ぺこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前巻での夏帆さんの真意が分かるお話。なので、セットで読むことをオススメする。というより、そうしないと話が繋がらない。
また委員長・鳴子叶絵の男前振りが発揮された話でもある。
3学期の間だけという短い期間に入部した夏帆さんと珠緒先輩。
彼女たちの卒業式を無事に終え、ドイツへ留学するという夏帆さんの「思い出」作りのため、卒業旅行を企画する迷い猫同好会。
しかし、これら迷い猫同好会へ入部から始まる一連の出来事が、夏帆さんが仕組んだ思惑であることに、誰も気づけない。
が、ただ一人、文乃だけが気づいた。バレンタインでの夏帆との一件を巧から聞くことで。
文乃の性格を利用し、言葉上手に巧を誘導し、巧も -
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今回は希メインのお話。「家族」について考えさせられた1冊でもあります。
1巻でストレイキャッツに拾われてきた迷い猫・霧谷希。
実のところ、彼女の過去は先の2冊では不明のままでした。
今回はその辺りも判明するだけでなく、希が文乃と千世に爆弾を投下する、ひとつのターニングポイントともいえる。
折りしも梅ノ森学園は体育祭を迎える時期。
が、どこをどうトチ狂ったか、巧を巡る二人三脚が、あっと言う間に千世率いるブルマ派と、文乃率いるスパッツ派に分かれての学園騒動に発展。なんともノリの良い学園です♪
流されまくりの巧はともかく、どちらかに決められないのが、もう一人。霧谷希だった。
事は彼女の過去、家 -
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ちっこい唯我独尊の暴君お嬢様、梅ノ森千世がメインのお話。
巧たちと遊ぶために千世が作ったサークル。でも、ストレイキャッツを切り盛りしなければならない巧たちにとっては、それどころではないと、ついついおざなりにしてしまう
千世がサークルを作った本当の意味を理解できないままに。
そこに、千世の友人(?)たる竹馬園夏帆が良案を持ってくるのだが、千世の思いと巧たちストレイキャッツの面々の思いとはすれ違うばかりで・・・
結局、千世も迷い猫だったんですね。
彼女の「お手」がどういう意味だったのか、彼女が理不尽な暴君で見られていたことさえも。
全ては寂しさから来た迷い猫。ストレイキャッツに魅かれてきた迷 -
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シリーズ最終巻。
前巻ラストで登場したラスボスとの対決回。
色々対策を立ててさあ決戦というところはなかなか盛り上がった。
最終巻のお約束のハッピーエンドでよかった。
あと前々回ぐらいから、異世界から帰れたら、もうみんなと会えなくなってしまう問題があったのだけど、まあ、こちらも予想通りに解決。
たぶん行き来することになるんだろうなあ、でも時間の流れが違う事はどうすんだろうと思っていたら、あっさり管理者権限で調節とは、さすがゲーム世界。
ただ、異世界と日本で国交を結んでという展開は正直思いつかなかった。
現実には色々やばいことになりそうで、もうちょっとひっそりと隠しておいたほうがよかったんじゃな -
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今回はいわば異世界設定の説明回。
現実のゲームが関係してるのだろうと予想していたけど、ちょっと違った。
なんというか思っていた以上に黒幕は悪いやつだった。
だって、やったことは異世界に送り込むだけだとしても、実際には何人も殺してるのと同じことだもんなあ。
ただ、このやり方は彼らの目的的には、むしろ逆効果なんじゃないかと思うんだけど。
とは言え、物語的には今回は前回の続きの文化祭編で、ヨシュアとアンナが仲間の出し物を見て回る展開。
相変わらずヨシュアのハーレムはなんとも羨ましい。
時たま顔を出すブラックアンナさんが怖いけど。
て言うかアンナさん、ネアにまで嫉妬するのはどうかと思うんだけど(笑) -
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べただけど、こういうの好き(笑)
シリーズ5巻目にして初めての本格的な(?)ラブコメ回。
いまどき、互いに名前を呼び合うだけで顔を赤くするなんて、どんだけウブですか!
でもまあ、衆人環視の中でこれは、ハズいなあ。
いやあ、ニヤニヤしてしまった。
あは、愉しい。
今巻は、珍しくあらたな登場人物もなく、かと言ってクエスト攻略に力が入っているわけでもなく、そう言う意味では、ヨシアとアンナのラブコメに集中できた(笑)
ラストの女の子に胸を貸すシチュエーションは分かっていてもやっぱりいいよね。
さて、世界の謎が大きく明かされて倒すべき敵もだんだん見えてきた。
まだやっつける方法は分からないけど、女 -
Posted by ブクログ
やっぱ、異世界は猫耳だよね!(笑)
うん、愉しく読めた。
異世界クエスト物語、今回のクエストは猫耳幼女の攻略。
この場合の攻略はもちろんギャルゲー的攻略だけど、幼女過ぎてエロくならなかったのは残念(おい)
その代わり、ひたすら可愛かった。
「あれにゃんだー」「かっこいいにゃー」
ああ、萌えるにゃあ(爆)
それにしてもどんどんパーティメンバーが増えていくなあ。
しかも女の子ばかり。
いや、ハーレムまっしぐらなのはお約束だね。
あと、最近慣れてきてビキニアーマーが普通に思えてきた(笑)
毎回思うけど、本作はライトノベルらしく非常にサクサク読めてしまうので結構好き。
その軽さがライトな謎解き -
Posted by ブクログ
「感動」のベクトルと「バカ」の両方のベクトルで、だんだんクオリティが上がってきているような気がします。
女子生徒の体操着をブルマにするかスパッツにするかで、学園中を巻き込んだ大騒動になります。この「バカ」の方向への振り切れっぷりが気持ちいいです。とくに家康がいい仕事をしています。
そんな中で、仲間とともにいるための場所を守るために、希が孤軍奮闘します。個人的には、この場面が本巻のヤマ場だと感じました。その裏で希の過去が明らかになるストーリーが展開されるのですが、こちらはわりとあっさり片づけられていて、重苦しくなりすぎていないのも好印象です。 -
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