伊藤穰一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Web3、メタバース、NFT、DAOといったテクノロジーでこれから世界は、社会はどうなっていくのか、方向性を解説した一冊。
さすがに著者らしく、これらのテクノロジーにより、本来インターネットが持つ力がもう一度発揮され、社会がフラットになり、構造がより透明になり、民主的になると、期待も込めて語られている。テクノロジーが世界を変えていく。自分もそれに同意し、希望をもって生きて生きたいところだが、一方で、世界は分断化され、人々は自分と同じ立ち位置にたった情報しか目にしない。Web3がこの傾向を助長する可能性だってあるのだ。
ここから数年でどうなるか。単なるバズワードで終わるのか、一部の人々のみが参加 -
Posted by ブクログ
▼概要
・時代の変化に取り残されないために必要なものは2つ
(1)テクノロジーに対する「リテラシー」
(2)そのテクノロジーによって社会はどう変わるのかという「ビジョン」
・これから日本が行っていくべき変革とは、ドメスティックなものを、ただデジタル化するだけでなく、デジタル化を通じてグローバルな存在へと変えていく事だと思います。これおおおkな目標とし、世界に照準を定めたゴール設定をすることが、日本再生の道を切り開く唯一の鍵だと考えます。
▼Web3:「ガバナンス・働き方・組織」の前提が覆される
・ブロックチェーンという「非中央集権的」という方向性にふたたび目指すことになった、改竄不可 -
購入済み
ほんのり理解
web3について理解したく購入
理解できるところと出来ないところがはっきりしただけでも読んだ甲斐があった。
体験できるところから体験し、再読することでより理解が深まると思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大人がまじめに、子供が学ぶ時の方法を観察して、子供が楽しみながら学習する様を大人が学び、その子供たちに楽しく学べる場を大人が提供して、子供たちの創造性を育むことに取り組んでいる。
本書は、日本でも教育カリキュラムに取り入れられるプログラミング学習について、興味を持ったことと、子供たちにプログラミングを教えている現場の現状を知りたくて手に取った。
MITメディアラボの研究チームが、創造的な学び体験をサポートするためのオンライン講座を提供している。Learning Creative Learning. LCLというプログラム。
ブラジルやイタリアでも創造的な学び方が浸透しているようだ。
本書では、 -
Posted by ブクログ
訳がおかしくて理解できず、結局、洋書で読んだ方がわかりやすかった。
MIT Media Laboのジョイイトウによる、イノベーションを起こすには、スピードが求められる現代における大事なプリンシパルとは。
マップよりコンパスを。これが最もいい言葉だ。細かく計画していったとしても、結局修正修正。それであれば、コンパス、つまりは方向性をしっかり決めて、あとは全力で進む。途中、色々困難もあろうけど、それをその場で臨機応変に対応する。MBAホルダーが計画して、そこから金を集めて、デザイナー、エンジニアに作らせるのはBIつまりインターネット以前の話。インターネットが登場したあとは、イノベーションコストは限 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・教育よりも学習を
・創発民主主義
アラブの春としての成功
同時にイスラム国も生んだ
トランプもサンダースも、率いたのではなく、乗った
・中心から周縁へのpushではなく、
周縁で起こるイノベーションにあわせて
資源をpullすること。(人材然り)
ストックではなくフローになる時代
個人の心の持ちようとして、オープンネス
・想像プロセスにおける標準化の重要性
ねじの形を標準化することで効率化
・MIT「デモするか死ね」「液体のようになりたい」
・子供は、学習意欲がある。
それを伸ばすのが大人の仕事
・良心的な不服従
そこから生まれる新しいアイデア
・理論体系で考えていると、理論上 -
Posted by ブクログ
ジャンルとしては経営、テックなのか分類が難しいが、シンプルな人生訓である。
この本(原題Whiplash: How to survive our faster future)の大前提として、ネットによる無数のコネクションと処理テクノロジーの発展により現代は変化のスピードが加速しており、予測は不可能だしトレンドに乗って安泰となることもない。その環境下を生き抜くすべがトップダウン、例えば一つの技能、権威、理論、方法論、ではなく、各人がやりたい方向を向いて、失敗を繰り返し、そこから学びながらやり抜くことである。
9つの原則は、権威より創発、プッシュよりプル、地図よりコンパス、安全よりリスク、従うより