マンのレビュー一覧

  • 詐欺師フェーリクス・クルルの告白(下)

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    未完の遺作だったようで、出版時は売れたらしい。上巻を読んでからだいぶ時間が経ってしまった。ほんっとにね、クルルのことがいけすかなくてね、なんとか何やっても許される超絶イケメンに変換しようとしたが、こういうタイプの男はなかなかイメージできなく、若い頃のアランドロンに置き換え、なんとか頑張って読みました。「なんかきゃあきゃあ言ってみたい、そういうの一度もないや」と思ったけど、ギンギラギン辺りのマッチには結構熱中してました。

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    2019年06月29日
  • ヴェネツィアに死す

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    トーマス・マンの代表的中編のひとつ。
    ヴィスコンティの映画でも有名。映画はテレビでちらっと見たことがある。

    内容は、よく知られているとおり、確固とした名声を築いた初老の小説家が、避暑地のヴェニスで美少年に魅せられるというもの。
    20世紀を代表する大小説家であるトーマス・マンが、堅実で緻密な描写で、一人の芸術家の破滅を描いた作品。

    おそらく傑作なのだろうが、個人的にはあまり面白くなかった。読んでも読まなくてもどうでもいいと思った本。
    ドイツのくたびれたインテリおやじが恋する相手が美少年ではなくて美少女だったら、もう少し関心がわいたかもしれないが。

    それに翻訳がどうも、イマイチなような気がす

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    2018年09月19日
  • ヴェネツィアに死す

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    ノーベル賞作家トーマス・マン初読み。実は私作者と誕生日が同じ。『魔の山』は長すぎてなかなか手が出ないので短いこちらを選んだのだけど…うーん!難しい!途中眠たくなってきてなんとか最後までページを捲ったって感じ。最後の方でようやくほのかに何かわかりかけたけど私にはレベルが高かった。ギリシア神話を学んでから出直してきます。2011/130

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    2013年11月14日
  • だまされた女/すげかえられた首

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    ネタバレ

    「だまされた女」は面白かった。
    でも女性の主人公は苦手に見える。
    「すげかえられた首」は何度も挑戦したが、どうにも読み進められず断念。
    同じ作者でこうも違うとは。

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    2011年11月13日
  • だまされた女/すげかえられた首

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    2編の短篇集。どちらも人間の肉体と精神の相克について、饒舌に語り尽す。その過剰なまでの饒舌さは、登場人物の対話であっても作者の自問自答であり、閉塞的でブラックジョークのようである。

    読み手が、世界や人間について真摯に求めている時は、マンはあまり向かないかもしれない。

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    2011年05月14日
  • ヴェネツィアに死す

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    一度以前の訳のものを読みかけたのですが、訳が古いこともあり挫折してしまったことがありました。原本自体が古いというのもあってやはり少し古さを感じる文章ではありましたが、この新訳は非常に読みやすかったです。タッジオの美しさの描写が尋常じゃなく美しかったです。色々な詩歌からの引用が散りばめられた散文ですね。あと、視線に関する描写が印象強く(タッジオが最初は視線を慎ましく伏せ、それから見上げる…など)残り、視覚的なものが強い作品だと思いました。映画を見たことはありませんが、あちこちで見た写真のビョルン・アンデルセンの人間離れした美少年振りと言ったら!

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    2009年10月04日