アルトゥール・ショーペンハウアーのレビュー一覧

  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

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    ショーペンハウアーの思想に興味があり、まず手に取った本。ショーペンハウアーの生涯や旅路を知り、どんな人物だったのかを理解した上で、ショーペンハウアーが考えた哲学を学ぶことが出来た。とてもショーペンハウアーの思想についてわかりやすく伝わる本だった。興味が持てた部分についてはショーペンハウアーの著書を読みたいと思った。著者のおわりにの文章が非常に良かった。ショーペンハウアーの思想を学び、色々と考えた自分の背中を押してくれるような温かな文章だった。

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    2024年06月11日
  • 幸福について―人生論―

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    大人になるにつれ、幸せについて考えることが増えて、でもそれがうまく言葉で定義できず、哲学者の力を借りようと思い読み始めました。自分の考えてる幸せと答え合わせもできてとても良かったです。重なる部分もあれば、そうかな?と思う部分もあり、読むのに少し時間がかかってしまいましたが個人的にはとても学びがあった本でした^^バイブルとして何度も読み返したい。

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    2024年01月12日
  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

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    ショーペンハウアーの思想を筆者の意見を出来るだけ交えず簡単に説明された本
    ショーペンハウアー入門に最適である

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    2023年12月03日
  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

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    ショーペンハウアーの哲学。
    筆者は特任教授を務める梅田孝太博士。
    専門は哲学・倫理学、クリティカルシンキング。

    ショーペンハウアーの哲学は2冊目だが、1冊目は正直あたまに入ってこなかったし上澄を舐めただけのようなもので自分には響かないものだった。
    ショーペンハウアーと言えば幸せについてのようだが、幸せの裏側や側面には孤独があり、今回読もうと思うきっかけは孤独についてであった。

    そんなきっかけで、たまたま手にした梅田孝太氏の著書だが思いのほか良かった。いや、私にはとても良かった。
    いきなり哲学ではなく、ショーペンハウアーの生い立ちと人となり、人との関わりと哲学、ここから入っており哲学は少なめ

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    2023年06月08日
  • 幸福について―人生論―

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    中年にもなり、会社生活定年も見える年になると、自分の生きざまを振り返り、哲学に教えを請いたくなるものだ。
    ずいぶん前のWBS スミスの本棚で紹介されていて、その後すぐ購入した。その番組後、この本は注目され一気に注文が殺到したとも聞いた。ずいぶん温めて、読んだもんだ・・・
    さすがは哲学者、どう生きるかを教えてくれる。
    ・幸福になるというのはなるべく不幸にならないということ。大きな不幸がない人は幸福だという。
    ・真の勝者は、名誉を争う諍いで攻撃されたら、無視する。
    ・不合理なことに絶望するのは良くない。後々、問題は再検討を受け、論究の的となり大抵結局正しい判断が下される。
    ・なるべく誰にも腹を立て

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    2023年03月24日
  • 心に突き刺さるショーペンハウアーの言葉 人生、孤独、悩み、恋愛ほか

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    商業主義的な切り抜き動画の体裁を取りながらも、それがショーペンハウアーのものならば、断片的に触れられる事すら至高。ショーペンハウアーのアフォリズムを全身で味わう。

    早朝、本を開く。箴言を読む。
    ゆっくりと、単語の連なりを噛み締め、それが血液のように全身に行き届く感覚に浸る。

    厭世的な世界観さえ乗り越え、静謐な孤独の境地で世俗に取り込まれぬ思想生活を送りながら、穏やかな処世術にも触れる。人生を芸術作品の域に到達させ、自らを色彩の一部としてメタ認知する。

    ーすべての欲望の根底にあるのは、動物や人間にもともとその本性からつきまとう不足、欠乏そして苦痛である。その一方で欲しいものがいとも簡単に得

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    2023年03月19日
  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

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    メモ:
    今、ショーペンハウアーを読む意義の一つは、人生の勝負からいったん離れて、人生とはそもそも何なのかを客観的に考えることができるような、哲学的な思考空間を頭の中にしつられることができるということにある。

    彼の示した哲学は、とりわけ現代人が必要としている「心のケア」になりうる。

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    2022年09月23日
  • 幸福について―人生論―

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     ショーペンハウアーは十九世紀のドイツの哲学者であり『意志と表象としての世界』という浩瀚な哲学書も残している。だが彼の名を世に知らしめたのは『パルエルガ・ウント・パラリポメナ』と題された数々の随想集であった。本書はその中の最大編「処世術箴言(生活の知恵のためのアフォリズム)」の全訳であり、名文家ショーペンハウアーの魅力を余すところなく伝える好著となっている。
     ショーペンハウアーは人生の価値を「人のあり方」「人の有するもの」「人の与える印象」の三つに分け、「人のあり方」に絶対的な価値を置く。「大抵の人が自己の本質そのものよりも、他人の頭脳に映じた自己の本質の映像にむしろ関心をもっている」という

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    2019年07月02日
  • 幸福について―人生論―

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    人は不幸になったら急に過去の平凡な日々を憧れる…つまり、何事もなく終わった一日を幸せと思えるかどうか、これがこの本の要点だったと思います。
    視点を変えれば基本的に私たちは幸福な毎日を過ごしていたのですね。

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    2016年03月18日
  • 幸福について―人生論―

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    スミスの本棚で本谷有希子が勧めていて
    興味を持って読んだ。
    ショーペンハウアーと言えば哲学者だが
    この本は非常に読みやすい。
    幸福に関する考察はとても的を得ているので
    目から鱗の箇所が多かった。
    彼自身について言えば晩年は幸福ではなかったので、後半は少し陰鬱な感じはあるが多くの事を学べる本。

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    2016年03月11日
  • 幸福について―人生論―

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     購入してから随分長い間積読状態だったが、いざ読み始めたらその面白さに一気に読み切ってしまった。
     人生を知り尽くしたとでも言わんばかりの的確な考察が多く、現代でも十分に通用する。とても160年も前に書かれたものとは思えない。曰く『幸福に対する二大敵手が苦痛と退屈』、曰く『他人の意識のなかに起きることなど(中略)どうあってもかまわない性質のもの』などなど。ところどころに現れる毒のある表現にもニヤッとさせられる。
     全体として”一切皆苦”に代表される仏教的な考え方が強いと感じながら読み進めたが、解説を読んでその謎が解けた。
     久しぶりに良書に出会えた。

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    2014年05月10日
  • 幸福について―人生論―

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    幸福とはなにか、伝えていることはシンプルだが、シンプルなことほど伝わりにくい。長く丁寧な文章の繰り返しで、筆者の思うことを伝えようとしている。
    随所にあふれるシニカルな表現が心地よい。

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    2013年10月06日
  • 幸福について―人生論―

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    職場や友人などの人間関係の悩ましさについて、あれやこれや愚痴っていたら、「これを読むといいよ。きっと今のお前に響くことがたくさん書いてあるから」と、父が私に差し出した本。。。差し出されて、即効で数ページ流し読みしてから、ぐいぐいと世界に引き込まれ、まるで、たった今の私のためにあるような本ではないかっ!と、うなづいたり、開眼したりしながら夢中で読んだ。初めて出会った、自分にしっくり来る哲学書。この本に響いた人たちとなら、本当の意味で親しくなれる気がする。

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    2012年09月30日
  • 幸福について―人生論―

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    30歳を過ぎた頃に読むと、その後の人生が変わるかもしれない本だと思う。それ以前に読んでおくのも良いと思うが、それが本書に記されていることを行動として起こせるのだろうかと思ってしまう。30にもなれば、人生についてある程度の見解が開けてくる。その中で本書に出会うことで、さらに人生に幅を持たせ人間らしい人生を歩んでゆけるのではないかと思う。ただ著者に真似て言うならば、読んだからと言って変われるひとばかりではないと言うことだと思う。

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    2012年05月14日
  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

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    人生を苦と表現した仏教的な部分もあるが、哲学者は思考や考え方に囚われ真理に目覚めているわけではないので惜しい感じもします。

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    2025年11月23日
  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

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    「内面の富」を追求してから物事に触れたり考えたりする。『読書について』でも「本で読んだ他人の思想は、他人の食べ残し、他人が脱ぎ捨てたお古にすぎない」とショーペンハウアーは述べている。知ることと実感することは解像度が変化する。「〜したい」ということは生きるための欲求なので必要なことではあるが、まずは人格形成から育てて、軸をつくる。そして、それを元にして行動することが大切なんだと解釈しました。まだ理解できていないところもありますが、彼の哲学は今でも生きるものだと再認識しました。

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    2025年06月02日
  • 幸福について―人生論―

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    難しくて分からないことが多かったです。でも、面白く読めました。孤独な私には耳障りのいい言葉が多かった気がします。

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    2024年10月12日
  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

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    ショーペンハウアーと言えばペシミズムのイメージで、彼の肖像画からも見えるように人生に絶望してる老人のイメージだった。
    実際はそこまででもなく、新しい生き方や哲学を模索し、彼自身も老後を楽しく過ごしていたらしい。過去に闇落ちしたアニメや漫画の主人公の老後みたいな感じでかっこいい。

    ただ、「生きる意思」を必死に抑制した所で何も本質的な解決にはならないような気もした。欲望に従ってそこそこ成功するのが1番幸せそうな気もする。実際お坊さんとか金の亡者で肉食いまくってるし、、、

    「生きる意思」が人間の逃れられない本能なら、それに逆らうことは苦痛を伴うんじゃないの?
    作者が「おわりに」で、わたしは幸せで

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    2023年04月07日
  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

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    「意志の否定」の考え方は難しいが、
    生の本質は苦しみである→欲望には限りがないから、より幸せになろうとするより、苦しみを少なくすることこそ幸せになる上で必要だ、というのは分かりやすい。
    自分の考え方に近いところもあり、ショーペンハウアーの書籍そのものにも触れてみたいと思った。

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    2023年02月14日
  • 今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く

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    100ページ余りというちょうど良い長さで人生についても著書についても思想についても触れられていて、わかりやすい本でした。
    「人生の本質は苦しみ」「心豊かに生きるために欲望をあきらめることで苦悩を少なくしようという思考法」というのは非常に共感できるものでした。

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    2023年01月08日