関根眞一のレビュー一覧
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苦情処理のプロが自らの体験とそこから得た知見から、相手心理の奥底までを読んで交渉する術を分かりやすく書いている。以下に備忘録として、クレームの「基本的対応」と「注意事項(事を大きくしてしまう可能性のある行為)」を記載しておく。
■「基本的対応」:①非があれば、真摯な態度で謝罪する。②お客様の申し出は、感情を抑え素直に聞く。③正確にメモを取る。④説明は、慌てず冷静に考えてする。⑤現場を確認する。⑥対応は迅速にする。⑦一般の苦情客を、クレーマーに仕立てない。⑧苦情対応は平等に。
■「注意事項(事を大きくしてしまう可能性のある行為)」:①非を認めない。②言い訳をする。③責任を転嫁する。④苦情を聞 -
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著者は、元百貨店の「お客様相談室室長」。お客様相談室とは、要するにクレーム処理班のことらしい。百貨店勤めなんて、楽そうに見えるが、この本を読むと結構きついことが分かる。百貨店は金を持っているので、ヤクザや、金品目当てクレーマーにとっては格好の標的。ちょっとでも弱みを見せたら、ハゲタカのごときやつらに餌食にされる。しかも、実際の現場では、この手の輩のみでなく、まともなクレームの処理(不良品の交換など)も必要であり、「まともなクレーム」と、「まともでないクレーム」の分別も必要。これを瞬時に嗅ぎ分け、まともでないやつらと交渉し、被害を最小限に留める必要がある。いやはや、大変な世界です。
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ネタバレ成果主義ですかね?
目の前の数字だけを気にしてると後で痛い目に遭う!
と、
いうことを、
今という過去に理解できるか?
できなければ未来において失敗し、
できれば未来において成功を収める!
さてさて、
モード館を切り盛りしてるリアムさんはどっちに転べちゃうのかな?
と、
思ってるとお客様相談室にモード館にクレームが入る。
強気すぎる売り方に疑問があると。。。
で、
登場したのは美輪明宏さんですな笑
ちょっと、
強引な感じがしますが収束するこの問題。。。
ちょっと、
厳しいなぁ。。。
ゆえに、
5巻で終わった感じがしますね。
と、
4巻では、
マイ畳の話も出てきます!
正座は何分できますか?
っ -
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謝るお仕事のお話 お客様窓口は誰もが配属されたくない部署だ。お客様のクレーム対応に日々追われ、やりがいや喜びを感じられない職場だと感じている主人公 周りの人は変わり者でクレーマーを上手くあしらうことを喜びとするような人や怒られるのを楽しんでいるふうな人も登場する 日常的な雰囲気を醸し出しつつも漫画ならではの設定も無駄に盛り込む本作。主人公の思ったことを口に出してしまうというはた迷惑な設定のせいで問題は大きく発展し、周りの人がフォローに走り、大惨事を免れるというパターンを見せられ、主人公はストーリーテラー、展開づくり盛り上げ役(盛り下げ役)といった役回りでほぼ魅力がない 一話完結形式で読みやすく
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企業のお客様対応のプロである著者が、企業で行われている対応方法を教育現場にも生かせるはず、という内容で実践マニュアルを紹介している。
いくつかは以前から学校現場でも既に言われてきたことではあるが、学校以外の社会経験の少ない教員にとっては有為な内容だと思う。
例えば保護者対応には、
・相手の体面を立てるように話す
・真摯に相手の話を聴く(傾聴)
・相手が感情的な時は、間を空ける
・必ず学年団や学校内の組織と情報の共有化を図る
などの方法をとることで、保護者からの「クレーム」は有為な情報共有の機会となるのである。
教員の対応次第で「モンスターペアレント」なるものはいなくなるのである、筆者は述べ -
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百貨店の「お客様相談室」などで様々な苦情・クレームに対応してきた著者による、教育現場における保護者からの苦情対応術について。保護者が苦情をわざわざ訴えてくる背景、他業界も含めた苦情の対応事例などが紹介されている。
納得できる部分が多かった。いつか先輩の先生が「初期対応を間違わなければモンスターペアレンツなんて出来ない」と言ってたが、まさに同じことが「クレーマーとは、そもそもの実態があるわけではなく、苦情を受ける側の対応力の不足から後天的に作り出される存在なのではないでしょうか」(p.39)と、第一章に書いてあった。第二章では保護者の心理について書いてあるが、もし保護者が間違っていた時でも、 -
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<目次>
はじめに
第1章 追いつめられる教師たち
第2章 保護者は苦情を”やむなく”言っている
第3章 保護者対応マニュアル「基本編」
第4章 保護者対応マニュアル「実践編」
第5章 苦情対応力の強化に「ロールプレイ」
第6章 状況別マニュアル
第7章 苦情対応の最新情報
最終章 サービス業として開きなおれ!
<内容>
デパートの苦情対応係を長年やり、現在はサービス業関係の苦情対応を指導する仕事をしている著者が、日本教育新聞に連載していた「教師」の苦情対応の仕方を述べた本。タイトルの通り、今や教師は”聖職”でなく、サービス業の一環であり、今後保護者は本当の“モンスターペアレ