
    病気と薬に関する歴史や雑学が多くて
    読んでいて楽しかった。
    医療系の人はぜひおすすめで
    薬への興味を持つきっかけになるかもしれない。
  • 世界史を変えた薬
    この本、シンプルな表紙とは裏腹におもしろい。
    人に薦められる医薬品関連の本ってこれぐらいじゃないかな?
  • 世界史を変えた薬
    全編通して読みやすい。アスピリンに癌やアルツハイマー予防効果がありそうとか初耳だった。人類の次の課題は自己免疫疾患への対処。
  • 炭素文明論―「元素の王者」が歴史を動かす―
    炭素が主役なので、元素や化学がメインの話かと思いきや、どちらかと言うと、文化史。勿論、炭素を切り口として、人類がどのように社会を発展させてきたのかという内容で分かりやすく面白い。

    スタートから説明が易しい。素人向きだ。

    元素と元素が互いに結びつき、化合物と言うものを作る。紙ならばセルロース、食肉...続きを読む
  • 「ゼロリスク社会」の罠~「怖い」が判断を狂わせる~
    日本人はリスク評価と相性が悪い。減点法社会や同調圧力の影響だろう。リスクの中でも、恐怖心を煽るもの、制御不能のもの、人工的なもの、子どもに関わるもの、未知のもの、関心の高いもの等はリスク評価を謝りやすい。
    この本ではリスク分析の中でも特に筆者の専門の化学物質のリスクについて分かりやすく解説されている...続きを読む
  • 世界史を変えた薬
    ビタミンC、モルヒネ、キニーネ、麻酔薬、消毒薬、サルバンサン、サルファ剤、ペニシリン、アスピリンなどの薬について、発見までの歴史、与えた影響、作用原理をわかりやすく説明してくれる一冊。読み物としておもしろい。
    人類の歴史を変えたのは間違いない。
  • 世界史を変えた薬
    病気になり薬のありがたさを心底感じたことをきっかけに手を取りました。誰がどんなことをきっかけに薬を制作したか、発見したかを複数事例とともに紹介。病気や発見者などの知名度から引きがあるエピソード多数。今ではあり得ないと感じる間違った治療法なども、少し前の時代までは当たり前のように使用していたことからも...続きを読む
  • 世界史を変えた薬
    医薬品メーカーで開発研究者であった著者による、歴史的に重要であった医薬品の紹介です。鎮痛剤や抗生物質、麻酔剤などの歴史やその社会的ニーズ、開発の過程などが判りやすく詳述されています。現代における医薬品は莫大なお金が動くので、それら利権等における人間模様なども記述され、薬という側面からの歴史が理解でき...続きを読む
  • ふしぎな国道
    酷道というワードは知っていたけど、あらためて整理されて提示されるとおもしろい。
    標識、旧道、完走など様々な楽しみ方があるようだ。
    いきいきとしたマニアの方の熱量を感じられる。
  • 炭素文明論―「元素の王者」が歴史を動かす―
    面白かった。高校の時に習ったハーバー・ボッシュ法にそんな背景があっただなんて知らなかった。さらにこのハーバーがナチスの毒ガス開発に一役買っていたなんてことも知らなかった。
    知らなかったことを学ぶことができるのはとてもいいことだ。楽しいな。
  • 炭素文明論―「元素の王者」が歴史を動かす―
    地表における元素存在比0.08%の炭素が成り立たせる生命の世界。
    我々の生活を支え、文明・文化のあり方に深く影響を与える物質を化学的視点から考察。

    ◯炭素が本領を発揮するのは、「化合物を作る」段階だ。今までに天然から発見された、あるいは化学者たちが人工的に作り出した化合物は7千万以上にも及ぶが、こ...続きを読む
  • ふしぎな国道
    何かにすごく詳しいことと特殊な性癖を持つ人というのはほぼほぼ同類なのかもしれない。
    国道のことが気になって調べ始めたら知りたい気持ちを止められなくなってしまった、そんな人間の性を思いもよらず感じでしまった本です。
    国道の沼に人々を落とそうと手招きをしています。
    タイトル通り、不思議だなぁと思わず考え...続きを読む
  • 「ゼロリスク社会」の罠~「怖い」が判断を狂わせる~
     リスクを取ることを極端に嫌う国民性のためか、ゼロリスク信仰が蔓延している日本だが、リスクをゼロにすることはもちろんできないし、他のリスクが高まったりコストがかかり過ぎたりするらしい。
     原子・分子の話は正直何のことやら?だったが、人工より自然のものが良しとされる風潮や、発がん性のある添加物の本当の...続きを読む
  • 炭素文明論―「元素の王者」が歴史を動かす―
    炭素という元素を、人類史に関係する化合物を出して性質を説明。
    炭素化合物についてとても勉強になった。知らないことが多く、興味深い話ばかり。二酸化炭素削減など言う前にこのくらいの知識は必要だと痛感した。
  • ふしぎな国道
    国道マニアという存在を知った本。

    1章 国道の名所を行く
     有名な国道を紹介していく。階段国道とか
    2章 酷道趣味
     国道マニアの中で大勢力を占める酷道趣味について
    3章 国道の歴史
     法律的な
    4章 国道完走
     国道の始まりから終わりまで一気に走りきることを完走、何度かに分けて走りきることを塗り...続きを読む
  • 世界史を変えた薬
    人類の歴史とともに語られる薬の誕生秘話が全10話。歴史好きな方、医療従事者の双方におすすめできる。

    医薬品というものの存在が、いかに大きく生命の助けになってきたか。その背景にはどんな苦悩があったのか。そこまでしっかりと解説されている。

    ストーリー性を帯びたことで、暗記に頼らず薬の歴史を学ぶことが...続きを読む
  • 世界史を変えた薬
    国内でエイズ関連の患者・死者が出たときに個人情報やガセネタが報道されていた、当時はプライバシー保護の概念が薄かった、というような記載があったけれど、21世紀のコロナ禍でも大して変わっておらずとても残念

    端的にわかりやすくまとまっていたので読みやすかった
    分子構造はイラストじゃなくて構造式の方がよか...続きを読む
  • 世界史を変えた薬
    人類の歴史を変えた医薬品を時代背景を踏まえて解説した本。

    内容は主に医薬品の歴史の紹介であり、化学的な部分もわかりやすく説明されているため、誰にでも読みやすい本であると思います。

    ウイルスは標的となるタンパク質が少なく、変異が早いため、薬を作りにくいことから、本書では「人類の最後の敵」と紹介さ...続きを読む