アルトゥール・ショーペンハウアーのレビュー一覧

  • 幸福について―人生論―

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    「幸福について」だって。なんでこんな捻りもユーモアも無いタイトルにしたのだろう?昭和33年の編集者の感性かな?

    幸せとは状況ではなく状態なのだろう。究極は悟りの境地ということなのだろうか。

    特に、第4章「人の与える印象について」と第6章「年齢の差異について」はとても面白い。著者のシニカルなユーモアを存分に楽しめる。逆に第5章「訓話と金言」は引用ばかりで面白みに欠け退屈だから読み飛ばしても構わない。

    旧約の「伝道の書」がお好きなようだ、度々引用されている。ところで本書p44に“つとに『伝道の書』が「知恵の上に財産をかぬれば善し。しかれば日を見る者どもに利益多かるべし」〔旧約『伝道の書』第八

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    2014年09月10日
  • 幸福について―人生論―

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    ネタバレ

    日帰り旅行のお供に。
    移動メインなので結局ずっと読んでた……。

    理解できれば、今でも通じる不変的なこと書いてあるんだけど、
    哲学書によくある回りくどい・難解な表現で目が滑る滑る……。
    でも、例えとかはわかりやすかったかな。
    じっくり読み込めば、何が言いたいかちゃんと理解できる。

    人の幸福って、いつの時代も変わらないんだなと思った。
    幸せってモノじゃないんですよ。

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    2013年08月22日
  • 幸福について―人生論―

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    哲学者・ショーペンハウアーによる『処世術の手引き』。
    タイトルは“幸福について”だが、中身は“いかにして不幸をさけて通るか”がメインだった と、思う。

    共感できる場面は多々あったけれど、この全てを現代に当て嵌めるのは、ちょっとどうだろう?
    書かれた当時は是なりとされていたことも、今では時代錯誤だったりして。まあ、「昔はそーだったのね」くらいに思って読み流すべし。

    それでも大概は、人生について真を穿った箴言・警句の数々。
    哲学者はひたすらストイックである。厭世的である。人間嫌いである。孤独が好きである。
    でもこれ読んで思ったが “寂しがり屋”な人間はどうすりゃいいんだ・・・

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    2013年05月22日
  • 幸福について―人生論―

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    哲学って、もっと難しいイメージがあったんだけど、これはとっても読みやすい。
    言いたいことが平易にかかれているので、頭にすらすら入ってくる。
    ただ、やっぱり幸福とは本人の気の持ちようなんだよな、と、私の中で完結しました(笑)

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    2013年03月31日
  • 幸福について―人生論―

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    著者の言いたいことがスラスラと頭に入って来なかった。ただ、これほどの文章を書けるほど、しっかりした哲学を持っているのはすごいと漠然と思う。

    幸福とか享楽は消極的・否定的な性質のものと論じられていたけど、それでも追い求めてしまうのはなぜ?このことについての解決法も多分本文中に書いてあるのだろうけど、頭の中で消化しきれず、わからず終いだった。何度も読み直さないと。

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    2013年03月25日
  • 幸福について―人生論―

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    哲学書は滅多に読まないし苦手な分野だけど、今までの中では読み易い本でした。時間をかけてじっくり読み込めば、もっと深く読み取れるような気がします。けど、やっぱり哲学は苦手なようです。
    じっくり読書出来る環境で、哲学初級?という人に薦めます。

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    2012年04月16日