梓崎優のレビュー一覧

  • 叫びと祈り

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    海外の動向分析の雑誌を発行している会社に勤務する男性の、海外で出くわした出来事の連作短編ミステリ


    海外の動向分析を主な内容とする雑誌を発行する会社に勤務する青年 斉木
    NPOや政府関係機関も一目置く情報誌の質を維持するためには相応の取材が必要なめ
    多言語を操る彼は海外を飛び回る生活を送っている
    年間百日以上を海外で過ごす彼が巻き込まれた、様々な出来事の謎解きのお話

    収録は5編
    ・砂漠を走る船の道
    ・白い巨人
    ・凍れるルーシー
    ・叫び
    ・祈り

    砂漠のキャラバンに同行した際の連続殺人事件
    風車に入って消えた人の謎
    朽ちない聖人の遺骸調査への同行
    エボラ出血熱と思われる感染症で滅びかかってい

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    2024年04月21日
  • 叫びと祈り

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    おもしろかった。「凍れるルーシー」では、明確な解明がされなかったのが残念。すべて説明がつくような話だと期待してしまった。
    ストーリーが短く次々読める。最終話だけは予想が当たった。

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    2024年02月15日
  • 叫びと祈り

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    ジャーナリストである主人公が、取材に赴いた世界各国で遭遇する謎を描いた連作短編集。

    梓崎優さんのデビュー作です。

    ミステリ要素のみに着目すれば、少々物足りなさを感じてしまうかもしれません。
    でも、その土地に根ざした文化や価値観が、謎と深く関わっているところに、他のミステリ作品とは一線を画する斬新さがあるように思います。

    それに加えて、風景描写と情景描写の巧みさは新人離れした印象で、他の国々を舞台にした作品も読んでみたくなりました。

    10年以上前の作品とのことで、今更シリーズ化するのも難しいかもしれませんが、物語としての整合性の高さと、ミステリの新たな可能性を感じる一冊だと思います。

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    2023年01月28日
  • リバーサイド・チルドレン

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    『叫びと祈り』が最高だったので、続けて買ってしまった。主人公のミサキがカンボジアでストリートチルドレンとなった経緯や、ストリートチルドレンの日常や周囲からの認識を、かなり細かく書かれていて胸が苦しくなる場面も結構あった。精緻に書かれたそれらの描写によって、事件の真相を知った時、読み手は異国の論理を受け入れることが可能になっている。構成が丁寧なので、事件が始まるまでのやや長い前フリを超えれば、もうノンストップで続きが読みたくて仕方なくなるのではないか。
    殺意は避けられぬ衝動(叫び)であり、その殺意に対して理解を試みることが祈りなんだなと解釈していて、この『リバーサイド・チルドレン』でも主人公の心

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    2022年04月17日
  • 叫びと祈り

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    短編集。どの短編も後半で印象がガラッと変わる。ミスリードなのか自分の読解力がないのか読んでいて翻弄される。

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    2021年09月12日
  • リバーサイド・チルドレン

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    ミステリーとしての完成度は高くありません
    ストリートチルドレンとなった日本人少年の成長物語として面白いと思う

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    2021年09月09日
  • 叫びと祈り

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    ミステリーというより、文化にまつわる物語でした。
    「凍れるルーシー」や「叫び」など、文化は現地の人々の想いが蓄積し作られると感じました。

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    2021年09月05日
  • 叫びと祈り

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    サハラ砂漠、スペインの風車、ロシアの修道院、南米の密林など、世界中を旅しているかのような感覚になった。
    その土地の空気感まで伝わってくるようだった。
    5つの短編小説のうち、最初のサハラ砂漠とロシアの修道院が面白かった。

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    2021年04月19日
  • 叫びと祈り

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    連作短編集。一作目意外はこれといったギミックも無いにもかかわらず、何か心に残る。
    描かれた世界の静謐さが綺麗。他の作品も読んでみたい。

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    2025年08月22日
  • 叫びと祈り

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    何かすっかりお馴染みとなった書き出し(^ ^;
    「一応ミステリに分類したけど」(^ ^;

    一冊通して、何とも「高貴な」印象を受けた。
    テーマ、ストーリー、推理、人間模様、
    そして文体や繊細な感性がにじみ出る表現。
    すべてが「俗」を超え、神々しく光っている。

    一応殺人事件が起きたりもするし、
    「探偵役」による「謎解き」もきちんとある。
    が、それは決して物語の主流ではない。

    日本人には馴染みの薄い、海外の特殊な環境の中、
    価値観やものの考え方がまったく違う人々との邂逅と齟齬
    みたいなものが大きなテーマかと。

    高貴な文体ながら、ハンマーで頭を殴られるような
    インパクトの強い内容が次々と現れる

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    2019年02月07日
  • 叫びと祈り

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    5章立ての短編集で、同じ主人公を持つ以外、物語間のつながりは殆どなし。で、舞台となる国もそれぞれが異なる。更には、その文化に住まう人間ならではの事件が用意されていて、設定の巧みさに舌を巻く。さりげない情景描写も美しくて、無理なその世界観にいざなってくれる。最終章で、主人公自身が救われる祈りも素敵。うち3章では殺人も起こるし、広義のミステリであるには違いないけど、文学性の高いものだと感じました。

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    2018年11月19日
  • 叫びと祈り

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    世界をまたにかける語学堪能なジャーナリスト。まぁたいがい日本人でバリバリ外国語をしゃべるって時点でなんかイラッとしますね。何故なのか。やはり日本人なら日本人英語をしゃべるべきではないか、という謎の先入観があるからでしょうなぁ。まさに出る釘を打つという日本人の精神。
    しかしこの出木杉君みたいな男の行くところ行くところ、事件が起きる!コナンや金田一ばりのトラブルメーカーなわけですね。というか死神です。こういういけすかないやつには酷い運命が待っている、という神様はちゃんと見てるんだな、とほっとしますね。でもそんなひどい目にあってもイチイチ哲学臭いというか、あれですな、中二病?的な難しい話をすぐ持ち出

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    2017年06月15日
  • 砂漠を走る船の道 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

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    タイプが全く異なる5編。正直あまり期待もせずに手に取ったんだけど、個人的にはどれも及第点以上で面白かったです。満足満足(^^)

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    2017年02月14日
  • 狼少年ABC

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    ノンシリーズ短編集。昔起こった出来事の謎を考える日常の謎系だが、どの作品もとてもエモーショナルで、コナ・スノーや雪の中に置かれた赤い傘など、美しい映像が目に浮かぶ。切なく優しい読後感もよかった。

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    2026年03月08日
  • 狼少年ABC

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    ミステリ仕立てのエモーショナルな青春小説というのが、読後感によくわかった。
    四季を感じる描写が丁寧で、そのなかにいるような気持ちになる4つの短編集。


    「美しい雪の物語」〜古びた日記から男女の再会が気になり…。
    「重力と飛翔」〜冬休み初日に亡くなったクラスメイトが残した写真の謎。
    「狼少年ABC」〜言葉を話す狼少年は…。
    「スプリング・ハズ・カム」〜同窓会のタイムカプセルから放送室ジャックの犯行声明が。




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    2026年02月28日
  • 狼少年ABC

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    「書き手不明の日記の主は戦争後、恋人に会えたのか?」「亡くなった友達は本当に事故死なのか?」「言葉を話す狼少年の記憶が意味するものとは?」「15年前の卒業式の事件の犯人は?」
    ミステリ仕立ての四つの青春物語。

    小さな手がかりから推理を重ねて、新たな局面が現れていくミステリ的な要素と、若さゆえの青さや揺れが描かれるジュブナイル小説の要素がうまくマッチしている。

    「スプリング・ハズ・カム」は二度読み必至。
    好きなのは「重力と飛翔」。
    悲しみの先、ラストに見えた希望が爽やかでした。

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    2026年02月20日
  • 狼少年ABC

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    日常に起こってしまったいくつかの出来事の短編集。描写は素敵だったが設定がこれまでにもあるような内容だったかな。

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    2026年02月04日
  • 狼少年ABC

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    ネタバレ

    【収録作品】
    美しい雪の物語
    重力と飛翔
    狼少年ABC
    スプリング・ハズ・カム

    夏、冬、秋、春……四つの季節の物語。
    「美しい雪の物語」 アフガニスタンに行った父親を案じつつ、ハワイの叔父夫婦のもとで暮らすことになった少女。彼女が見つけた古い日記の謎。

    「重力と飛翔」 映画に夢中だった高校生の死。彼が最後に撮った写真の謎。

    「狼少年ABC」 男子大学生が子どものころ、出会ったという喋る狼の謎。

    「スプリング・ハズ・カム」 高校の卒業式以来15年ぶりに集まった同窓生たち。タイムカプセルに入っていた犯行声明から蘇る放送室ジャックの謎。

    一つ一つ積み上げて組み立てられたミステリ。

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    2026年01月29日
  • 叫びと祈り

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    砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、
    スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦。
    一人の青年・斉木が世界各国で遭遇する数々の異様な謎。

    連作となっている短編集で非常に読み応えがあった。
    舞台が世界各国に飛ぶので想像が壮大となり、
    目に浮かぶ情景も知っている景色ではないのでそういう意味では新鮮。

    スペイン編『白い巨人』はそのオチに驚かされた。
    なるほど、そういうことか!という喜び。
    まさに叙述トリックの最たるものであった。
    これがデビュー作とは、末恐ろしい作家の誕生ではないだろうか。

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    2025年11月11日
  • 叫びと祈り

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    世界各地で起こる事件を5編集めた連作短編集。
    異国の地では我々日本人の常識とは別の異世界の論理で殺人事件が起こるということを認識させられる。
    「砂漠を走る船の道」「凍れるルーシー」「叫び」が素晴らしい!

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    2024年11月23日