白川貴子のレビュー一覧
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現代の世界で起きていることを理解するための信頼できる知性は、同時に未来への指針でもある。
「歴史が教えているとおり、自由というものは守ってやらなければ生き残れないし、嘘というものは暴かなければ止まらない。」p.259Posted by ブクログ -
兄弟愛を感じさせられるシーンでは胸が熱くなりました。一つ一つの描写がとてもリアルで弟が狂っていく様子がすばらしかったです。
自分の読解力が未熟で解けなかった謎もあるのでいつかまた挑戦したいです。Posted by ブクログ -
現代人らしい唯物主義よりな意識を持っていた脳神経外科医が、自身の臨死体験を赤裸々に綴ったのが本書である。
自身の体験を盲信せず、医療従事者である友人知人や関連書籍を使って現代化学・現代医学に根ざした客観的視点も取り入れているのが新しく、また、その検証の結果、医学的・化学的に説明できる臨死体験と説...続きを読むPosted by ブクログ -
境界性パーソナリティ障害の現在を、コンパクトにわかりやすく事例を絡めてまとめられて、分かりやすい。治療も何か一つが優れているのではなく、目標に応じて使い分けることなど実用的だが、やはり何よりも治療者と患者の信頼関係が重要であり、治療には根気が必要と繰り返し述べている。納得。Posted by ブクログ
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兄と弟が深い穴に落ちてしまった。そこからどうしても外へ出られない。これは比喩なのか、ダークファンタジーなのか。重苦しい雰囲気のまま、二人だけで物語は進行する。不気味な余韻が残る大人の童話である。Posted by ブクログ
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森の奥深くにある、深い穴に落ちてしまった兄弟。脱出方法を考えるも見つからない。食料は虫たち、飲料は泥水という環境の中でどうやって生き延びていくのか。絶望的な日々と、幻覚、幻想のようなものが広がったりと、狭い穴の中でさまざまな感情に出会う。どうやって脱出するのか、二人が選んだ道は。その先には何があるの...続きを読むPosted by ブクログ
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サッチャーとブレヒトの言葉で幕をあけカミュの言葉で閉じるこの物語は、暗黒時代に生きる人たちのための寓話、ということなんですが、2013年に書かれたものなんですよね。もう明るい時代なんてくるんですかね?
とにかく真っ暗いお話です。兄弟ふたりが深い穴の中に落ちちゃって、そこで這いあがれずに木くずやイモ...続きを読むPosted by ブクログ -
最近、科学の分野(量子力学・脳科学・生物学)の新しい発見を知ることで、その奥深さや新たに人間のイメージを更新されることに、驚く日々が続いていました。臨死体験やこの世だけではないスピリチュアルな世界にも興味を持っていたことを忘れていました。著者の臨死体験への冷静な分析と科学的知識の信頼感が感じられ、...続きを読むPosted by ブクログ
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読みやすいが寓話の意味をあれこれ考えてしまい、悶々となる。簡単に正解がわからないのが、本の醍醐味ともいえるから、これはこれで個人的には結構気に入っている。
映画化が決まっているらしいことが書いてあったが、もうできたのだろうか?どちらかというと舞台向きの内容なようにも思えるこの作品が、映画でどう描か...続きを読むPosted by ブクログ -
「自殺」がテーマでありながら、読みすすめると装幀画の世界が広がっていく。何処かに「パライソ・アルト」のような場所があるのかも知れない。と錯覚してしまうほどの不思議な感覚が読後も続く。Posted by ブクログ
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とても、怖い。怖い、怖いと呟きながらぐいぐい読まされてしまう。そして時々、抉られるようなフレーズに声も出せずに泣く。これだけ限定的な設定で極限の状態だけを丹念に描写していくのが凄いと思った。叩きのめされたけど、読んで良かった。多分時々思い出してしまう作品になると思う。Posted by ブクログ
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誰もが本当は知りたい。
死んだらどうなるのか。
生命は永遠か。
唯物主義、機械的なものに過ぎず、まったくの無に帰するのか。
その確固とした答えを科学的に立証しようとする全米トップの脳外科医。
自らの臨死体験から、生命を司るのは脳ではなく、体を離れたエネルギー体としての意識だったと言う。
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YOU ARE HERE ニコラスクレイン 早川書房
地理学を散歩する
地球誕生から46億年の中で人類が発生して以来の記録が地理学
人類の活動が地球に影響を及ぼす時代をアントロポセン人真世という
最終的にこの本で言うアントロポセンは温暖化問題にたどり着くが
その解決を知識のみに頼っているように...続きを読むPosted by ブクログ -
地理学の入門書です。
地理学の各々の分野のイントロダクションと、なぜ地理学が必要なのか、ということについて書いてあります。
今、地球を取り巻く問題を考え、解決するには地理学を地球の民全員が学ぶことが必要であると、強く訴えています。Posted by ブクログ