岩崎育夫のレビュー一覧

  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    シンガポールに留学、移住するなら絶対に持って行きたい1冊。シンガポールの歴史、経済、政治、全てが学べます。

    シンガポールに来る前、この国の歴史について全くわからず、なんかゆるっと「安全だけど厳しい国」という認識でしたが、この本を読む中でなぜそのシステムが必要だったのか、ということが論理的にかつ簡潔...続きを読む
  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    中公新書の「物語」シリーズ、いくつか手にとって読んだことはあったのですが、今まで読んだ「物語」シリーズの中では一番面白かったと思います。まずその理由は、シンガポールの歴史が浅いので、1冊の本の中でかなり密度の濃い記述がなされていることでしょうか。例えば同じ「物語」シリーズのアメリカ版などは(アメリカ...続きを読む
  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    シンガポール赴任者に特におすすめ。経済的観点でもある意味芸術やサブカルチャーの観点でも特異な国シンガポールの成り立ちがざっとよくわかる。著者の意見がちゃんと混ざっているのも良い。
  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    リークワンユーまでの時代を読み込んだ。開発独裁国として成功を収めたシンガポールの成り立ちを簡潔かつ的確にまとめられている。中国、特に深センにおいても、シンガポールの政策を真似ている所なので、その意味でも参考になった。
    面白かったのはリークワンユーといった母国語英語グループ(英国留学経験者)と母国語中...続きを読む
  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    シンガポールという国について理解を深めるために最適な一冊。
    特殊な教育制度に国の本質が現れていると思う。
  • 入門 東南アジア近現代史
    体系的、時系列的にまとめられていて、それぞれの国について丁寧に説明されている。複雑な内容なのに意外と読みやすかった。

    個人的に東南アジア諸国と仕事関係していくこととなったので、手に取ってみました。どういった歴史を経て、現在の経済成長著しい東南アジアになっていったのかイメージを掴むことができた。各国...続きを読む
  • 入門 東南アジア近現代史
    ペナン島に旅行し、また今後、仕事で東南アジアに関わる可能性が出てきたので、関心を持ち購入。

    土着国家の成立ち×植民地化の歴史×独立時の共産圏へのポジションで、東南アジア諸国のあり方をざっくり理解できる。

    初心者には大変優れた本だと思う。
  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    [昇り竜解剖図]羨望を集めるほどの急激な経済成長で、東南アジア諸国の経済や投資を牽引してきたシンガポール。ほとんど顧みる人すらいなかった19世紀初頭の「発見」から、急速な経済成長を経た21世紀初頭までの歴史を概観した作品です。著者は、シンガポールをはじめとした東南アジア諸国の研究で知られる岩崎育夫。...続きを読む
  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    上司がいるので最低年一回は出張するシンガポール(笑)実はそれまで行った事なくて、その歴史って知ってるようで知りませんでした。
    占領下での残忍な行動にもかかわらず親日が多いので謎でしたが、これ読んでプラグマティズムゆえだなとハラオチしました。
    英国、日本、中国、マレーシア、インドネシア、米国など関係諸...続きを読む
  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    シンガポールの華やかさと不思議さ(不気味さというか…)の理由は政治にあった。
    シンガポールを知らない状態で読むのもよいが、同国の経済や教育の発展に目を見張ってから読むとなおよい。

    教育制度について知るのにも適している。簡潔だが、教育と政治の関係が明快に説明されている。
    マレーシア史と読み比べると面...続きを読む
  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    シンガポールが1819年イギリスの植民地になるまで森以外にほぼ何もない島だったというのが驚きでした。そこに住み着いたのがあくまで出稼ぎという感覚で来ている移民だったために、定住社会ができるより先に国家が先行して成立したという特殊性が本当に面白かったです。国家主導で経済発展を最優先に政策決定したために...続きを読む
  • 近代アジアの啓蒙思想家
    アジア諸国の啓蒙思想についてわかりやすくまとめられている。今の中国、日本、台湾、香港の関係を考察する上でも参考になる。
  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    明るい北朝鮮と良く言われるシンガポールだが、実際のところどこまで北朝鮮なのか。

    その歴史の始まりは1800年代と圧倒的に若い。
    歴史がなく、多民族からなる国家だからこそ、強力な連帯が必要となり、
    生き残るためには何よりも経済力が優先されたという点ではむしろアメリカとの共通点が見いだせる。

    ではな...続きを読む
  • 入門 東南アジア近現代史
    東南アジア11か国の近現代史と現状、課題について概観した1冊。各国で宗教、民族が大きく異なり、多様性が特徴のこの地域ではあるが、こうして東南アジアとして括って外観してみると、例えば、EUや東アジアとの違いが浮き彫りになって面白い。(EUは宗教的にも近い、歴史的にも侵略、交流を重ねてきた国々が、一つの...続きを読む
  • アジア近現代史 「世界史の誕生」以後の800年
    アジアの近現代史を大掴みで捉えることができる。
    アジア諸国と同じ道を辿らなかった日本はやはり興味深い。
  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    シンガポール誕生から今に至るまでの歴史を理解するのにちょうど良い。
    赴任、旅行前に読むと旅をより楽しめる。
  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    シンガポールは140年間イギリスの植民地であったが、日本軍に占領され、日本軍の植民地になり、虐殺が行われた。
    そのことが、シンガポール人としてのアイデンティティ確立に働いたといえる。

    経済成長至上主義のシンガポールは、エリート官僚選抜のための教育制度を設立。
    敗者復活もなく大器晩成型の人間にも、官...続きを読む
  • 入門 東南アジア近現代史
    東南アジア各国の土着の頃の話から日本軍占領や冷戦、開発独裁や現在の新興国としての成長などを非常にわかりやすく解説されていて読み応えがあった。現在マレーシアに住んでいるので2018年の歴史的な政権交代後の道筋がどうなるかなど著者の更なる考察など読んでみたい。
  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    シンガポールはリークアンユーのカリスマで保っている国と簡単に理解していたが、大幅に理解の変更を迫られることになった。ある意味では合っていたが、そんなに単純なものではなかった。この本を読むことで、シンガポールという国の厳しい割り切りを歴史を俯瞰することで良く理解することができる。非常に読みやすい本だっ...続きを読む
  • 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
    とっても短いシンガポールの歴史を、
    主に政治、経済成長の観点からまとめた一冊。

    シンガポール在住の筆者ということもあり、
    歴史事実の背景からしっかり調べてあって、
    なぜシンガポールが東南アジアでも独特の国として、進化を遂げ、東南アジア随一の経済先進国としてなったのかが、背景からよくわかる。

    筆者...続きを読む