あらすじ
私たちはいつの間にかインターネットと毎日繋がっています。知らず知らずのうちに行動や考えがインターネットに影響されているかもしれません。たくさん流れてくる情報に惑わされないために大切なこととは。
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Posted by ブクログ
情報の取捨選択についての1冊。
教育に1人1台のタブレットが使われる令和の世に、本の世界のはしっこで仕事をする人間として、伝えていけることはなにかなあ、と。
情報をアップデートし続けるのは大変だけど、今後はどれだけその波に乗り続けられるかがポイントになるなと思った。人間、常に勉強ということですね。
中学生からぜひおすすめしたい、読みやすい1冊でした。スマホ、タブレットは使えて当然。そのなかから、情報で溺れる、惑わされることのないように。
この本では触れられていなかったけれど、tiktokなどのフェイク動画系についても書かれている本はあるのだろうか?
Posted by ブクログ
子どもたちにはスマホを持つのと同タイミングで読んで欲しい本。だけど、低年齢で持たせてしまう大人たちほど手に取らなさそうだ。
認知バイアスにしてもフィルターバブルにしてもそうだけれど、問題なのは子どもや若者ではなくて、何にも考えずに道具を買い与えたり、情報に触れさせたりしている大人世代じゃないのかな。「便利は正義」「双方向性万歳」という空気に流されて、自分の情報受容能力を過大評価してしまった世代のツケがその下の世代に回されている。
例えば、ウィキペディアでコピペレポートを書いてしまう大学生の問題はもう随分前から指摘されていて、その対策アプリも出回っているのに、まだ書籍で取り上げられるくらいやらかしちゃう子がたくさんいるのか??とすれば、それは大学生の問題というより、レポートを書かせる先生方の指導不足じゃないのかなと。
砂糖やガソリンと同じで、その便利さに飼い慣らされて容易に手を切れない存在になっているのが、情報端末。使いこなして賢くなったつもりがGAFAのハムスターになりさがっている現状を、自覚しつつ距離を図るか、無自覚なまま溺れるか。
とりあえず、ん?これ、何次情報??どこ情報???何が目的???と突っ込みを入れるクセを身につけることと、人に喋る前に裏をとること。紙媒体の情報とのバランスをとること(ただし、紙媒体もやらかす時があるのを忘れずに。STAP細胞の時はひどかった)。コロナでインフォデミックが生じていることが指摘されている今だから、余計に大切なことだと思う。
Posted by ブクログ
今さら誰もが承知していると思いますが
ネットの情報は玉石混淆です。
むしろ”石”の方が多いかもしれないです。
それでも通常時は分別がつくかもしれない
ですが、問題は災害などの緊急時です。
いわゆる「デマ」に冷静に対処できる人
がどれだけいるのでしょうか。
普段から情報への感度を養うべき、と
著者は警鐘を鳴らします。
一方では面白い提言もあります。
「ウキペディアタウン」というものです。
その地域の住民が町歩きをして、その町の
文化財や観光名所などの情報を調べます。
そしてその内容のウキペディアを編集して
その町についての情報発信をするのです。
地域活性化にもつながるのでは、という
提案です。
ネット社会はこんな活用方法もあるの
です。
Posted by ブクログ
前半のトピックは記者さんならではのもので、大変勉強になった
後半については、個人的には既に持っている問題意識ではあるものの、大変分かりやすい文章で中高生または大学生におすすめしたい内容
Posted by ブクログ
子供の課題図書だったのでついでに読んでみた
昨今の話題がわかりやすくまとめられて読み易い図書でした
著者と同年代と言うことで情報の液状化という表現には非常に共感した 広告の仕組みはもちろん理解しているものの非常に巧妙化していることに改めて気づかせられた
Posted by ブクログ
大手新聞記者を経て現在インターネットのニュースサイトの記者である筆者が、私たちの行動や考えが知らず知らずのうちに偏ったインターネット情報に影響されていないかを問うて情報源をきちんと当たる大切さを記す。
Posted by ブクログ
ラジオの時代のオーソンウエルズ、ゲッペルスではないけれど、どの時代でもメディアの重要さとそれをめぐるあれこれと訳の分からない話はあるのだなあ。見抜こうと色々するのがリテラシーなのかどうか。うーん。
Posted by ブクログ
どこにでもいる善良な人たちが、ネットリテラシーの欠如ゆえに加害者となってしまうのはなんとも不幸な話。SNSが悪いということではなく、拡散された情報の真偽を適切に判断して人命救助に役立てる人もいるので、そちらをしっかり見習いたい。Wikipediaは、たしかに概要を掴むのには便利だが、引用文献にWikipediaが記載されたレポートや論文は、正直なところ不安を覚える。
Posted by ブクログ
一次情報が大切だということ、アナログな情報にも目を向けること。など改めて説明している感じ。新たな発見は特に無く、あっさり読破してしまった印象がある。なんでも拡散しちゃう人たちにとりあえず読んでほしい。