松平千秋のレビュー一覧

  • ホメロス イリアス 上

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    初読ではそこまでピンときませんでした。が、色々読んでみて、年をとって戻る先はここでした。個人的原点にして最高点です。

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    2020年09月19日
  • ホメロス オデュッセイア 上

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    ネタバレ

    現代でも様々な作品で登場するアテネやゼウス、ポセイドンなどの神話世界の人物や、セイレーン、サイクロップス、スキュラなどの怪物が紀元前の世界ではどのように扱われているかを知れる。

    物語の展開力も凄い。どんどん気になってページが進む。紀元前の時代の作品だと少しなめていた自分が愚かだった。

    上巻では苦難が続く話がメインで、後半での逆転劇に期待してしまう。

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    2020年09月09日
  • ホメロス オデュッセイア 下

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    物語の大切な要素が散りばめられている。
    困難に負けない。
    容易に信じない。
    悪事はバレる。
    いわれなき報復は避ける。
    低い身分こそ試金石。

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    2020年05月20日
  • ホメロス オデュッセイア 上

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    『イリアス』よりもエピソードに富んでいることから、とても読みやすい。もちろん『イリアス』の続きの位置づけなので、そこからくる読みやすさもある。

    訳者あとがきは本文を読み終わってから、読むと味わい深い。『イリアス』との文献学的な違いなどが話題になっているからだ。

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    2020年05月19日
  • ホメロス イリアス 下

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    最後はしみじみと終わる。
    戦とはなんなのか、と静かに問う姿勢があるようにおもう。

    メモ
    ・年齢の上下に尊崇がある
    ・ゼウス、ポセイダオン、アイデスの3人の生きる世界は、日本神話との共通性がある。完全ではないが。
    ・アキレウスの武具を作る場面が秀麗
    ・ホメロスとは、盲人という意味

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    2020年05月19日
  • ホメロス イリアス 上

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    イリアスとは、都市イリオス(トロイ)の歌の意だそうだ。神を巻き込んだ、複雑な争いと力関係が描かれている。愛する女性の所有が争いの元だが、一度始まった争いは、休戦の機会が度々あるものの、勢いは止まらない。

    通読にはある程度の慣れが必要。最初に訳者のあとがきを読んでから、各歌の冒頭のあらすじを頭に入れておくとスムーズ。

    メモ
    ・神が身近で人間臭い
    ・神の世界では男が立てられているが、女性も相当な存在感を持っている
    ・元が口承文学であったことが随所に窺われる
    ・肉弾戦の描写が生々しい
    ・倒した相手の武具は奪う

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    2020年05月15日
  • ホメロス オデュッセイア 上

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    ネタバレ

    松平訳はギリシャ劇の形式はやや犠牲にしながらも,この大切な作品の真髄を今の私達に読みやすい形で提供してくれる。

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    2020年02月29日
  • ホメロス オデュッセイア 下

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    ネタバレ

    聖書とコレを読んでおけば、西洋の小説やハリウッド映画のほとんどのストーリーは入っているんじゃないか、と思えるほどのプロトタイプ。

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    2020年02月29日
  • ホメロス オデュッセイア 上

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    最初はくどい文章で読みにくく、途中でやめようかと思ったが、読み進めていくうちにハラハラ・ドキドキするほど面白くなり、睡眠時間を削っても読みたくなるほどだった。

    これは面白い!
    面白いだけではなく、自分や他人の人生の振り返りと、今後の戒めに役立つ。
    古典の中でも名作中の名作と言える。

    読むべしっ!

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    2019年12月29日
  • ホメロス イリアス 上

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    何世紀も口承のみで伝承・発達させられてきた人類最古の文藝の一つ/戦争=個人的恨みなしに集団で武器を持って闘う伝統は紀元前二十世紀にすでにできていた。男たちの胸に勇気を吹き込むのは神々で、戦いの目的を「正義のため」などと幼稚なことは言わない、勝つのが正義。ヘレネーの危機には駆けつけるとの約束はあるが、実のところパリス靡いているらしいので、むしろギリシャの面子の問題/総大将アガメームノンは英雄アキレウスの面子を損ね、彼は女神である母に訴えた…/トロイの戦士も戦闘前の凶兆にも怯まず「祖国のために戦う、これ以上の吉兆があるか」

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    2021年01月28日
  • ホメロス オデュッセイア 上

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    イリアスと並び称されるホメロスの大叙事詩。オデュッセウスの試練の冒険譚と、その家族の苦難の物語が並行して展開され、尽きることない面白さです。これも、もっと早く読んでおけばよかった。

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    2016年05月15日
  • ホメロス イリアス 下

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    大英雄叙事詩の下巻。アキレウスが立ち上がり、トロイエ方を追い詰め、悲劇的な喪失を与えるまでを活写します。

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    2016年04月03日
  • ホメロス イリアス 上

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    ギリシャ古典中、屈指の大英雄叙事詩。長く読めておりませんでしたが、ようやく読んでみました。もっと早く読むべきでしたね、血湧き肉躍る名作でした。

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    2016年04月03日
  • ホメロス オデュッセイア 下

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    『イリアス』と違った英雄譚。戦記ものというよりは大いなる旅路と家族愛が描かれていて、クライマックスにかけては思わず感情移入してしまう。あと他の人も書いてますが、酒を飲み肉を喰らいたくなる描写がそこかしこに…笑

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    2016年01月23日
  • ホメロス イリアス 上

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    解説にもあったとおり、現代でも素晴らしいスピード感とメタファーから織り成される物語。これぞ文学、と唸ってしまいました。

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    2015年07月11日
  • ホメロス イリアス 上

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    リリシズム漂う大叙事詩である。引き締まった構成、緻密な描写は圧巻で手に取るようだ。ギリシアの神々は気まぐれで聖なる神のイメージは覆る。英雄たちや人びとの戦いと心の葛藤もよく描かれている不朽の名作である。ホメロスさんありがとう。

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    2015年01月14日
  • ホメロス オデュッセイア 上

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    オデュッセウスの帰国の旅とその妻に群がる求婚者たちそれぞれの情景は生き生きと描かれている。極上のエンターテインメントでもある。女神との悦楽を捨て、巨人を痛めつけ、最後には手管も使い、妻の求婚者たちを打ち滅ぼすのが爽快である。息子テレマコスの存在も大きい。夫婦愛・親子の愛も優れて感じられる。二千数百年語り、読み継がれてきた不朽の名作である。

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    2015年01月14日
  • ホメロス オデュッセイア 上

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    イーリアスで息子自慢ばかりしていオデュッセウスを軸とした家族の物語。

    イーリアスでは男同士の生死をかけた戦を描いたが、こちらは異境をまわり、化け物にも相対する冒険譚 。

    話しの展開的にはイーリアスより読みやすい気もするけれど、
    トロイア戦争の知識がないと楽しめない気がする。

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    2013年01月10日
  • ホメロス オデュッセイア 上

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    トロイヤ戦争後のオデュッセイアの冒険談。やたらややっこしい名前の神やら怪物やらが登場してきて、登場人物(?)の把握に往生しますが、オデュッセイアは運命の赴くがままに旅を進めます。ギリシャ神話の知識がないと、流石にきついかも。

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    2013年01月04日
  • ホメロス オデュッセイア 下

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    トロイヤ戦争後のオデュッセイアの冒険談。やたらややっこしい名前の神やら怪物やらが登場してきて、登場人物(?)の把握に往生しますが、オデュッセイアは運命の赴くがままに旅を進めます。ギリシャ神話の知識がないと、流石にきついかも。

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    2013年01月04日