アルトゥール・ショーペンハウアーのレビュー一覧

  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

    購入済み

    厭世主義の紹介

    ショーペンハウアーは厭世主義を展開したことで広く知られている。本書ではその紹介がなられている。個人的な意見としては、ショーペンハウアーによる仏教の解釈の説明が不十分に感じた。

    #深い

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    2022年12月01日
  • 幸福について―人生論―

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    まだ若いからこの調子で人生がずーっと続くと勘違いしてしまう

    あっという間に年取って死ぬまで、後悔がないように生きねば

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    2021年09月22日
  • 幸福について―人生論―

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    頭に思い浮かんだことをダーッとすべて書きなぐったような面白い文章。文章を書きながら思考が猛スピードで止まらずアドレナリンが出ているのが伝わる。凄く独りよがりな感じで、私は結構好きだった。たまにこの没入感に浸る為に手に取ります。

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    2018年07月14日
  • 幸福について―人生論―

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    精神の貧困と空虚とから起きる『退屈』。そこを埋めようと招き入れてしまう『不幸』。 教養を積み、精神の「貧困」を解消する事が真の「富裕」 なによりも、健康に勝る幸福なし。“外部評価を得ようとする『虚栄心』ではなく、内発的な自分自身に対する評価を持つ『誇り』を。” 突き詰めると、『孤独へのススメ』と読めなくもない。。 読後から少し時間が経っても未消化の部分は多いが、心に留めようと貼った付箋の数もまた多い一冊。

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    2016年07月24日
  • 心に突き刺さるショーペンハウアーの言葉 人生、孤独、悩み、恋愛ほか

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    哲学者の物の見方というのは常人のそれとは、言い方を変えると”ずれている”と思います。ずれているから物事の本質を捉えられるのかなとも思います。この本に書かれているショーペンハウアーの言葉は読んでいて心が温まる感じがします。正に、”読んでおいて、損はない!”です。

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    2014年11月20日
  • 幸福について―人生論―

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    哲学者だけど、哲学になじみがない人に向けて書いたそうなので、読みやすい。何度も読みたくなる本でした。「幸福は人間の一大迷妄である」と裏表紙にはある。かといって、それを求めることを否定していない。ただ、どんな幸福を求めるべきか、そしてそのための我が身のあり方はどのようにするべきかを説いている。ちょっと長ったらしいなと思う点もあるが、そこは老人の繰り言ということで。

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    2014年02月04日
  • 幸福について―人生論―

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    ネタバレ

    晩年の著書『筆のすさびと落穂拾い』の『処世術箴言』という編がこの書にあたる。
    内容が濃いこともあり、全体の流れを掴むのに二度、何かしら自らの生活に生かそうと思えば三度は読む必要があるかも。

    彼のは、幸福を求めるより不幸を避けるべきであるという考え方。
    だから享楽を求めたり、期待しすぎてはいけない。
    これは結構大事なことだと思います。

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    2012年12月21日
  • 幸福について―人生論―

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    徹底的に斜に構えた姿勢の割に、とても誠実な読者への姿勢に、くすりと笑える一冊。
    和訳もよいのだろうか、とても読ませる文体だった。
    人間の悩みの時代を越えた普遍性に気づいて、少し心が軽くなる。

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    2012年09月29日
  • 幸福について―人生論―

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    頭の中のもやもやをハッキリと書いてくれていて、とても助かった本。
    虚栄心と誇りが違うこと。喜びはなんてことない時に起こるもの。享楽は消極的な意味合いなどなど。
    孤独を感じる時、苦痛を感じている時、「でもこれがいいんだ!」と思わせてくれる一冊。

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    2012年06月15日
  • 幸福について―人生論―

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    ネタバレ

    三ヶ月ぐらいかけてゆっくり堪能。徹底した厭世ぶり。人が幸福なのは不幸でない状態だとする彼の考え方は自分のそれと同じため、読んでいて気持ちよかったです。
    快楽や物質や名誉を得るよりも苦痛を回避するべき。それはこの本に書かれていることであり、自分が普段実践しちゃってることです。そのため筆者によれば自分は幸福なはずです。そうなのかな。ふむ。そうなのかもしれない。
    でもでも顧みれば自分が失ってしまったものはあまりにも多い気がします。幸せなぶぶもあればそうじゃない部分もありますね。幸せなんてやっぱり定義しにくいですね。
    なかなか興味深かったです。
    ショーペンハウアーの孤独は言い訳がましいな。

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    2014年08月19日
  • 幸福について―人生論―

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    哲学書を読む楽しみは、個人的に二つあります。

    ひとつは自分が何度か考えたことのある問題を、名のある哲学者たちも考えたことがあったのだと発見すること。

    もうひとつは自分がこれまで一度も考えたことがない問題を指摘され、世界の見方が一変するときです。

    本書は前者に当たります。

    幸福は「モノの所有」と「他者との関係」では規定できません。

    欲しいモノを手に入れたとしても、手に入れた途端、また新たに欲しいモノが出てきます。いて欲しい人と望ましい関係を築いても、また別の人との関係を望むようになります。

    しかも病気になってしまえば、欲しいモノや築きたい人間関係以前に、ただただ健康であることを望むよ

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    2012年05月01日
  • 幸福について―人生論―

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    ぎっしりとしている内容で、訳文も読みやすい方ではなかったですが、しっかりとした興味深い思想書でした。

    厭世的でやや虚無的な傾向があり、生きる方にポジティブではないかと思います。その為自分なりの思考やら考えやらが定まってからの方が、この本に踊らされちゃいそうな気も。

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    2012年10月23日
  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

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    ショーペンハウアーの思想について簡潔に解説している入門書です。

    ショーペンハウアーの主著である『意志と表象としての世界』は、カントの二元論の枠組みを継承しつつ、表象にもとづいて理解される世界を超えたところに、無目的な意志に突き動かされて活動する人間の真実を見ていました。彼は、生きようとする意志の奴隷であることから自由になることをめざし、芸術と共苦の意義についての考察をおこないました。

    多くの人びとはこうしたショーペンハウアーの思想を、ペシミズムの世界観とみなしてきました。インド哲学にも親しんでいた彼は、意志の否定によって悟りの境地に到達することをめざしていたということができます。近年の反出

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    2025年05月01日
  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

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    「人生とは苦しみである」とか「他者と関係しながら働く事は基本的には不愉快なことである」みたいな似非アフォリズムが私の頭を支配する。つまり、現状をネガティブに表象することで分かったような諦観で自己暗示し、傷を深めないように防衛する手段だ。これは私の悪い癖の一部なのだが、似たように悪い癖をもつ哲学者がいた。一緒にするにはレベルが違い過ぎるが、ショーペンハウアーその人だ。

    自分の頭で考えないようになるから、読書なんてやめてしまえ、みたいな彼の読書論は、衝撃的だった。読書を楽しみ始めたばかりの若い私は、必死でこれへの反論を考えた。考える事の矛盾に気付き、自分の頭で考えないなんて言いがかりが間違いで馬

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    2025年01月27日
  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

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    人生は本質的に苦しみ。生きる苦しみから解放されるためのドイツの哲学者ショーペンハウアーの求道的論説。この時代には珍しいインド哲学の影響。欲望からの解放。納得いくところとよく分からないところがあった。全体的に悲観主義の雰囲気が色濃く、ちょっと気が滅入るのと、幸福についての本には男尊女卑の考え方が含まれている、など残念だった。あんまり合わないかも。反出生主義、意志の否定、…もうちょっと楽しく生きさせてほしいと思った。ショーペンハウアー的にはこれが究極の幸せということなのかもしれないが。。

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    2024年06月21日
  • 幸福について―人生論―

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    1年以上かかって、ようやく1人旅をきっかけに読みを終えることができた。大学に入って哲学に興味を持って哲学書になるものを初めて購入したのが本書であるが、結論から言うと私はそこまで哲学には夢中になれない。この本は数多の古典的な哲学者に比べて比較的平易だし、自分の好きな哲学者だからスイスイ読めるかと思いきや読み進めていくと疲れてくるし、イライラしてくる。理由としては、論理的に解決することが不可能であると思われる課題に立ち向かっていくという哲学の本質上仕方のないことだが、どうにもこうにもややこしすぎる。そしてややこしいのに解決しきったとは言い切れない。ここが哲学の特徴であるが、自分はこの点が少し馴染め

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    2024年01月27日
  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

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    ショーペンハウアーさんは苦悩の人生を送り、若いころの求道の哲学と、年とってからそれにもとづいた処世の哲学を生み出しました、みたいな感じ。ちょっとまじめに読みすぎてるのではないかという気がする。女嫌いの話はなさそうで残念。「注意してほしいのは、この書物には男尊女卑や人種差別が含まれていることだ」ぐらい。

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    2023年01月02日
  • 幸福について―人生論―

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    ショーペンハウアーのパルレガの「処世術箴言」の部分の全訳。原著には「幸福について」という題は無い。
    他人に期待しないで、適度にやんなさいよ、という内容だと読みました。

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    2019年03月09日
  • 幸福について―人生論―

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    多少読みにくいが,随所に綺羅星の如く珠宝の言葉多数.

    幸福は容易に得られるものではない,幸福をわれわれのうちに見いだすのは至難であり,他の場所に見いだすのは不可能である.

    幸福が「われわれのあり方」すなわち個性によってはなはだしく左右されることが明らかである.ところが大抵はわれわれの運命すなわち「われわれの有するもの」あるいは「われわれの印象の与え方」ばかりを計算に入れている.

    人間の幸福に対する二大敵手は苦痛と退屈である

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    2018年10月09日
  • 幸福について―人生論―

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    人生とは、幸福とは何かについて。学生時代のおすすめ本だったが気がするが、やっと読んだ。学生時代にはわからなかっただろう価値観かなあ。「他人の生涯に起こった痛快な出来事を羨む人は、そのことの重要性を認め得る才能を持っていると認識すべき」「主観と客観の両面で考えること。景色が美しくてもレンズが曇っていれば劣悪なものとなるし、その逆も然り」「ことさらに民族や文化を主張することは、個人の特性に欠けることを表しているようなものだ」

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    2016年07月20日