猪谷千香のレビュー一覧

  • 町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト

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    オガールプロジェクトの斬新さは、「稼ぐインフラ」という異名をとるほどのファイナンスの構造にある。
    (引用)町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト、著者:猪谷千香、発行所:株式会社幻冬舎、2016年、106

    皆さんが町長なら、10年間も塩漬けにされ、一銭も生み出していない町有地をどのように活用していくだろうか。岩手県盛岡駅から電車に揺られること20分ほどで紫波中央駅に着く。まだ、自動改札機が導入されていない駅をくぐり抜け、目の前の信号を渡ると、眼前に「オガール」が広がる。

    「オガール」とは、紫波(しわ)の言葉で「成長する」を意味する「おがる」と、紫波中央駅前(紫波の未来を創造す

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    2022年04月30日
  • その情報はどこから? ──ネット時代の情報選別力

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    情報の取捨選択についての1冊。
    教育に1人1台のタブレットが使われる令和の世に、本の世界のはしっこで仕事をする人間として、伝えていけることはなにかなあ、と。

    情報をアップデートし続けるのは大変だけど、今後はどれだけその波に乗り続けられるかがポイントになるなと思った。人間、常に勉強ということですね。

    中学生からぜひおすすめしたい、読みやすい1冊でした。スマホ、タブレットは使えて当然。そのなかから、情報で溺れる、惑わされることのないように。

    この本では触れられていなかったけれど、tiktokなどのフェイク動画系についても書かれている本はあるのだろうか?

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    2022年03月26日
  • その情報はどこから? ──ネット時代の情報選別力

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    子どもたちにはスマホを持つのと同タイミングで読んで欲しい本。だけど、低年齢で持たせてしまう大人たちほど手に取らなさそうだ。

    認知バイアスにしてもフィルターバブルにしてもそうだけれど、問題なのは子どもや若者ではなくて、何にも考えずに道具を買い与えたり、情報に触れさせたりしている大人世代じゃないのかな。「便利は正義」「双方向性万歳」という空気に流されて、自分の情報受容能力を過大評価してしまった世代のツケがその下の世代に回されている。

    例えば、ウィキペディアでコピペレポートを書いてしまう大学生の問題はもう随分前から指摘されていて、その対策アプリも出回っているのに、まだ書籍で取り上げられるくらいや

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    2021年09月26日
  • 町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト

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    ボリュームたっぷりだった。
    誰がどんな熱を持って革新的な行動をしたか、苦労したかが少しわかった。
    こんなすごいことしてますよーって着飾る感じがなく、情報も豊富で良かった。
    ゆえに読むのが大変でした。

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    2021年01月08日
  • その情報はどこから? ──ネット時代の情報選別力

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    今さら誰もが承知していると思いますが
    ネットの情報は玉石混淆です。

    むしろ”石”の方が多いかもしれないです。

    それでも通常時は分別がつくかもしれない
    ですが、問題は災害などの緊急時です。

    いわゆる「デマ」に冷静に対処できる人
    がどれだけいるのでしょうか。

    普段から情報への感度を養うべき、と
    著者は警鐘を鳴らします。

    一方では面白い提言もあります。
    「ウキペディアタウン」というものです。
    その地域の住民が町歩きをして、その町の
    文化財や観光名所などの情報を調べます。
    そしてその内容のウキペディアを編集して
    その町についての情報発信をするのです。

    地域活性化にもつながるのでは、という

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    2020年08月07日
  • その情報はどこから? ──ネット時代の情報選別力

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    前半のトピックは記者さんならではのもので、大変勉強になった
    後半については、個人的には既に持っている問題意識ではあるものの、大変分かりやすい文章で中高生または大学生におすすめしたい内容

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    2020年03月11日
  • その情報はどこから? ──ネット時代の情報選別力

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    子供の課題図書だったのでついでに読んでみた
    昨今の話題がわかりやすくまとめられて読み易い図書でした
    著者と同年代と言うことで情報の液状化という表現には非常に共感した 広告の仕組みはもちろん理解しているものの非常に巧妙化していることに改めて気づかせられた

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    2020年01月05日
  • ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸――メーヴェが飛ぶまでの10年間

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    ①困難なことほど萌えますし、もし成功すれば簡単に他者が真似できないものになるのも事実です。

    ②小さな企業は他社とは明らかに違う何かがないとすぐに潰れてしまう

    ③この人に見せたいから作るという動機で作品を作ることが多い。

    ④人間はできるようになると出来なかった自分を忘れてしまう。

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    2019年12月01日
  • その情報はどこから? ──ネット時代の情報選別力

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    大手新聞記者を経て現在インターネットのニュースサイトの記者である筆者が、私たちの行動や考えが知らず知らずのうちに偏ったインターネット情報に影響されていないかを問うて情報源をきちんと当たる大切さを記す。

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    2019年08月09日
  • その情報はどこから? ──ネット時代の情報選別力

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    ネタバレ

    ラジオの時代のオーソンウエルズ、ゲッペルスではないけれど、どの時代でもメディアの重要さとそれをめぐるあれこれと訳の分からない話はあるのだなあ。見抜こうと色々するのがリテラシーなのかどうか。うーん。

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    2019年05月02日
  • ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸――メーヴェが飛ぶまでの10年間

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    ツイッターなどでナウシカのメーヴェを再現した人がいる…というのはなんとなく知っていて手に取った。読んでみて、ただの再現ということではなく、実際に飛ぶ飛行機をイチから作るということに込めた思いがよく理解できた。また、それがどれだけ大変だったかも。「飛行機」という具体的な機能のある機械が「アート」になるというのは、読む前にはあまりピンとこなかった。けれど、この飛行機作品に至る八谷さんの創作活動を原点まで遡って紹介してもらうことで、なぜ飛行機を作ったのか、メディア・アートというものでどこを目指しているのか、一端を知ることができた。何より、八谷さんが一つ一つ障害を超えながら夢を実現していくストーリーに

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    2015年02月03日
  • ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸――メーヴェが飛ぶまでの10年間

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    タイトル通りの内容。メイカー系ではなく、メディアアーティストとしての活動。視点が異なっていて興味深い。プロジェクトリーダーとはこういうことなのだ、と理解できる。

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    2014年08月02日
  • ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸――メーヴェが飛ぶまでの10年間

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    著者はポストペットを生み出した人だと知り驚いた。
    風の谷のナウシカで主人公が乗っていたメーベを実際に作ろうとここ見た10年の記録をまとめた本。

    正直題名からは、もっと気軽に作ろうと言う感じを想像していたが、実際はもっと骨太でビジネス的な話としてとても興味深く読むことができた。
    また、どんなプロも最初はアマチュアからスタートしているので、志で負けなければいいと言うのは自分の子供にも聞かせてあげたいと思った。

    一つのプロジェクトとして全体を俯瞰して、メーベを作る方法を考えている点や、実際にパイロットを募集して合格者にハンググライダーの講習を受講させる箇所等は、ビジネスで成功するには色々考えて落

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    2014年05月21日
  • ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸――メーヴェが飛ぶまでの10年間

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    誰もが、一度は夢に見、想像したことがあるでそぅ。
    『風の谷のナウシカ』に出てくるメーヴェに乗って、
    ナウシカのよぅに、空を自由に飛んでみたぃな~と。

    本作品は…、そんな夢に向かって、本気で取り組み、
    本当にメーヴェを作って、空を飛んでみよぅといぅ、
    オープンスカイ・プロジェクトの10年間の軌跡です。

    単純に…、このよぅな取り組みって、大好きです。
    公的機関や大学のプロジェクトじゃない点もよぃ。
    (ちなみに…、ジブリ公式プロジェクトでもなぃ)

    プロジェクトの企画から初テストフライトまでの、
    大きな一区切りまでの足跡が語られておりますが、
    読んでいて、なんとも心地よぃ気持ちになれます。

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    2014年03月16日
  • ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸――メーヴェが飛ぶまでの10年間

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    アート作品の、メーヴェ型の飛行機を実際に飛べるよう製作していく経緯を追いかけた本です。いま日本では飛行機をつくっているエンジニアはほぼ一人もいない(!)んだとか。その中で旅客機などではない飛行機を、実際につくって飛ばすまでの大変さがよく伝わってきました。
    「飛行少年」とはよく言うけれど、飛ぶことに憧れるのって男の子っぽいなと思っていました。が、お正月の凧揚げが非常に楽しくて、風をつかまえるとか風に乗ることへの憧れが少しわかった気がしたのでしたー。

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    2014年01月05日
  • ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸――メーヴェが飛ぶまでの10年間

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    YouTubeで見て興味を持ったので読んでみた。1/2模型からハンググライダータイプを経てジェットエンジンによるジャンプ飛行という、10年越しの計画だったのね。いやこれは凄い仕事だ、尊敬します。

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    2013年12月22日
  • ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸――メーヴェが飛ぶまでの10年間

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    ネタバレ

    チェック項目4箇所。「今、日本では、民間用の航空機は年間何騎くらい製造されているでしょうか?」。日本が第二次世界大戦で敗戦してから、乗り込んできた連合国軍最高司令官総司令部「GHQ」によって飛行機は破壊され、製造はもちろん、研究すら禁止されました、これが、「航空禁止令」と呼ばれるものです。航空の歴史を知れば知るほど、「戦前の人たちが、こんな素晴らしい無尾翼機を作っているのだから、戦後の僕たちだって作れるはず!」と思いました、ちょっと大げさかもしれませんがオープンスカイの目的のひとつは、一旦途絶えた日本の飛行機の系譜を継ぐことなのかもしれません。その世界のプロが、経験による先入観ゆえに気づかない

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    2013年10月22日
  • 美術業界を蝕む女性差別と性被害 ギャラリーストーカー

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    ネタバレ

    後半、帝国主義と美術界における問題とが関連しているという意見の紹介に関してはぐっと興味をひかれた。なるほど。
    街中に何気なく飾られているパブリックアートの裸婦像に、疑問を感じたことなんてなかった。そんなもんでしょ、と思考停止していた。確かに違和感は感じていたはずなのに。


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    2024年10月26日
  • ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸――メーヴェが飛ぶまでの10年間

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    なんとなく興味で読んだが、ホリエモンや糸井重里が出てきて驚いた。何でも裏で繋がっているな、というのが感想。

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    2022年12月10日
  • その情報はどこから? ──ネット時代の情報選別力

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    ネタバレ

    どこにでもいる善良な人たちが、ネットリテラシーの欠如ゆえに加害者となってしまうのはなんとも不幸な話。SNSが悪いということではなく、拡散された情報の真偽を適切に判断して人命救助に役立てる人もいるので、そちらをしっかり見習いたい。Wikipediaは、たしかに概要を掴むのには便利だが、引用文献にWikipediaが記載されたレポートや論文は、正直なところ不安を覚える。

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    2021年04月08日